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頭取りのシステム化で新台に頼らない営業の実践(実践編)

頭取りシステムを活用して、新台入れ替えに頼らずに大型店に勝つためにはポイントになるいくつかの項目がある。



いよいよここからが本題だ。



■ポイント1

競合店との比較判断基準を客数から稼働率に変える



例:日曜日午後3時



A店1000台→客数600人

B店500台→客数400人



稼働率

A店600/1000=6割

B店400/500=8割



どちらが客から支持されているかを見れば、客数では負けているB店である。



■ポイント2

エリア全体における人気機種の把握



どこのホールのどの台の稼働が高いかがポイントとなる。競合店がどの機種に本気で力を入れ、お客から支持されているかが分かる。



ここを切り崩すが、あるいは、他の機種で攻めるかの判断材料となる。ここでは新台の稼働率が高いことはあまり気にする必要はない。



■ポイント3

機種のグループ化で比較



店の看板台をピックアップして、競合店と比較することが重要。海などは機種が多いので「海グループ」として競合店と比較する。そのほか、MAXタイプグループ同士、デジハネグループ同士などとグループ化して比較する。



■ポイント4

競合店の入れ替えサイクルを把握し、違う視点から分析



競合店の1カ月の機械代コストを数値ではじき出し、自店の機械代と比較する。



この場合、大まかに新台は40万円、中古は10万円で計算する。競合店と同程度の機械代を使っているとすれば、それでも自店の稼働が悪いとすれば、他の理由を探すことだ。



その原因が接客態度だったり、クリーンネスだったりする。



競合店の機械代を予測、分析を継続的に繰り返すことで、「今月は他店より機械代を抑えたが、前月並みの稼働は維持できた」などということが感覚ではなく、数値で明確に分かってくるようになる。



■ポイント5

新台評価は展示会ではなく大型店で分析



タレントを招くような派手な展示会には行かないこと。地域の大型店で稼働のいい新台をチェックすれば機械情報は足りる。



■ポイント6

競合店のチラシチェック



チラシが入った日のデータで集客効果測定を行う。



システム化により、分析→仮説→実行



このサイクルを繰り返す。実行しないことには分析の意味もなくなる。



頭取りのシステム化で多角面から分析を加える。



例えば仮説で新台購入を止めて、中古に変える。それを勇気を持って実行する。また分析する。これを繰り返す。



こうやって分析を繰り返していくと小回りの効かない大型店の弱点や地域No1店の戦略が見えてくる。



頭取りで何より重要なことは店舗の変化を読み取れる鋭い眼力を持った役職者が行うことだ。



中小店舗は新台や設備等カネで買えるもので勝負しても大手には負けるだけ。中小は機械代を削ってでも客に還元することだ。機械は時間をかけて育成すれば、新台入れ替えに頼らずに粗利を確保することができる。



新台入れ替えの費用はすべて客の負担である。新台入れ替えを喜ぶのはメーカーだけである。



ホールにとってメーカーと客ではどちらが大切か? 結論は分かっている。経営者が客のために覚悟を決めた時に「パチンコファンに安心して、楽しんでもらえるホール」になることができる。







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