
梅北の再開発で脚光を浴びる梅田は、マルハンの空白地帯だった。
大阪の玄関口に出店することはマルハンにとっても悲願だったに違いないが、いかんせん梅田にはパチンコの出店用地などない。
そこへ降ってわいたような話がマルハンに舞い込んだものと思われる。
最初、梅田と聞いてすぐに分かると思ったのだが、マルハンらしき建物がなかなか見つからない。
それもそのはず。
梅田のラウンドワンの地下フロアーにテナントとして入居しているからだった。

以前は岡山のハリウッドがラウンドワンの1階に出店していた場所。10年間の定期借地の契約切れで、一旦建物を解体してラウンドワンがグランドオープンしたのが、2011年3月。当初地下1階と2階はラウンドワンが経営するサウナだったが、1年余りでサウナを閉鎖したことになる。
「サウナは全然流行らなかった。ラウンドワンは建物を建ててすぐにドンキに売却した。今はドンキがビルの持ち主だが、家賃は相当高いはず」(事情通)
ハリウッドは家賃を2000万円ぐらい払っていた、といわれているがそれに近い線かも知れない。
総台数は813台。
地下1階が20円スロット354台のフロアーで、地下2階が4円と2円パチンコ459台のフロアーとなっている。
ナンバ新館に引き続き、梅田店も全席禁煙となっている。
今回、マルハンがテナントに加わったことでビルの名前が梅田ナナイロに変わった。
ラウンドワン、ドン・キホーテ、マルハンの3社で梅田ナナイロをこれから浸透させていくようだ。

ナナイロ…ここにマルハンの深いこだわりが垣間見えてくる。
マルハンの出店により、直接バッティングするのが大東洋であることは、衆目の一致するところ。
梅田の業界地図がどのように塗り替えられていくのか、これから注目して行きたい。

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