同機の最大の特徴はセンターにタテ3連チューリップが搭載されていること。両サイドを含めると盤面には全部で5個のチューリップが並ぶ。チューリップ好きにはたまらない構成となっている。
手打ち式の実体験がある50歳以上の中高年には、青春時代に遊んでいた回想効果が生まれる。回想効果とは過去の懐かしい思い出を語ったり、誰かに話したりすることで脳が刺激され、精神状態を安定させる効果のことで、パチンコから遠ざかっているオールドファンを呼び込むこともできそうだ。
3連チューリップの特徴は、下のチューリップから先に入れると、下のチューリップが閉じても上のチューリップから入れると再び下のチューリップが開くこと。オールドファンにはこの機構も懐かしい。すべてのチューリップが2回開きとなっているので出玉感も味わえる。
動画を見れば分かるように、チューリップに玉が入って玉が増えるパチンコ本来の楽しさがここにある。試打した機種はチューリップの賞球が15個なので玉持ちも良く、玉がじわじわと増えていく。
ただ、オールドファンには一つ残念なことがある。昔のチューリップ台は連続で2回入ると、もう1回チューリップが開いたが、現在の許可基準ではその機能が封じられているのはちょっと寂しい。
遊び方としては天からのぶっこみのGOチャッカー狙い。初心者でも分かるように矢印が付いている。ここから玉が役物の中を3つの方向に流れ、真ん中に入ると3連チューリップが開き、サイドに入るとサイドのチューリップが開く。真ん中に入る確率は50%。両サイドがそれぞれ25%となっている。
タイプは5&7&15とオール10の2機種。各店の営業スタイルに合わせて選べる。玉持ちがいいので、ここは1パチよりも4パチで使いたい。昔は普通機は4円で運用していたことを考えると、4パチ復権の切り札となることも期待できる。お客さんに出玉感を味わってもらうなら5&7&15がオススメ。
手打ち式のノスタルジーの中にも、いくつかの新機軸も搭載されている。3連チューリップ入賞が大当たりで、この時軽快な音楽が流れる。楽曲は軍艦マーチ、ウィリアム・テル序曲、カルメン前奏曲、草競馬、天国と地獄の5曲の中から、ボタン操作で自分の好みの音楽を選曲できる。やっぱり軍艦マーチを聴くと気分が高揚する。
大当たりした時は、ハンドル部分のLEDが七色に光るA-gonフラッシ機能で、手打ち式コーナーの訴求度を高める。
また、発射音(ボタン長押しで4種類)も自分の好みでチョイスできる他、他入賞では(東京ブギウギ、敷島艦行進曲)流れる。この辺りが平成の手打ち式パチンコともいえる。
普通機は得てしてゴトに狙われやすいが、磁石、電波、振動センサーが搭載されているので、セキュリティー対策も万全だ。
ゲージ構成はオーソドックスなものに仕上がっている。普通機を触ったことのない店長でも簡単に運用ができる。
運用方法としてはバラエティーに1台を導入するのではなく、4台ぐらいは導入して手打ちコーナーをアピールしたい。ハネモノコーナーがある店舗では、ハネモノコーナーの延長線上に手打ち式を設置するのもいいだろう。
この手の機種は定量制で使いたい。終了した時の達成感もある。
注意点としては機械代を早期回収したいホールは導入しないこと。スリープユーザーの来店動機を促すための動線として活用したい。
手打ち式は一発一発穴を狙う本来のパチンコの醍醐味がある。技量が問われ、自力感もあるので、オールドファンだけでなく若年層の開拓にもつながるかも知れない。
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