パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

どこまでつづく?玉石混交時代

「誰が猫の首に鈴をつけるか? 陳情してもやぶへび。業界トップも怖くて動けない。規制緩和は絶対無理」



釘調整を無承認変更から外してもらう、というエントリーは業界内部からも諦めムードが漂う。



釘調整を認めてもらうためには、業界が過去を反省して、襟を正すことが順番が先だという。もちろん、それに異論はない。



「遠隔はもちろん、不正機を排除し、計数機カットも完全になくなりました。適正納税に努めて脱税業種No1の汚名も返上しました。核開発に使われているのではないかと疑念がもたれている北への送金も行っていません。業界はすっかりクリーンになりましたから、どうか釘調整と換金を認めてください」というのが筋だ。



これだけ並べるとかなりハードルが高く感じられる。そりゃ、現場には諦めムードが漂うのも無理はない。



ところが、業界上位何百社だけの業界であれば、この難問は簡単にクリアできる。まったく難しい問題ではない。



これが全国1万1000店舗規模に裾野を広げると、途端に困難になる。



かつて平沢議員が警察庁の課長時代にパチンコ業界を「玉石混交」と指摘したが、30年余り経っても玉石混交は変っていない。



つい、先月も某県のホールが自家買いで摘発を受けたばかりだ。



3店方式が確立されていると思われた某県だが、実態はそうではなかった、ということが明るみになった。



半年ほど前に一度警告を受けていたのに、それでも改められていなかったのだから、警察も堪忍袋の緒が切れる、というもの。



このホールの場合、経費節減のために? 月末が近づくと換金所にホールの従業員が入っていた、という。



夜、特殊景品が足らなくなって、換金所から直接ホールへ運ぶのともわけが違う。経営者自身が風営法をまったく無視した行為だ。



営業停止覚悟でやっていたとしか思えない。



しかも、風営法違反で摘発されても行政処分が出るまで1カ月ほどかかる。この間は通常通り営業できる。



上場したダイナムは店舗拡大のために、パチンコ用地から居抜き物件まで探している。



営業許可取り消しになろうとも、そういう買い手があることを見越しての違反だったのではなかろうか、と思えたりする。



自家買いは自殺行為だ。







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無名の安い芸能人なら使わない方がまし

タレント、コンパニオン雑感の意見を見て思いましたが、賛否両論ですね。



中には「なるほど」と思うような意見もありましたが…。



当然、釘が開いてて回ることって大事なことですが、パチンコ店ってはたして打ちにくるお客様だけでしょうか?



パチンコ店で働いていた時に、たくさんのお客様とお話しをさせて頂く機会があり、その中で今でも覚えてる意見がいくつかありましたので、少し書きたいなと思いました。



年配の女性の方からこんな意見を聞いたことがあります。



それは、いつもは普段着でパチンコ店に来ていますが、タレントが来店する日はキレイにおめかしをしてお出かけするとき用の服を着て来店を待っているということでした。



なぜそのような恰好で来るのか?と聞いてみたところ、



「このお店に来るのだから、私もタレントの方に変な恰好を見せれない。それに普段着だとこのお店の印象が悪くなってしまう」



この方の話を聞いていて、「???」と思いながら理解に苦しみました。



しかし、話を聞いていくうちに、この方はパチンコも好きですが、毎日来るこのお店自体が好きなことがわかりました。



いわゆる毎日来るお店のファンの方です。



ちなみにこの方、タレント来店当日は負けたそうですが、タレントの方と写真が撮れたので満足して店をあとにしたそうです。



またこんな意見も聞いたこともありました。



あるお店で、芸能人が来ていたのを何度か見かけましたが、来る芸能人が毎回誰かわからない。



誰かわからない人が来ても何も嬉しくないし、ただうるさいだけ。



知らない芸能人にお金が使われてると思ったら、負けたお金を返して欲しいし腹が立つ!!その証拠に芸能人が出てきても大して集まっていない。



その芸能人の来店って誰が決めているのか?



お店のセンスを疑うし、誰も知らない人を呼ぶのなら、その分、誰も呼ばずに玉を出すか、もっと知ってる人を呼んで欲しい。



その方がまだ来やすい。



知名度の低い芸能人を、ただ安いからってだけで買っているとこんな意見が聞けます。



タレントの来店は、集客や稼働を上げるのが目的としたものですが、これら以外にもタレントやスポーツ選手によっては、生で見てその場でしか聞けないトークをニッコリしながら聞いていたり、歌手の名曲に聴き入ってうっすら涙を浮かべてる年配の方や、大笑いして盛り上がってる若い人もいます。



