現在、東北の復興景気の恩恵に浴しているのはキャバ嬢や風俗嬢で、その経営者によれば、東北は慢性的人手不足で東京から出稼ぎに行く、という逆転現象が起こっているそうだ。
現地採用自体が難しいので、東京から人を送り込んで欲しい、という依頼が後を絶たないらしい。
住む場所さえ確保すれば、東京から東北に向かうことにも抵抗はない。
東京よりも確実に忙しいようだが、中でも不足しているのがデリヘル嬢で、女性だけでなく彼女らを運ぶ運転手も不足している、というから景気回復は見えないところでジワジワと来ている。
このデリヘル業界の盛況振りを物語るのが、その行動範囲の広さだ。移動距離が半径50キロ圏内まではOKという。
で、彼女らが稼いだカネをどこで使うかというと、東京ならさしずめホストクラブだが、仙台以外にはそんな場所がまだ少ないので、ストレス発散にパチンコ店へと向かう。
ホストクラブは一晩で何十万も何百万円も使おうと思えば、使えるが、パチンコでは1日に使ってもせいぜい5万円までなので、おカネが貯まってしかたないそうだ。
東北のパチンコ店が流行っている背景には、こうした復興景気があった。
デリヘルは性風俗の中でも最も手軽に参入できる業種でもある。店舗を持つ必要がないほか、営業地域も、営業時間も制限がないことから比較的簡単な届出で営業が可能となる。
復興景気でカネが動けば、風俗営業から元気になることは“自然の摂理”でもある。

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