日本は現在の1億2000万人の人口によって内需が見込めるために、内需と輸出のバランスが取れている。人口5000万人弱の韓国は内需市場が小さいため、輸出に頼らざるを得なかったが、50年先、60年先の日本は韓国と同様に国内向けだけでは日本経済が成り立たなくなって来る。
家電メーカーのパナソニックは、省エネ家電だけではなく、ソーラー発電を含め、家丸ごとエコモデルハウスを作り、さらにエコタウンを丸ごと海外に売り込もうとしている。
人口減に伴い国内市場だけでは企業の発展は望めないので、海外へ出て行くしかないが、パチンコの場合は海外では法的問題もあり、パチンコやスロットを輸出することは難しい。
もっともこれはメーカーサイドから見た話だが、ホールチェーンを海外で展開することも同様に難しい。
それならば、やはり海外からの観光客を取り込まなければならない。
3月28日、29日の2日間に亘って羽田空港で開かれた「羽田インターナショナルアニメミュージックフェスティバル」に都遊協がパチンコ島を出展して、日本のアニメがパチンコ機にも多数使われていることをアピールした。

これは各国のアニメ好き、日本好きの海外のシンガー、アイドルたちが集結してコンサートを開いた企画の一環。外国人観光客にパチンコをアピールする格好の場にもなった。
何よりも重要なことは、机上の空論より、まず、このように行動を起こすことだ。
海外からの観光客が訪れるのは東京だけではない。大阪や京都の観光・ショッピングスポットには日本人より外国人の方が圧倒的に多いケースもある。
京都のホールからは英語や中国語で書いた遊技説明がないか、との問い合わせがあった。
仙台のホールからは外国語で説明しているホームページを業界で作るべきだとの意見が寄せられた。
業界人でも意外と知られていないのが日遊協のホームページにはすでに、英語、中国語、韓国語で書かれたパチンコ・パチスロの遊技説明がある。

これは日遊協のホームページから入らなければならないわけだが、「PACHINKO」で検索したら外国人向けにパチンコの遊び方を解説した専用のホームページが必要になってくる。
それを全日遊連が組合事業として作成してはどうか。
遊び方は動画で見せた方がより分かりやすい。
こういう提案には必ず批判が集中するが、それも一理ある。1000円が2~3分で消えるゲームを外国人に勧めることはできない。もっともっと遊びやすく、おカネがかからいゲームにしなければいけない。
カジノは東京オリンピックに間に合うかどうかはかなり微妙だが、パチンコは後5年で本来の遊技に戻れ。

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