コメントを読まない人もいるので業界内では様々な波紋が広がった。
中には「3店方式はグレーのままが一番いい。変なことを書いてヒントを与えるようなことはしないで欲しい」と怒りをぶちまけていたホール関係者もいたようだ。
カテゴリーはリトンエソウ東京支社となっているので、古くからの読者はエイプリールフールネタと分かるが、最近の読者は信じ込んでしまう。
パチンコ業界でグレーといわれている3店方式と同様にグレーゾーンなのが釘調整だ。警察の見解は無承認変更に当たるということで釘調整を禁ずれど、ホール側からすれば昔からの利益コントロールで、欠くことができない釘調整を違法といわれながらも止めることはできない。
「所轄の担当も新台検査でゲージ棒を通すのが面倒くさいという声が上がっている」と話すのは警察関係者。所轄が新台検査を面倒くさいと思っているのと同様、ホール側も実はスロットの様に設定で利益コントロールできた方がありがたい。
一人前の釘調整担当に育てる手間だけでなく、その調整した結果が果たして企図した通りにできたかどうかを検証することもホールには面倒なことだ。
警察も釘調整は違法というのなら、釘調整が一切できない機械に規則を変えればいいのである。5年以内に釘調整が不要な機械を作れ、と。
釘調整がいらないパチンコ機はかつてユニバーサルから発売されたことがある。頭脳はスロットで、設定によってスタートのチューリップが開いて、スタート回数を自らが制御する優れものだったが、時代が早すぎてあまり受け入れられることはなかった。
加えて、ユニバーサルに特許使用料を払いたくない、という思惑も当時はあった。
それに匹敵するような釘調整が不要のパチンコ機をメーカーも本腰で開発してはどうか。
日本のメーカーは優秀だ。
オイルショックや排ガス規制によって燃費が良くて排ガスがきれいな車を世界に先駆けて開発した。スパイクタイヤ規制によってゴムだけでも雪道で滑らないタイヤを作った。
規制をきっかけに新たなモノづくりにチャレンジするのが日本のメーカーの特徴だ。
これと一緒で釘調整がいらないパチンコ機を開発すればいいのだ。
下位メーカーでも起死回生のチャンスが訪れる。
パチンコメーカーの意地を見せて欲しい。
渋釘で客離れにストップをかけることもできる。今こそ釘調整不要のパチンコ機が求められる。

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