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愛知県ではハネモノの定量制営業は不可

ハネモノを現在主流の等価交換、無定量営業で使うことは、ハネモノの特性を活かす上では土台無理がある、というエントリーを書いたばかりだ。



つまり、3000個とか5000個終了の定量制と低価交換営業で出玉率120%ぐらいで使うことが、ハノモノの面白さを引き出せる営業につながる、と。



さらに、定量制にすることでプロ対策にもつながる、と述べた。



ところが、ハンドルネーム不良店長さんが営業する愛知県では、定量制営業については事情が違うようだ。



所轄に定量制営業についてお伺いを立てたところ、県警本部にまでそのお伺い立てが上がり、定量制営業については条例に基づき「NO」の返答だった。



その理由は以下の通りだ。



愛知県条例の中に以下の文言があります。



「正当な理由がなくて、客の入場若しくは遊技を拒み、または遊技を制限しないこと」



どうも、定量制はこの中の「遊技を制限」することにつながるため、望ましくない、とのことでした。



言ってみれば遊技を店側が強制的に中断させるのが定量制の目的なわけで、「平等に勝たせたる」ことを目的とすると賭博の幇助にもつながりかねないことから、正当な理由には当たらない、とまぁこんなカンジでした。

(こちらもヤブヘビを避けるためにかなり遠回しの物言いになったことは否定しません)



あくまで条例を根拠に言われましたので、他県で同じような条例がなければ定量制は可能かもしれません。



残念ながら条例の改正はかなり難しいでしょうから、あとは法を運用する警察が射幸性を抑える目的のもと黙認という形にでもならない限り、愛知では定量制は不可能と言っていいでしょう。



以上



かつては40個交換、定量制が当たり前だったが、業界の規制緩和、自由化の流れの中で、業界が足並みを揃えて、ラッキーナンバー制から無定量営業へと変遷した。



規制緩和、自由化はいかにも耳障りのいい言葉だったが、最初は他店との差別化のために始まったものだった。



それが、横並びになると差別化の意味もなくなり、逆に40個交換、定量制に戻すことが差別化となるのだが、愛知県では定量制が条例違反になる、という皮肉な現象も起こってくる。



安く手軽に遊べる大衆娯楽を目指すのであれば、定量制の方が釘も優しい釘になりお客さんを遊ばせることができる。



「普通は所轄の係長の判断で裁量しますが、条例で『遊技を制限しないこと』と書かれている以上、定量制はできませんね。これで県警から通達でも出されたら完全にアウトになりますね」(行政書士)



しかし、大衆娯楽とはかけ離れる条例なら変えていけばいいだけの話なのだが。





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