パチンコ日報

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地方ホールが始めた大衆娯楽営業の原点で、稼働が回復

都会に比べ、稼働の低下が著しい地方のホールが、新しいパチンコホール作りのチャレンジを始めた。



当該ホールは行政指導に基づき、一物一価を徹底した結果、パチンコの稼働平均が7000~8000発まで落ち込んでいた。その立て直しが始まったのが1月の下旬からで、2カ月近く実施した結果、稼働は2万発近くまで戻ってきた。



地域の稼働率では2番手、3番手にまで回復してきた。



それまで歯牙にもかけなかった全国大手の関係者もこのホールを視察して、研究するようになっている。



ジワジワと営業方針が顧客にも伝わってきている。最終的には2万4000~2万5000稼働を目指している。



目標稼働が安定した時点で、中身の詳細を発表する予定だ。このやり方を広めるために、フランチャイズ構想も視野に入れている。



パチンコは「娯楽」といいながらもフィーバーの登場以降は、すっかりギャンブルの様相を呈している。



4円を打とうと思えば相当な覚悟とおカネがなければ、遊べない。



タイガーマスクを打っていて、5000円が15分で消えようとした時だった。その人はアポの時間まで20分あったので、一勝負のつもりだったが、最後の最後で大当たり。慌てて500円を追加して、1時間半あまりで16連チャン。



6万円あまり勝ったが、約束をすっぽかすことに。



「きのう5万円負けていたので、何とか取り戻せた」と安堵を浮かべるが、打つのはもっぱら4円のMAX。会社を経営しているので小遣いは一般サラリーマンよりゆとりはある。



こんなお客さんばかりなら、パチンコ業界もさほど衰退はしないだろうが、サラリーマンの小遣いでは遊べない娯楽を娯楽とはいわない。



前出のホールが拘るのは、業界が失っている「娯楽」産業としてのパチンコだ。



「宝くじの売り上げが減少しているが、その打開策と1等の最高金額が前後賞合わせて6億円になった。1人だけが大勝ちして当たる確率がどんどん少なくなっている。やっていることが逆だと思う。当選金額を1000万円にして、当たる人を多くするのが大衆娯楽だと思う。パチンコも当たるチャンスがバランスが悪い。そこを改善していくのが新しいチャレンジ」



行政指導で貯玉再プレイの手数料を取ってはいけないことになった。



一見、お客には優しい、と思われるがそれも逆。



等価交換営業が結果的にお客の懐には優しくないように、手数料を取らない分、低下交換では釘が閉まって行く。



大衆娯楽の原点に立ち返るため、このホールでは貯玉再プレイシステムを使うことを止めてしまった。



スランプのない15割営業の実現。



これがポイントだが、もちろん、こんなことだけでは新しい挑戦とはいえない。



詳細を発表する日も間近だ。





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