パチンコ日報

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地域、所轄に合わせた営業をするしかない

以前、サービス玉で行政指導を受けたホールのことを取り上げたことがある。



こんなことで行政指導?と思っていたが、別のホールでまたまたサービス玉に関する行政指導が入った。



客からの「特定の客にサービス玉を入れている」との通報が所轄に入った。



警察は店長を呼び出し「本来サービス玉はだめ」との厳重注意をした。



店長は警察がダメだという真意を量りかねた。それは一切ダメなのか、本来はダメという程度なのか。



警察の通達文を読んでも分かるが、断定したものの言い方はあまりやらない。よく使うの「望ましい」といういい回しだ。



面倒になるなら止める。これが業界での処世術だ。



そこで、ホールはサービス玉を一切止めることにした。



今までサービス玉をもらっていた客からすれば、面白くない。なぜ、サービス玉を止めたのか理由を聞かれ、「ご当局からの指導に基づいて…」と説明した。



それに納得しない客が「ふざけるな! どうしてサービス玉がいけないのだ」と所轄に怒りの電話を入れた。



面白くない警察は店長に「どういう言い方をしたのか。サービス玉を中止にしたのは誰の判断か」と説明を求めた。



咄嗟に「サービス玉は本来やってはいけない行為なので独自の判断で行いました」よ答えた。



「警察が止めろといったので、止めました」といいたいのをぐっと飲み込んだ。



こういうときは決まって「望ましい」という言い方をする。



今回改めて店長は思った。



「ホールによっても、所轄によっても指導が違う。同じ灰色でもすべてが同じ色ではない。時には灰色がピンクに見えることもある。隣町がよくてもわが町はダメ。地域、所轄に合わせた営業をするしかない」と諦める。



その所轄も課長が代わると内部も変る。



ある所轄は新台入れ替え検査のたびに、ホールからビール券20枚を受け取っていた。



店の方も店長が代わると申し送り事項の一つにビール券のことは入っていた。



ところが、所轄の課長が代わってから、ビール券を受け取らなくなった。本来、ビール券は所轄の方から要求されたものだった。



ビール券はホールが始末書を書くことで一件落着した。



その所轄はビール券だけではなかった。



担当が「夜勤の時食うラーメンがないんだよね」といえば、ホールも手ぶらで帰らせるわけにはいかない。



景品用のカップヌードルを1ケースを帰り際に、「トランクを開けてください」といって押し込んだ。



そういうことが全国にまん延していた。全国で警察の不祥事が明るみになり、一時期、警察は綱紀粛正を行ったことがあった。



組合の総会に警察が来賓で出席する。総会後の宴会にも警察は出席していたが、綱紀粛正後は宴会には出席しなくなった。



警察も人の子。喉もと過ぎれば熱さを忘れる。



今はまた宴会にも出席している。



警察の不祥事は一向に収まらない。





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