エンターテイメント性を持たせたり、アミューズメントとして楽しんでもらうには、このような感動をお客様に与えることも大切なことのひとつだと思います。



あるお店では、タレントの方の来店を続けるのには理由があり、



「わざわざ時間を使って来店して頂いたのだから、お客様により近くで純粋に楽しんで頂きたいし、ワクワクした気持ちや、元気になれる気持ちをお客様に持って頂きたい」という言葉を聞いたことがあります。



そのお店の企業努力が一番のことでしょうが、事実として、そういう思いも込めてタレント来店を含めた営業をしてきた結果、地域一番店になったとお店の方から聞いたこともあります。



パチンコ店ですので、勝った負けたは当然あります。



しかし、身銭を切って勝負にこだわる方や、「タレントを呼ぶならもっと回せ!」なんて思ってる方は、タレントが来店しているお店にわざわざ打ちに行く必要がないと思います。



そんな方は、どんなに知名度があるタレントが来店しても、大音響で響いてる機械音と、来店で盛り上がってるホールがうるさいと感じるでしょうし、負けているとタレント来店のせいで、釘が閉まっているなどと勝手な理由をつけて更に腹が立つでしょうから。



事実、釘が開いてようが、閉まってようが、そのお店のその台を選んだのは、まぎれもなく腹を立てるご本人なのです。



出玉のみで勝負しているお店は、世の中にはたくさんあると思いますので、そちらに行かれる方がいいと思います。







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会社の実力を知るには貸借対照表を読み解くこと

41歳のAさんんはホールに勤務して20年。現在の役職は主任。



友人が家を売却することになり、それを買おうとした。大きな買い物なので住宅ローンを組もうと金融機関に相談に行ったが、ことごとく審査を落ちた。



カードの事故もないのに、パチンコ業界に対する審査が厳しくなったのか、と思っていたら、会社の規模まで審査している、ということが分かった。



Aさんが勤務するホールは2店舗しかなかった。



30年ローンを組んだ場合、自分の会社が20~30年後も存在しているかどうかは、はっきりいって自信はなかった。



それ以上に会社が儲かっているのかどうかは、会社の財務内容にまで主任クラスでは知る由もなかった。



同じく中小ホールに勤めるBさんの役職は店長。



オーナーからの指示は1日いくら抜けとしかいわない。そのノルマを達成しようと思えば、1カ月トータルでは釘は締めるしか選択肢はなかった。



店長の役割は会社から与えられたノルマを達成することだ。



そうなると、毎日顔を合わせるお客さんからむしりとるしかない。



店長としてはもっともっと遊ばせられる店作りをしたいと思い続けていた。、自分の理想とする店づくりは、このホールでは無理だ、と思うようになると共に、自分は店長には向いていない、と思うようになってきた。



それでも、自分の気持ちをリセットしながら、毎日を過ごしていた。



オーナーの指示通りにやった結果が、お客さんを飛ばすことになった。



このままでは納得できないので、店長は自分がやりたい店作りをオーナーに進言した。



理想はオーナーの意に反することなので、「嫌なら辞めろ」と伝家の宝刀を抜いた。オーナーにすれば、辞めるはずがない、と高をくくっていた。



ところが、店長は「では辞めます」と辞表を叩きつけた。



これに慌てたのがオーナーだった。まさか辞めるとは思っていなかったので、思わずオーナーから出たセリフが「次の店長を自分で見つけてこい」。



結局、店長はその店を去る。



パチンコ業界は不思議なもので、稼動が2~3割のホールでもなかなか潰れない。本当のところ会社が儲かっているのかどうかは、社員では分からない。



経営者や幹部クラスでも、損益計算書は分かるが、貸借対照表は難しいという人が少なくない、と聞く。



損益計算書は「売上がいくらで、経費がいくらで、差し引きの利益がいくら」という書類なので、お金と直結して分かりやすい。



一方、貸借対照表はお金とつながっていないように見えるかもしれないが、貸借対照表は会社の過去や未来のことも教えてくれる指標なので、損益計算書以上に大事なことだ。



会社の本当の実力である財務内容が分かるのが貸借対照表だ。



将来お金になるもの、将来お金が減るものが貸借対照表から読み取れる。会社の命の綱である資金繰り計画を立てるにも正しい貸借対照表が必要となってくる。



大手は決算報告で、損益計算者や貸借対照表を公開しているが、中小では社員に公開するところはない。



まず、大手から公開されている貸借対照表を元に、勉強するだけでも財務に強くなる。



財務が明るくなれば、自分の会社が儲かっているかどうかも分かってくる。







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コンプライアンス違反で倒産しないために

帝国データバンクの調査によると、コンプライアンス(法令順守)違反が原因で倒産した企業が、平成24年度は過去最高の200件以上に上ったことが分かった。



コンプライアンス違反で倒産とは、どういうことかというと、これが原因で取引や融資を打ち切られるからだ。



では、どういう違反が多かったかというと、建設業法や道路運送法など業界を規制する法令に違反した「業法違反」がトップの60件で、粉飾決算57件、資金使途不明金25件とつづく。



