パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

衛生要因からくる不満の芽を摘む

昨年から引き続きESのテーマで、本年もよろしくお願いいたします。株式会社ヒューマンブレークスルーです。



宣伝で恐縮ですが、この度ESの2冊目となる新書、『顧客と会社を幸せにするES(社員満足)経営の鉄則』(中央経済社・税込2,310円)を発刊いたしました。



前回はESと金銭報酬の関係について寄稿させていただきました。



今回より金銭以外の報酬となる非金銭報酬について寄稿させていただきたいと思います。



各論に入る前に総論として、ハーズバーグの動機づけ・衛生理論についてまず触れたいと思います。(すでにお知りの方もいらっしゃるかと思いますが)



フレデリック・ハーズバーグ(1923-2000:米国・臨床心理学者)は仕事を通じた人間のやる気や満足度について、①不快を回避する欲求(衛生要因)と、②やる気や精神的に成長し自己実現を求める欲求(動機づけ要因)とは全く異質なものであり、両者の欲求は全く別個の要素により充足されるものであるという仮説を立て検証しました。(1959年)



この①の衛生要因には、会社の政策と経営、監督技術、給与、対人関係、作業条件といった要素があげられ、これらは不足や不備があると不満というネガティブな感情をつくる。



ただし沢山補充や改善をしたからといってやる気というポジティブな感情にはならいことを実証しています。この中に金銭報酬が含まれているというわけです。



次に②の動機づけ要因には、達成、承認、仕事そのもの、責任、昇進といった要素があげられ、これらは充足が進めば進むほど、それに比例してやる気といったポジティブな感情をつくり出す。



このように人は仕事を通じて、痛みを回避したいという動物的な欲求と、人として成長したい・認められたいという精神的な欲求という異なる2つの大きな要求を満たそうとしているということです。



弊社のES診断の結果から、1つ1つの要素を見ると、時代背景や国民性といった違いなどからギャップがある部分もありますが、大きな枠組みとしては参考になる理論です。



この動機づけ・衛生理論をもとに企業におけるマネジメントを考えると、衛生要因から出てくる不満の目をある程度摘みながら、いかにして動機づけ要因を高めていくかということになります。



今回は総論部分を共有化していただいた上で、次回以降で各論の非金銭報酬について寄稿していきたいと思います。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。

同じテーマの記事

物語営業チラシの具体例その6

再グランドオープンのチラシ&タウンメール。



2011年12月2日【金】

6時開店



チラシ

B4両面

30000部



タウンメール

A4両面

10000部



新法人で営業許可を取り直したが、結局、まるまる2ヵ月以上も休むハメに…。



今回のチラシのこだわりのまとめ







●「オーナーが替わったこと」をアピール



突然の休業は、やれエンカクだ、やれトウサンだ、トイレデクビツリだと、とかくヘンな噂ばかりが先行しがち。で、今回の「休業の大義名分」をどう取り繕うかとアレコレ考えた。



「被災地にボランティアに行ってた」



「大改装工事してた」



「スロット島を増設工事してた」



などなど。



ま、スロット島増設工事は事実だが、、2ヶ月間の休業理由としてはいかにも弱い。他の取ってつけたような休業ストーリーもさらに弱い。



う~ん…



それなら、ホントの休業理由を書いてしまえ!と開き直り。



「オーナーが替わった」とアピールするのは、業界人側からすると、ちょっとタブー的な感覚はあるが、お客さん側からすると意外とアリなのかなと。



オーナーが替わったかのように見せかける店名変更のリニューアルオープンでも、お客さんから「だって…どうせオーナーは同じなんだろ?」という声は多い。



では、「オーナーが新しくなったこと」は、お客さんにとってはプラスイメージなのかなと。



少なくとも「口コミ」には乗りやすいネタではない。



●同じ店舗写真を「ビフォー」「アフター」で使用する



「ビフォー、アフター」や「間違いさがし」的なノリでみてもらい、結局、表面上はナニひとつ替わってない。



「実は、中身のオーナーが新しくなりました」というオチ。



で、「ビフォーアフター」と言えばテレビのリフォーム番組。



番組のキーワードである「劇的」と「なんということでしょう」をコピーに流用。



●「劇的改造」の文字を黄色に



最初は白抜き文字に。デザイン的にもバッチリ。



でも試しに黄色にしてみたところ、デザイン的には白より劣るものの、黄色の方が「玉が出そう」な雰囲気になったので黄色に。



「チラシのデザインがカッコイイからこのパチンコに行こう!」なんてことは無い。



●チラシ、タウンメールの裏面は対談形式でお店の紹介



前回と同様にイゴル機長とナナコちゃんの対談風に



●キーワードをピンク色の蛍光マーカーでラインをひいたカンジに



読み飛ばす方、いわゆる「ナナメ読み」をされる方の目に、キーワードや要点が、すこしでもとまるように。



以下、チラシ&タウンメール裏面の文章。







な~にかいいこと、ないかな~♪



■イゴル機長、お久しぶりですね!



