パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

業界人が二度と行きたがらない店

東京郊外、中央沿線沿いに古くからある店舗での出来事。



立地は駅前の商店街。営業歴は40年以上もある老舗店だが、この間経営者は何度か代わっている。





連休明けの平日、夕方、その店舗に入った業界人は1階のパチンコ店の客がゼロであることにまず持って驚かされた。パチンコ台数は140台ほどの小型店舗だが、ナゼ客がいないのかを調べたくなった。



各台のデータをチェックしてみると、この時間帯であるにも関わらず、スタータ回数が0の台がゴロゴロしている。



数えてみると98%が0。



朝からまったく客が来ていない。人通りも多い駅前店舗なのに不思議に思った。



釘が渋いのか? どれも平行釘だ。実際打って見る。



500円スタートを調べた。



最初の台が6回、次の台が5回、さらに次の台が8回だった。



2000円使って見るために、4台目に移った。持っていたカバンを隣の椅子に置いて打ち始めたときだった。



1人の店員が近づいてきて、満面の笑みをたたえながらこういった。



「お客様、そちらに置いているお荷物をこちらに置かしていただいてもよろしいでしょうか?」と玉を運ぶ台車を指差した。



500円スタートを調べているだけで、この店で粘る気はなかった。



客がゼロの店で荷物をどこに置こうが自由な店で、マニュアル通りとも思えるような対応に思わず声を荒げた。



「台車に荷物を置けというのはこの台で粘れということか? 移動する度にこの台車を押して歩け、ということか? 誰もいない店で隣の椅子に荷物を置いても迷惑にはならない。状況判断もできないその対応はないだろう」



20代後半の従業員は客からのクレームにひるむこともなく、再び満面の笑みで「申し訳ございません」と謝った。



マニュアルに従ったのか、客との会話のために親切心でいったのかは定かではない。



好青年だったのでこれ以上注意する気にもならなかったが、ガラガラの店でそんな対応しているから、客が来ない、という原因の一端を垣間見た感覚で店を後にした。



「こんな店で2000円も使うのならオイシイ晩飯でも食っておけばよかった」と後悔しきりだったことはいうまでもない。



追記



日曜日の夜7時過ぎ。



この曜日で、この時間帯でもパチンコ客は0。競合店は90人ほどの客入りだった。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。