パチンコ日報

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東京五輪にホールが協力できる第二弾

東京オリンピック期間中は外国人観光客に対して、都内のホールはトイレを自由に使ってもらえるようにアピールしよう、という主旨のエントリー。都内のホール関係者からさっそく反応があった。



オリンピック開催までまだたっぷり時間はあるので、都遊協としてこのトイレ解放を取り組むように、働きかけたい、ということだ。



この後、理事会に諮られるようだったら、それはそれで続報をお伝えする。



実はトイレを開放して欲しいというのは、トイレ不足が懸念されるため、都の関係者からの要望だった。



その際、懸念されるのが、外国人はパチンコ店が18歳未満の立ち入りが禁止されていることを知らないことだ。



トイレを開放した場合、子連れでトイレを借りに入ってくることも考えられる。



こうしたケースでは、トイレ利用の外国人に限っては18歳未満の子供が入っても、行政は特例として処罰をしないことが求められる。



オリンピックは東京都の問題なので、その辺は都と警視庁の裁量でどうにでもなる。



そもそも、トイレ開放はオリンピックでやってきた外国人客対策なのだから、融通を利かして欲しいものだ。



都内のホールがオリンピックに協力できることは、トイレだけに止まらない。



東京オリンピックは7月24日から8月9日までの17日に亘って繰り広げられる。ここ最近は猛暑日に襲われることも多い。熱中症対策が必要になってくる。



ホールには無料のウォーターサーバーを提供しているケースも少なくない。エアコンの効いた室内で、冷たくて美味しい水が無料で飲めることもアピールすることができる。涼しい部屋で冷たい水を飲めばクールダウンもできる。



海外では水は買って飲むのが当たり前になっているが、冷えたミネラルウォーターが無料で飲めるとなると、ウォシュレット同様、外国人から見たら驚きの目で見られるはずだ。



まさに「おもてなし」の精神だ。



ここまでは、ホール側の努力だが、メーカーにも一肌脱いでもらいたい。



例えば、英会話ができるスタッフのホール派遣だ。



ホールで英語が話せるスタッフを雇うことは難しい問題なので、パチンコのことを聞かれてもすぐに受け答えができるスタッフを教育してホールに派遣する。



日本のパチンコ文化を外国人に伝えることは、結果的にはメーカーのためにもなることだ、と書いてはみたがこれは実現しそうもない。





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店長試験には合格しなくても稼働を上げる店長待遇

転職の年齢制限を見ると会社の希望としては35歳ぐらいが限度ともいわれている。40過ぎると、その年齢だけで書類審査から落とされる。専門職の技能があれば、事情はまた変わる。



そういう状況で50を過ぎれば、転職は非常に厳しい年齢だ。それがたとえ店長職であろうとも…。



55歳になるAさんは、幸運にも店長待遇で転職することができた。部長が紹介で引っ張ってきた。前職での実績を見ての判断だった。



店長といえば、当然釘も叩けなければいけない。Aさんは、もちろん釘の技量を持っているが、この会社ではさほど釘を重要視していない。



基本釘ができれば、日々の営業はスタートの開け閉めだけだからだ。



このホール企業では店長になるには試験に合格しなければならない。試験項目の中には当然、計数管理が含まれている。



例えば、あるスタート回数で、TYがこれぐらいなら、1日の利益はどれぐらい上がるか、というような問題なのだが、Aさんはこの計数管理試験に何度かチャレンジしているのだが、試験には落ち続けている。



