パチンコ日報

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コンプライアンス違反で倒産しないために

帝国データバンクの調査によると、コンプライアンス(法令順守)違反が原因で倒産した企業が、平成24年度は過去最高の200件以上に上ったことが分かった。



コンプライアンス違反で倒産とは、どういうことかというと、これが原因で取引や融資を打ち切られるからだ。



では、どういう違反が多かったかというと、建設業法や道路運送法など業界を規制する法令に違反した「業法違反」がトップの60件で、粉飾決算57件、資金使途不明金25件とつづく。



倒産に至る背景には各企業が違反した取引先の対応を厳格化してためで、不正を働いた企業と取引していると、逆にその企業が社会から叩かれてしまうからだ。



パチンコ業界は、一般業種と違って許認可業種だ。



遊技機の不正改造や特殊景品の直接買い取り、18歳未満の立ち入りなど風営法違反を起こせば、一発営業許可取り消しになってしまう。



かつては、不正改造が蔓延していた時代があったことも事実だ。



遊技組合の総会で来賓で招かれた警察関係者が一様に不正改造の根絶を訴える時期もあった。



不正改造は厳罰化によって、そういう話はあまり聞かなくなったが、景品の買取問題は地方の田舎へ行くと3店方式がきっちり守られていないケースが残る。



不正改造に比べ、経営者の罪の意識が低いからだろう。



2カ月ほど前、関西で自家買いを行っていたホールが摘発されたばかりだ。法令順守もできないような経営者にはどんどん退場していただくのが、業界のためでもある。



大遊協青年部は総会など事あるごとに、出席者全員が次の6か条を唱和して会議に臨む。





■身近で手軽な大衆娯楽であるために



1.法令を遵守して、健全営業に徹し、ホール経営基盤を確立する。



2.あらゆる不正を根絶し、誰もが安心して楽しめる大衆娯楽を確立する。



3.地域社会との共生をはかり、真に求められる社会貢献活動を推進する。



4.社会責任を強く認識し、暴力等を追放して青少年の健全育成に努める。



5.部会員相互の親睦と他府県青年部の親睦を深め、情報の交流と共有に努める。



6.社会的責任を自覚し、経営者としての資質向上に努める。




これは遊技業者の信条であり、パチンコ店が何のために存在しているかを問うものでもある。



最終的には地域との共生を図り、パチンコ店の存在が地域貢献につながることを目指す。







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