●ナナコちゃん、久しぶり!



■…ところでアンタ…



さっき『新規グランドオープン』て書いてたけど、2ヶ月休んでオープンするくらいで、ちょっとずうずうしくないかい?



だって、グランドオープンなら4月にやったばかりじゃないか!



いいかげんな事言ってると、お仕置きだよっ。



●ちぇっ!



…て何でお互いドラマの『妖怪人間ベム』のしゃべり方になってるの(笑)



それに僕、福くんちがうし。



ベラちゃん…いやナナコちゃん、実はね…



今回、エアポート777トリプルセブンはね、



『新しいオーナーがきたんだよ(^O^)』



■えっ!?デビュー2戦目で3連続ホームランをかっ飛ばしたヤクルトの助っ人外人だった人がエアポートに来たんですか!?



●ナナコ、それ…オーナーちゃう、ホーナーや(笑)ボブ・ホーナーや。



しっかしナナコちゃんは古いネタでもボケれるんだねぇ



今回からね、エアポート777トリプルセブンは、まったく新しい会社、新しいオーナーが運営していくんだ。



■…ということは、新規の営業許可を取得したんですか!



●正解!だから2ヶ月間も休んで準備してたんだよ。



新規許可だから新店【しんてん】扱いなんだ。まっ、関西風に言うと新店【しんみせ】なんだけどね。←業界トリビア。15へぇ



■でも…、お店の名前は同じだし…普通、オーナーが替わったら、前のスタッフはクビになるんじゃないですか?



●へいちゃんスルドイ!



■前回もそのネタやりました…



●実はね、今度のオーナーは、スゴく話のわかるオーナーでね、まず『地元の雇用を守る事』を最優先に考えてくれたんだ。



■だからイゴル機長もこうして再登場できたんですね。



●うん!それに店名も『エアポート777トリプルセブン』のままで営業出来ることになったんだ。



■なんだか話のわかる新オーナーさんで、期待できそうですね!



●新オーナーのもと



『変わらないものと変えていくもの』



この考えを大事にして、今回の新規グランドオープンを準備してきたんだよ



■では今回、変えた事は何ですか?



●今回の目玉は、スロットの増設工事をした事なんだ。



もちろん、オトナの事情で大都さんの島でね(笑)



今は第二次スロット全盛期とも言われてるから、タイミングもバッチリ!



総台数もね、以前の260台から292台に増えたんだ。



■なんだかイキオイがありますね!



そういえば、『押忍!番長』も導入予定だって聞きました!



●それがね…、タイの洪水の影響で、番長の納品が延期になってるんだよね。



ちょっとタ…



■タイだけに『タイへん』とかのつまんないオヤジギャグは禁止ですよ



●ぐぬぬ…





■そういえば、エアポート777トリプルセブンの特徴だった『0.5円パチンコ』と『2円スロット』はどうしたんですか?



●『毎日パチンコ、したいじゃないですか。』というエアポートの基本コンセプトは今回も変えてないんだ。



だから『ゲームセンターよりも遊べる』と大好評だった両コーナーは、さすがに変えるワケにはいかないよね。



新生エアポート777トリプルセブンでも、毎日思いっきり楽しんでもらうために続行決定だよ!



■すっごい楽しみですね!



あっ!ととのっちゃいました!



●ナナコちゃん、ちと古くないかい?



■ととのいました!



エアポート777トリプルセブンの再グランドオープンかけて、小林旭のヒット曲とときます



●そのココロは?



■『昔の名前で出ています!』



●ナナコちゃん、アンタ、ホントはとっくに40才過ぎてるだろ…



最後までお読みいただき、ありがとうございます。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。

コーヒーレディーを接客の戦力にするために自前で

昨年9月12日の元店長のコーヒーレディーに対するエントリーに、ハンドルネーム、メガネの店員さんから提案が寄せられた。



以下本文



これは私が勤めているホールに限ったことかも知れませんが、ワゴンサービスを利用するお客様は、一部のナンパ目的の男性客を除き、圧倒的にご年配の方が多かったと思います。



コーヒーレディーの利用客層を性別ではなく年齢で考えるとそれは、店員とのお喋りや常連客同士ドリンクを振る舞う気遣いなども含めた多様な楽しみ方で遊技場を利用する有閑年配層が主体、とそのように個人的に捉えています。



