パチンコ日報

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スタートの削り過ぎが演出と確率のバランスを崩し台の魅力をぶち壊す

ハンドルネーム「通りすがりの元メーカー卸」さんは、開発に携わっていた元業界人。遊技機を活かすも殺すもホールの使い方次第との見解を持つ。



以下本文





ホールの対応で台の性能(期待感)を変えることができると思います。



パチンコもパチスロも同じなのですが、抽選方式が皆さんが考えている完全確立の方式とは違うのです。



大工の原さんの時代の雑誌に出ていた大当たりの説明にルーレットのような円があったと思います。このルーレットが基準になります。



私が開発していた時代はそうでしたが、日電協や保通協の解釈の変更がなければこのままです。



まずパチンコでは、1000円辺りのスタート数を落とすと限りなく確率の収束が遠くなるということです。またそれに伴って演出の頻度(期待している)が変わる(悪い方向に)ことです。



今のホールでおきていることは、演出と確率のミスマッチによる台の陳腐化ですね。スタートを削りすぎて、メーカーが期待するバランスを崩したために単調になる。通常、確変中一緒です。台を壊しているともいえます。



一方スロットでも演出にはおなじことが言えます。レア子役が当選することで期待感の演出になりますが、今の台ではレア子役が”空気”となっています。体感的にあたりの当選までが長く一度のレア子役では期待できる演出に感じなくなっているのです。



パチンコは、スタートはボーダーに近く大当たりの消化時間を長くするなどで初当たりまでの演出を生かす。



パチスロは、3、7、9の日の旧イベント以外で中間設定以上を使い、レア子役の期待感を見せ付ける等が、「帰りに寄ってみようかな?」につながると考えます。



常々思うのですが、自分が開発をやめてからの動向を見ていると、監督官庁としてはあきれて業界の縮小を狙っているように見えます。



パチスロが5号機になっても一部の解釈を変えることで爆裂化を目指す姿勢を見て、パチンコではその前の基準での期待値としての日当が3万~5万の台から30万のガロにしたことで、「遊技客がついてくるならやってみなさい」的な考えで拡大解釈を許したのではと思います。



メーカーの開発姿勢がこのようになるのも致し方ないと思います。



メーカーにとってのお客はホールです。ホールの利益にどう貢献するかが重要で、遊技客は稼動を維持する手段ともいえるからです。



萌え系やキャラクター物で液晶を作ることを進言した際、「ギャンブル性が高くないとだめで、萌え系やキャラクター物はすぐ終わる」といわれました。



このような体質のままきてしまったのではないかと思います。



そうそう、前記のメーカーも今では台のキャラクターの女の子が液晶に鎮座しています。(見ていないことを願います)





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