とにかく、現場の店長はどこまでがOKでどこからがNGなのか、その線引きが明確に文書化されていないので、悩んでいるのが現実のようだ。
ある所轄は「困ったらいつでも相談にきてもいい。でも、どうしたらいいのか迷うようなことは相談するな」との見解。
つまり、広告で使っていいかどうかの文言で悩むぐらいなら最初から使うな、ということらしい。
それでも、警察の裏をかこうとするチャレンジャーはいるが、ここはおとなしくしておくのがベターだろう。
いま、警察が立ち入りで一番指示処分を下しやすいのがこの広告問題。これを突破口に本丸を狙っている話しもありやなしや、と。
で、現場の店長の悩み。
ガイドラインが明確に出ていない東京では現場が右往左往している。大手広告代理店が作成した広告NG集を頼っているようだが、広告宣伝規制を最初に警察からきつくいわれた時、福岡県遊協は広告に使ってはいけない文言の詳しいガイドラインを独自に制作している。
規制基準が変わっても追加できるファイル式のものを作っていたので、それを元に全日遊連が早急に全国共通のガイドラインを作るべきだろう。
今回は前回より一段と厳しくなっているわけだが、あるホールは機種毎の大当たり確率から連チャン率のプレートまで撤去してしまった。
店長が悩んでいるのはお客から機種特性を聞かれたときに、答えていいものかどうか、ということ。
確かにお客から換金所を聞かれて、答えたら行政指導対象になるためだ。従業員がお客から聞かれたときに、何と答えさせたらいいのか。お客の質問に答えられないようでは本末転倒だ。
さらに、玉箱の差し札。過激に文言の差し札は改めるとしても、差し札には隣のお客との境界線を作るなどの役目もある。
この差し札をしてもいいのかどうか。
あまりにも自主規制が過ぎるとお客からも「甘デジなのかMAX機なのか分からない」とクレームが出始めている。
機種説明や差し札に至るまで、現場では過剰反応している、ともいえる。
ある店長は「他店を視察にいったが、どこもポップがなくなりスッキリしている。こうなると演出するのは玉箱しかない」と玉箱演出に活路を求めようとしている。
あるいは「新台を入れるしかない。それでなければチラシも打てない」と新台に頼る店長も。
新台しかチラシが打てない、と諦めればそれこそメーカーの思うつぼ。
広告規制で業界が活路を見い出すのは、新台や玉箱演出ではないはずだ。