その流れで「スタッフ総選挙」を実施して、効果を上げているのがシーグリーンだ。
スタッフ総選挙の目的は単なる人気投票ではなく、目的は、1.来店顧客のFAN化促進と2.スタッフ教育(モチベーション向上)の2本立てで、顧客の固定化がひいては教育にもつながる、というもの。
昨年12月に実施したホールのケースでは、総選挙なので、選挙ポスター作りから始めた。
最初はスタッフもそれほど関心は高くなかった。そのうち、顔写真を自分で撮影した最高の笑顔のものを使って欲しい、というスタッフが出てくると、ロゴや文字にもこだわりを持つスタッフが次々に現れてきた。
顧客に投票してもらうためには、自分をアピールしなければならない。そのためには写真にも工夫したり、キャッチフレーズも自らが考えるようになった。
お客さんとコミュニケーションを取りたいスタッフは面白いコピーを考えるようになる。
総選挙は12月1日に告示。
投票は12月23,24日の2日間。
選挙活動もスケジュールを決めた。人気投票が目的ではなく、あくまでもお客さんとの距離感を縮めることが目的だ。
自分の顧客へ親近感を能動的に増幅させるのが狙いである。
スタッフのマニフェストも公開した。例えば「笑顔を絶やしません」といったようなこと。
スタッフもそれを公約として口にすることで、目標達成に対する責任感や取り組み意識が向上する。
投票日までの日めくりカウントダウンカレンダーも用意した。投票日まで後何日かがお客さんにもスタッフにも分かる。
スタッフも投票日には必ず来てください、と顧客にアピールしていったので投票日の稼働は、例年のクリスマスよりも1.5倍に上がった。
スタッフ総選挙の選挙活動をするということは、自分をアピールすることであり、それが顧客との接触回数を増やし、スタッフと店に対する親近感が増す。
接触回数が増えると高感度も上がる。
これをザイオンス効果、セブンヒッツ理論という。
スタッフ教育と来店顧客のFAN化と一挙両得企画でもある。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。