計数管理の筆記試験に合格しないから、店長待遇で扱われているのだが、Aさんがやってきて、店の稼働は徐々に上がり続けている、という。



筆記試験には合格していないが、確実に稼働を上げるという店長の役目はきっちり果たしている。



筆記試験は満点でも現実問題として、稼働を上げられない店長はいくらでもいる。



会社としての優先順位は、店長試験に合格することではなく、店の稼働を上げることだ。



理想は店長試験も合格して、稼働も上げられる店長を育てることだ。



Aさんには、お客さんを惹きつける何かが備わっている。



部長はAさんのその何かを見て「盗め」と店長たちに檄を飛ばしているが、目に見えるものではないので、店長たちはただただ戸惑うばかりだ。



パチンコホールは、店長産業産業ともいわれるように、店長が変わると業績も大きく変わることが往々にしてある。



ボーダー理論やカチカチ君を使って打つユーザーもいるが、今のパチンコを支えるシルバー層は細かい計数管理しながら打ったりはしない。



「自分がお客さんの立場に立って物事を考えることです。それを一つずつ実行していけば、自ずと稼働は上がるものです」とAさんは多くを語らない。



計数管理も大事だが、お客の立場を忘れてしまった店長が多すぎる。今の状態で店長が自分の店で打ちたくなるかどうかを考えれば、自ずと答えは出てくる。







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採用した社員の手首にリストカット跡があったらどうしますか?

パチンコ業界は慢性的な人手不足が叫ばれて久しいが、日本の労働人口が減る中で、あらゆる業種の労働力が不足して来る。



ということは、面接に来てもらえるだけでも、ありがたいと感じなければいけないのだが、働いてみないとその人の良し悪しは分からない。



ホールで20代の女性スタッフを正社員として採用した。履歴書には健康は良好と書かれていたので、問題ないと判断した。



長袖の制服から半袖の制服に変わった時に、その女性の素性が現れた。



手首には無数のリストカットの跡があったのだ。それを見るたびにお客さんが引いた。ある意味刺青以上にインパクトがあった。



鬱の状態になることもあり、働いていても、体の動きが遅くなり、表情も笑顔はない。



接客業務には向いていない。ホールのイメージも悪くなる。かといって、それを理由に辞めてもらうことはできない。



接客が不向きであるのなら、他の部署への配置転換をしなければならない。



採用担当者は後悔したが後の祭りである。



捨てる神あらば拾う神あり。



鬱にならなければ、カワイイ顔をしているので、男性には持てた。



めでたく社内結婚。今は産休に入っている。



会社を退職したわけではないので、復帰することはあり得る。採用担当者は内心ビクビクしている。



こういうケースでは会社はどういう対処をすればよかったのか?



「病歴は聞いていいものと悪いものがあります。面接時にHIV、B型、C型肝炎の情報を収集することはできないことになっています。精神面の病歴は聞いてはいけないと思われがちですが、明らかに業務の遂行に支障がでる場合が多いので、採用時の面接では、精神疾患を含めた過去の病歴を確認することは原則認められています。ホールで病歴を聞いているケースはほとんどありませんが、エントリーシートに最近かかった病歴のチェック項目を作って、記入してもらえば、それである程度対処できます。病歴があるにもかかわらず隠していた場合は、自己都合で退職してもらうことはできます」(社労士)



では、産休後の復帰についてはどうなのか?



「やはり、産休に入る前に、事前に復帰条件を決めておくことです。遅番や土日は入れないとなれば、プログラムを決めたり、早番しか入れないのであれば、アルバイトとしての雇用になるなど、事前の取り決めが必要です」(同)



実際にリストカットの社員やアルバイトに遭遇するのは珍しいことではない。



「以前にリストカットの社員を採用してしまったことがあって、それからは、面接で刺青とリストカットの確認は必ずやっています。こういうことは一度経験してみないとその対処方法も分かりません」(ホール人事課長)





今回のケースでは全てが後手後手に回っているが、何事も事前の準備が肝要である、というケーススタディだった。





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遊技機の投資家を集めるアイデアは面白いが…

遊技機の投資家を集める、というホールオーナーのアイデアに対してハンドルネーム「打算ですが」さんから、「アイデアとしては面白い」とのコメントが寄せられた。ただし、結論的には…



以下本文





〉人気のある機械は自分で買い、人気のない機械は投資家を集める。



一見ホールにばかり都合良い話ですが、導入前評価での話なら、投資家にも十分な魅力を作り得ると思います。



例えば、導入前評価としては、スロットリングも『不人気』でした。



しかし、蓋を開けて見ればSISを目安として平均で台粗利7000以上で2ヶ月以上運用しうる機械で、中古機相場でもまだ525000円つけています。



つまり機械投資42万・回収90万以上ですから、48万以上2ヶ月ほどで儲かることになります。



他にも、おしおきピラミッ伝、仮面ライダー甘、麻雀格闘倶楽部など事前評価での不人気台が転売込みで高い利益を生み出す事は、珍しく有りません。



逆にミリオンゴッドZEUSや秘宝伝太陽など、ビックタイトルが転けたケースは導入直後に中古機相場5万を下回り、粗利も取れませんから、人気機種の方がハイリスクだと思います。



