社長はいつもディスプレイ表示のない外線にかけてこられます。
私がその外線を取る場合、「社長かも…」と予見し、十数秒の間にすぐに答えられるよう、売・割・客数・競合動向などある程度のデータを開き、電話をとります。
社長TELは傾向として土日の午後4時ごろが多い。
土日も営業される熱心な(笑)メーカーさんからのTELもあり、「社長からのつもり」で万全の明るい声で受話器をとったところ「なんや、○○さんかいな」とちょっと不機嫌になったりします。
全てこちらの都合なので、○○さんの落度は微塵もありませんが、ちょっとムカつきます。
私以外の者が社長TELを取った場合、受話器へのおじぎや腰の浮き加減などその仕草で「社長やな~」と気づきを与えてくれます。
数十秒の会話の後、「社長からです。店長に代わってください、とのことです」ということで、その数十秒の間がなんとありがたいことか。
その間にデータを開くなど「社長対応モード」突入です。
ところがKリーダーが対応した場合は、事情が異なります。
社長であっても、アルバイトであっても、業者さんであっても、全く電話の声色やしぐさに変化がなく普通に丁寧な対応です。
社長じゃないなと油断していたら、「店長、社長からです」との言葉に慌てる私。
「社長TELの場合はもっと慌てろ。かしこまった仕草をしろ」などと文句を言っています。
日頃「急ぐことと慌てる事は違うぞ」と指導していますが、この件だけは例外で、Kリーダーからすると理不尽な要求に外なりません。
幼い頃、祖母から「人見て態度変えたらあかん。陰日向のある行動はあかん」といわれて育ちましたが、かしこまることや、声色が変わることは今回の様に合図でもあるし、敬意でもあるので、今では遺訓となった祖母の言葉は「道としては正しくも、術としては如何か?」と屁理屈をこねている私です。
しかし、素直になれば、まさしくシンプルな「金の言葉」。
「誰にでも丁寧に接しろ」と言う深いい意味も含まれます。
よって、私が反省すべきです。天国のおばあちゃんには直接、謝ることは出来ません。
Kリーダーは毎日、顔を合わせていますが、店長のプライドから謝る気はありません。
そこで、このブログを借りてお詫びさせてください。
おばあちゃん、Kリーダー「人で態度を変えてごめんなさい」
しかし、これからも、「態度を変える」ことは変えません。

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