また、家に居てもつまらない、居づらい。

思い通りにいかない現実からの逃避、孤独な時間の潰し方がパチンコ。



そういった虚無感を内に秘めたお客様が多いのも、性質上パチンコ店にはよくある傾向だと思います。



孤独に対して女性の笑顔とコミュニケーション(女性とは言ったが「娘、孫くらいの可愛いらしい女の子」という意味です)。



これがコーヒーレディーの存在意義と勝手に思っていました。



独身男性が自由な小遣いをギャンブルに熱中することに使用するのも現実逃避や悲しい自分の裏返しと見ることは出来ますが、ゲームに偏る純粋性が高くワゴンサービスの利用度は低い。



さて、現役ホールスタッフの私が日々感じるのは、ホールスタッフとお客様とのコミュニケーションには時間的な制限があるということです。



もちろん特定のお客様と店員がホール内で長話、というのは業務上、また他のお客様から見た印象の悪さのため、固く遠慮しているのはどのスタッフさんにおいても同じ事だと思いますが、続けるにしても打ち切るにしても

それぞれに理由が必要なホールスタッフとお客様の制限ある会話。



続けるためには他のスタッフへの言い訳。打ち切るためには話しかけてくれたその客への口実(他の客に交換をお願いされたなど)。



この部分である程度自由が許されている存在がコーヒーレディーです。



営業マンというよりホステスの要素が強い業務。そういう部門、と言ったら、まるで分かってないと反感を覚える現役コーヒーレディーのスタッフさんがいるかと思いますが、それは運営会社の人員配置が極端に渋く、それに順じた業務マニュアルのせいではないでしょうか。それは後述します。



私が務めるパチンコ店にも比較して売り上げが良好なコーヒーレディーがいます。



エースとでも言えばいいでしょうか。



営業一号様の過去エントリーに紹介されていた、一日800杯売るワゴンレディーさん程ではありませんが、当店のエースさんも似たような努力を小さながら毎回行っています。



遊戯中のお客様に自分が気付かれるタイミングに苦慮し、気付かれたらメニューより先に笑顔を差し出す。



お客様との会話を業務の支障とする態度などありません。しかし、失礼がないよう、終始控えめです。



歩く速度は、はっきり言って遅いです。モーションも緩い。



のんびり屋というよりサッカーでパスを受けるために歩幅を縮めたり緩急をつけて動いているような印象です。



お客様の挙動と目線に敏感。ビジネスチャンスに繋がるタイミングを図っているんでしょう。



と言った感じです。



好感も交えマイナス部分を省略して紹介しているので客観性に欠けますが、

彼女が売り上げで一番のスタッフである事は事実ですのでご容赦下さい。



島を長い大根のようにサクサクトントンと切って歩く「営業回数」を重視した販売方法に対して、エースさんの姿勢は気遣い重視、コミュニケーション重視の販売方法と言えます。



ここで何故そうでないサクサクトントン型のローラーは、遊技客の不快を無視して廃れず現行多く見られるのだろうか?ふと疑問を感じます。



それは外注したワゴンサービスの運営会社にとっての利益が、主に人件費に対するドリンクの売り上げで成り立っている為 だからではないでしょうか。



ここからは手元にサンプルがないため、数字を使うのは不適切かと存じますが、たとえ話を進める為の便宜としてご理解下さい。



仮にホール内を半日でコーヒーレディー2人が巡回し200杯のドリンクを販売したとします。



売り上げは5万円。



半日一人当たりの日給を交通費込みで仮に6000円とします。



スタッフの人数が3名になったところで、300杯売れる訳ではないので、またこの例に限りお客様全体のドリンクの需要は、取りこぼしなく全て対応できたものとします。



スタッフ3名にする必要はまずありません。



スタッフ2名で営業回数が充分である。人件費は1万2000円なので、粗いですが利益は3万8000円。



これをスタッフ1名で巡回させた場合、お客様からの呼び出しが頻繁に起こり、てんてこ舞いしながらも営業回数を増やすため、空き時間にローラーを掛ける。巡回し始めたらすぐに注文が入る。実に効率の良い営業という事になりますね。



