パチンコ日報

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儲けた時に賃貸ビルを買ったところは強い

都内のホール企業に投資している投資家の話だ。第三者の立場でホール企業を見ていると色々なことが見えてくる。



「儲かった時に、オフィスビルや商業ビルなどの不動産を買ったところは、賃貸収入が入るので強い。それに引き換え、儲けにつながらないところにカネを掛けすぎたところが今、苦しくなっている。朝銀信組が破たんした時にメガバンクへ切り替えられたところはいいが、中小は資金繰りに困った。ノンバンクからおカネを借りているところは金利負担も大きい。新台が希望台数通りに入らない店舗は、機歴の問題だけではなく、会社の信用がないことも要因の一つだ」



このオーナーの目線はさらに鋭く切り込む。



「節税対策で身内を役員にしているホール企業が少なくない。一切働いてもいないのに、役員賞与を払っている。ぶら下がっている親族が多すぎる」



とあるホールのオーナーは3人兄弟だ。妹を役員にしているのだが、妹の旦那さんも役員にしただけではなく、妹夫婦の子供までが役員としてぶら下がっている。妹家族は全員が役員となっているわけだが、会社に出てくるわけでもなく、仕事も一切やっていない。親も子供も働くことを知らない環境で育っている。



彼らは贅沢な生活に慣れきっているので、会社の業績が下がろうとも、役員報酬はきっちりと取って、生活のレベルを下げることができない。



パチンコは日銭が入るので、客さえ来ればいくらかのおカネは入って来る。日銭商売でなければ資金ショートして潰れるホールはもっと多いはずだ。



「大手のタワー館も今は昔ほど儲かっていない。ビルオーナーの中には今まではパチンコホールを積極的に入れていたが、下手に入れすぎてホール企業が倒産した時に、設備の撤去費用の負担が怖いので、最近は尻ごむようになってきた。郊外に不動産を持っているオーナーもホールと飲食店や物販の複合をやっていたケースがあったが、パチンコ客が他の店舗の客にならないことも分かったきた」



こんなことを書くとパチンコ日報の目的が分からない、と業界関係者から批判されそうだが、要は未だに無駄なカネを親族のために使っているホールがある、ということだ。



そのあたりを見直さないと客離れは止まらない。







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