パチンコ日報

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立地と客の関係を恋人との関係にたとえ新米店長の4年後

4年ほど前に取材したことのある新米店長が、こんどグランドオープンする店の店長になっていた。



新米店長時代からパチンコに熱い情熱をもっていた。



着任1カ月で稼働を10%ほど上げた。



新米店長は立地と客の関係を恋人との関係にたとえた。



「好きになっていくに従って、遠距離であろうが、立地が悪かろうがそれを乗り越えて逢いに来る。立地が悪いと嘆くのではなく、もう1回来てもらう仕掛けが重要。この店で遊んで楽しかったことを体感してもらわないことには、店とお客さんの恋愛は始まりません」



新米店長がまず取った行動は、自ら現場に立つことだった。新しい職場で表回りの業務をこなしながら、ゴミ箱の位置やプレート置場の位置などが使いやすい場所に置かれているか、細かいチェックを始めた。



「接客する上でスタッフに笑顔が出ないような不必要なことはすべてカットしました。アルバイトスタッフのためには、分からない作業のやりづらさを改善しました」



もちろん、コースに出て店長自らも接客した。客からの要望を吸い上げて、改善できることはすぐに改善した。



一番実践したことは、お客の声なきニーズをいち早く汲み取って提供することだ。



たとえば、タバコの切れそうな客を見つけると、積極的に声をかけた。客にすれば、ちょうどタバコが欲しかったタイミングで声をかけられると、「よく気が利く店員だ」となる。



台を叩いたり、膝を上げたり、掛け持ち遊技する不良客には、店長自らが声をかけ、排除していった。



新米店長はいう。



「スタッフが接客しやすい職場環境を作り上げるのが私の仕事」



スタッフとのコミュニケーションも積極的に図った。何気ない会話の中から、笑顔が出ていない原因が体調不良であることが分かったりする。



当たり前と言えば、当たり前だが、その当たり前のことがなかなかできないのが現実。それをやり通した時、自ずと結果がついてくる。



笑顔がさわやかな新米店長。スタッフや客を惹きつける魅力がある若者だった。この初心をいつまでも忘れないで欲しい、と思った。



その当時の情熱をずっと持ち続けていたから、大役を任されたのだろう。



こんどゆっくり話を聞いて4年間の成長ぶりを確認してみたい。



その時は改めて報告しよう。





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