半日一人での販売数が仮に180杯だった場合、売り上げ4万5000円、人件費6000円、利益3万9000円。こちらの方が利益が出ています。



都合の良い試算にお付き合い頂きすみませんが、言いたかった事は、増員してもセールスが飛躍して上がるわけではない



かえって少ない人数で営業回数を増やす努力をさせる方が利益効率が良い。というよりは人員の飽和が無駄な経費と考える傾向が運営会社側にある。



スピーディーな巡回で上がる売り上げも、人気と好感で得る売り上げも同じと見る。



販売数と人件費の兼ね合いで利益の理想値を出すのが事務所の仕事であると思いがち。



営業力とは、無い人にとってはフットワークと言い換えられてそこに落ち着きます。業績が全てなのでそれで良いと誰もが納得します。私も否定しません。



しかしここでホール側が(最低でも私個人と当店のエースさんのファンであるお客様が)コーヒーレディーに要求する存在意義と正反対の姿を個々の販売員が見せ始めます。



これは質の度合いと回数の度合いで徐々に現れてくるものだと思います。



販売員の常識が遊技客の非常識。



皆さんこの事を仰っているのではないでしょうか。



であるならば、多めの人数でお互い侵害しないエリア分けを行い、サクサク動いたところで時間だけが余ってしまうように仕向けると、自ずと動き方や気遣いの度合いが大きく変化する。



歩合からの脱却ではない。



エリアの時間別稼働に対して注文率が高い販売員に高い時給を支払う、接客面で競争させる。



補足ですが、島割りにするとセールスの上がるエリアとそうでないエリアで不公平が生まれます。



日別でも時間別でもエリアのコンバートを行ったり、エリアの時間別注文率の平均を加味したものを評価として落とす必要があるかも知れません。



いちぱち、甘デジコーナーは売れ易いが、16時に一度稼働が落ちる。



中高年女性に好かれる努力とは?



5円スロットコーナーはフリーターや学生など若い男性客が多い。女性販売員として攻略しがいのあるエリア、要営業力。



18時以降は4円パチンコ、20円スロットともに仕事帰りの男性客が増える。



120件以上あるコメ主さんの大半がこの客層ですぞ、粗相の無いように!



試す価値の有無は読まれた方にお任せしますが、ここまでくると業者に外注する事がかえって手間で、余計な摩擦を生む元になるかもしれません。



何故なら、一部の不振店舗と同様にワゴンサービスの運営会社がホールの時間別の稼働数と客層までを把握して、明日明後日の稼働予想を根拠をもとに立てている筈がないからです。



ざっくり、「明日は休日だから頑張って売ってよー」と鼓舞する。



人員はいつも1人だから明日も1人。



ここで提案するなら、ワゴンサービスは外注ではなく、自前で専属のスタッフを抱える。



営業回数を競う販売方法に陥らないように、販売員を1人多く配置した上で販売数を競わせるのが良いかと思います。



何故なら彼女達の営業努力は主に年配客へのコミュニケーションに形を変え、即ち接客面のサービス向上となるからです。



スタッフがお客様に好かれるお店の理想的な姿に近づくように思います。



あくまでホールスタッフがケアし切れない部分を厚くフォローするという意味です。



チェーン店ならコーヒー専門のエリア部長を一人任命して、接客指導はもとより在庫管理、販売員の注文率の算出、シフト作成などを全部やって貰えば決して無駄な人件費にはならないでしょう。断言はしませんが…



500台のホールにスタッフが2人だけ。



お客さんもパチンコ、スロット合わせて60人前後だから人手もその程度。利益率25%…



そんなお店は既にワゴンサービスも行っていないと思いますので、参考にはならないかと存じますが、敢えてコーヒーレディーを使っていたいという店舗の方には、外注ではなく自前でワゴンサービスの部門を立ち上げると良いのでは?と思っています。



既にやむなく販売員さんは気遣い重視の販売方法に切り替えている筈ですから。



さて、ホールが接客の良さで利益アップを見込むことは難しいと思います。



離反を防ぎ、結果稼働キープもしくは上がっているという見方は正しいとは思いますが、それを数字で示し、どこまで経費をかけて良いのか判断するのは中小ホールにとっては大分手間がかかります。



ただ、パチンコ屋さんは遊べる釘がいい。



店員さんは笑顔で失礼がない方がいい。



当たり前の事なんだから当たり前にやって欲しい。



ユーザーに限らずこんなにも沢山の人がそう思っているのにそれが出来ないのは何故だろう。



というレベルの私的所見として長文、失礼しました。



また、印象を元にデータではない数字を使ったり他店補との比較や取材がないため、信憑性は読まれた方 個々の経験と洞察に頼る文章になりましたが

発想の一つとして残れば幸いです。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。

新台価格をオープンにして、余った機械代を出玉還元

スロメーカー開発さんから営業形態の提案が届いた。



以下本文





まず最初に・・・

難しい事を言っているのは分かっていますが、と言っておきますw



ホールは利益を求め、エンドユーザーは勝ちを求める。



この相反する2つのニーズこそが、業界の仕組みを難しくする大きな要因である事は、言わずもがなかと思います。



そして、それらのバランスをなんとか保っていたのが、一昔前の営業形態かと思います。



それは、新台入替は最低限で出玉還元を行う、と言った形態。



しかし、時代は流れ、毎週の様に新台がリリースされ入替されていくのが当たり前になってしまい、お客様の感覚としても、常に新しい物があるのが当たり前になってしまっています。



そこで、疑問に感じることがあります。



お客様は新台入替にかかる費用を理解しているのか?