倒産に至る背景には各企業が違反した取引先の対応を厳格化してためで、不正を働いた企業と取引していると、逆にその企業が社会から叩かれてしまうからだ。



パチンコ業界は、一般業種と違って許認可業種だ。



遊技機の不正改造や特殊景品の直接買い取り、18歳未満の立ち入りなど風営法違反を起こせば、一発営業許可取り消しになってしまう。



かつては、不正改造が蔓延していた時代があったことも事実だ。



遊技組合の総会で来賓で招かれた警察関係者が一様に不正改造の根絶を訴える時期もあった。



不正改造は厳罰化によって、そういう話はあまり聞かなくなったが、景品の買取問題は地方の田舎へ行くと3店方式がきっちり守られていないケースが残る。



不正改造に比べ、経営者の罪の意識が低いからだろう。



2カ月ほど前、関西で自家買いを行っていたホールが摘発されたばかりだ。法令順守もできないような経営者にはどんどん退場していただくのが、業界のためでもある。



大遊協青年部は総会など事あるごとに、出席者全員が次の6か条を唱和して会議に臨む。





■身近で手軽な大衆娯楽であるために



1.法令を遵守して、健全営業に徹し、ホール経営基盤を確立する。



2.あらゆる不正を根絶し、誰もが安心して楽しめる大衆娯楽を確立する。



3.地域社会との共生をはかり、真に求められる社会貢献活動を推進する。



4.社会責任を強く認識し、暴力等を追放して青少年の健全育成に努める。



5.部会員相互の親睦と他府県青年部の親睦を深め、情報の交流と共有に努める。



6.社会的責任を自覚し、経営者としての資質向上に努める。




これは遊技業者の信条であり、パチンコ店が何のために存在しているかを問うものでもある。



最終的には地域との共生を図り、パチンコ店の存在が地域貢献につながることを目指す。







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愛知県ではハネモノの定量制営業は不可

ハネモノを現在主流の等価交換、無定量営業で使うことは、ハネモノの特性を活かす上では土台無理がある、というエントリーを書いたばかりだ。



つまり、3000個とか5000個終了の定量制と低価交換営業で出玉率120%ぐらいで使うことが、ハノモノの面白さを引き出せる営業につながる、と。



さらに、定量制にすることでプロ対策にもつながる、と述べた。



ところが、ハンドルネーム不良店長さんが営業する愛知県では、定量制営業については事情が違うようだ。



所轄に定量制営業についてお伺いを立てたところ、県警本部にまでそのお伺い立てが上がり、定量制営業については条例に基づき「NO」の返答だった。



その理由は以下の通りだ。



愛知県条例の中に以下の文言があります。



「正当な理由がなくて、客の入場若しくは遊技を拒み、または遊技を制限しないこと」



どうも、定量制はこの中の「遊技を制限」することにつながるため、望ましくない、とのことでした。



言ってみれば遊技を店側が強制的に中断させるのが定量制の目的なわけで、「平等に勝たせたる」ことを目的とすると賭博の幇助にもつながりかねないことから、正当な理由には当たらない、とまぁこんなカンジでした。

(こちらもヤブヘビを避けるためにかなり遠回しの物言いになったことは否定しません)



あくまで条例を根拠に言われましたので、他県で同じような条例がなければ定量制は可能かもしれません。



残念ながら条例の改正はかなり難しいでしょうから、あとは法を運用する警察が射幸性を抑える目的のもと黙認という形にでもならない限り、愛知では定量制は不可能と言っていいでしょう。



以上



かつては40個交換、定量制が当たり前だったが、業界の規制緩和、自由化の流れの中で、業界が足並みを揃えて、ラッキーナンバー制から無定量営業へと変遷した。



規制緩和、自由化はいかにも耳障りのいい言葉だったが、最初は他店との差別化のために始まったものだった。



それが、横並びになると差別化の意味もなくなり、逆に40個交換、定量制に戻すことが差別化となるのだが、愛知県では定量制が条例違反になる、という皮肉な現象も起こってくる。



安く手軽に遊べる大衆娯楽を目指すのであれば、定量制の方が釘も優しい釘になりお客さんを遊ばせることができる。



「普通は所轄の係長の判断で裁量しますが、条例で『遊技を制限しないこと』と書かれている以上、定量制はできませんね。これで県警から通達でも出されたら完全にアウトになりますね」(行政書士)



しかし、大衆娯楽とはかけ離れる条例なら変えていけばいいだけの話なのだが。





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