問題は、3つ。



(1)折半について



概算ですがホール1:投資家4 くらいで投資家の取り分を多くしなければ、リスクも込みで判断した場合投資家にメリットが無くなります。



(2)設定や調整について



家ぱちの代わりに台を買いたい投資家もいると思います。しかしその場合、設定や調整、台確保に口出しできてしまうと、お客様間の公平性を損ないます。



(3)運用について



何処に、何台配置し、どのくらいの利率でどのくらいの期間運用し、いつ転売するかと言う判断の良し悪しにより、その台の稼ぐ利益が10~20万くらい簡単に変わってきます。当然、その辺りの条件は投資家が口出しできるべきですが(そうしないと利益を取らず投資家に損させる事が簡単にできてしまう)そうなると今度はホール側が外したいタイミングで外せなくなり、不利益になります。



トータルで見た場合は、やはり機種選定をしっかりやった方が良さそうですね。





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5号機の試験方法の変​更により、本当にパチ​スロ業界は悪くなるの​か

4号機に規制が入らなかったら、パチスロ業界はどうなっていたのだろうか?



個人的な意見だと、4号機に規制が入って良かったのではないかと思っています。4号機の爆裂機であった吉宗や北斗の拳を深追いして、消費者金融にいった若者はたくさんいて、あのまま4号機が続いていたら、お客様がもたなかったと思います。



爆裂機の4号機から穏やかな5号機に移行したことは、長い目でみれば、決してマイナスだとは思わなかったのですが、時代は繰り返し、穏やかだった5号機も次第にAT機による爆裂機へと変貌していきました。



パチスロをあまり打たないパチンコジャーナリストたちが今後のパチスロ業界に対して危惧していますが、今のタイミングで試験方法の変更により、純増1枚ちょっとに戻ることはパチスロが遊びやすくなるので、今後のパチスロ業界を考えれば決してマイナスだとは思っていません。



今の純増2.8枚前後のAT機は特化ゾーンからの事故待ち、コイン単価もエスカレートしていき4円を越すようになり、ベビーユーザーくらいしかAT機を打てなくなっている現状があります。



パチンコがMAX機全盛になり、ユーザーが疲弊して、4円パチンコを打つお客様が減っていたのと同じような道のりを今のパチスロのAT機も追っていたように思えます。AT機の押忍!サラリーマン番長の客付きの悪さをみると、今のAT機は決して良い方向に向かっているとは到底思えない。



5号機は純増2.0枚前後の押忍!番長2や初代のモンキーターンの頃の時代が一番良かったのではないかと思いますが、試験方法の変更により、コイン単価が3円を切るようなユーザーに優しい純増1枚ちょっとの設定看破を楽しんだ新鬼武者の時代まで戻ることは決して悪いとは思えません。



スペックダウンしたからといって、直ちにユーザーがパチスロから離れるものではなく、コイン単価が大幅にアップしたことによって、ホールが新台に過度な期待をして、過剰なまでの新台入れ替えにより機械代金の回収のために設定をキツくして、お客様から粗利を多く取ることの方がパチスロ離れを加速させてしまうと思います。



試験方法の変更により検定を通過する機械がスペックダウンになり、ホールが新台入れ替えを減らした分を出玉に還元することが、遊技人口の減少に歯止めがかかるのではないかと思っています。



また、試験方法の変更により、天井そのものが廃止されることを危惧している業界人も多くいますが、1,000ゲームの天井があると、20スロだと天井まで3万円以上かかってしまうので、3万円以上持っていないと天井のあるART機をなかなか触ることが出来ませんが、天井がなくなれば、天井を気にすることなく数千円だけでもART機を触ろうと思えるので、かえってパチスロの敷居を下がることから、パチスロを打つユーザーが増えるのではないかと思っています。



とにもかくにも、試験方法の変更によりパチスロがどのような方向になろうと、我々ホールは決められたルールの中で出来る限りのことをするだけです。





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