パチンコ日報

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販社営業マン悲話

大手販社に同期入社した2人。入社して4~5年が経つ。片やトップセールマンで、もう一人は普通の営業マン。



トップセールスになるには他人と同じコトをしていても成績は上がらない。他人とはちょっと違うことを一工夫するから、トップセールスになれる。



霞ヶ関で深夜帰宅の官僚を待っているタクシードライバーは、指名を取るために、乗車した客にはそっと冷えた缶ビールとおつまみを差し出す。



同じタクシーで帰るのならそんなちょっとした心遣いのあるドライバーを選ぶ、というもの。



生保レディーは顧客の誕生日には身銭を切ってプレゼントを渡す。



で、件の販社のトップセールは、ホールの機械購入担当者にキックバックを渡していたことが分かった。



台当たり5000円ほどだが、リベートを受け取る方も相当な金額になることが想像できる。大量に購入してくれるホールであればこそ、そういうおカネも渡せる。



リベートの件を上司に相談した。



「他社では機械をたくさん買ってもらうために、リベートを渡しているようですがウチはしないんですか?」



同期がやっていることを隠して他社ということにした。



「ウチはリベートは一切出さない。そもそもリベートを出さなければ売れないような機械は販売していない。そんなに自信がないなら売るな」と一喝された。



普通のセールスマンは、ホールのことを考えると抱合せ販売も性格的にできな。そんな真面目な性格だから成績も上がらない。



会社からすれば機械をどんどん売ってくる営業マンが評価されるわけで、春の定期昇給でも、成績を残す営業マンは昇給するが、成績が残せない営業マンは昇給もない。



昇給したということは、ボーナス時にはますます大きな開きになってくる。



期待の大型版権がこけるたびに、会社からいわれるがままに、きつい売り方をした営業マンは、心が痛む。



こけた大型版権を大量に購入しても文句が出ないホールがあるとすれば、そんなカラクリがあるからだろう。



ライバルを出し抜くやり方で営業成績を上げることもできず、転職を考えている。



ホールのことを考えて売っていたのでは、成績は上がらない。販社の営業マンも辛い。





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