一日当たりの台粗利を理解しているのか?



新台にはしゃいでいるが、その意味をわかっているか?



当然ほとんどのお客様は理解していないでしょう。



まぁ、それは他の業界に於いてもオープンにしている所ではないので、当然の事の様にも感じます(商品原価を気にしながら牛丼を食べる客は少ないでしょう)。



しかし、この業界に関して言えば、違っていいのではないか、と。



基本的には「勝ち」を求めるのが常。



しかし、新台を打ちたいと思うも心理。



ならば、いっそオープンにしてしまってはどうでしょう?



新台のリリース時期や価格に関しては、当然の事ながら事前にわかっている事です。



ホールでは前の月、早ければ数カ月前から、その月に入れ替える機械を検討している訳です。



そこで、新台価格をお客様にオープンにした上で、入替機種をアンケートしてみてはどうでしょう?



店舗毎に細かいルール設定や、基準等は必要でしょうが、お客様に必要とされている物だけを導入。



余った機械代は還元。



1台40万円の機械を入れない事が、どれだけの出玉を生み出すかをお客様自身で体感できるのではないでしょうか?



他の業界では、ある意味「消費」する事がエンドユーザーのニーズであるが、この業界では違う(もしくは少数である)。



ならばエンドユーザーにも、物事の本質を少し見てもらっても良いのでは?と言ったお話しでした。



最後に、もちろん隠しっこなし、が大前提ですが。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。

業務実施簿は適正営業店としての証明資料!

警察OBで、日南(ひなみ)法務事務所の日南等と申します。



遊技通信12月号(クローズアップニュース)によると、北海道警察の担当者が、札幌方面遊技事業協同組合等の合同セミナーで、管理者の業務「営業所の構造設備の維持点検の実施」「18歳未満の入場者の退店勧告」等風適法に定められた管理者の業務を確実に実施するよう要請し、行政(警察)の立入検査の際に備付けの書類のチェックも既に、行われているとの記事が掲載されました。



風俗営業法24条・規則37条には、管理者の業務実施状況の裏付け資料として業務実施簿の備付けを義務付けていますが、実施方法が解らない、業務多忙などの理由から、業務実施簿を備付けていない店舗や備付けているが、形式的で無意味な業務実施簿を備付けている店舗もあるのではないかと思います。



業務実施簿(裏付け資料)は、従業員指導記録、店舗の構造維持点検記録等のことで、適正営業店としての証明資料です。



備付けの規定があるのに、業務実施簿を備付けていないのは、法を軽視し、法令違反の状態で営業をしているということです。



日々、管理者の業務を適正に実施していても、業務実施簿(裏付け資料)が無ければ、何もしていない店舗と同一視されます。



また、形式的に備付けていても、適正営業の裏付け資料として価値がありません。裏付け資料として証明力のある業務実施簿を備付けなければ無意味です。 



業務実施簿の効果について、業務実施簿(裏付け資料)は、過失が無いことの立証や処分軽減理由等の証明資料として有効であると思います。



有効理由として、警察庁通達等に、従業員の違反行為は、営業者に過失が無いことの立証が出来ない限り、両罰規定により、営業者責任として処罰されます。



営業者が適正営業のために具体的な営業の改善措置を自主的に講じている場合は、処分の軽減もあり得るなどの記載内容から推察されます。



警察OB(元許認可・事件担当)風営専門行政書士として、北海道警察の担当者が言及した「管理者の業務」について、約3年前からコンプライアンスの一環としてP店にて実施しています。



実施要領は、業務実施簿(管理者業務の適正営業マニュアル)を提供し、風営法に限らず遺失物法、廃棄物処理法など総合的な視点から、店舗への立入り指導、業務実施簿のチェック、従業員への法令研修等を行い、管理者と共に業務管理の徹底を図る。



また、立入り結果等については、報告書を作成し、適正営業店としての証明資料として活用を図る。



風適法等に規定されたことは、厳守しなければなりません。



業務実施簿を備付けて営業することで、違法行為を発生させない、発生した場合の対策を講じることができます。



この体制を構築して営業することが、会社を守るために必要不可欠ではないかと思います。



本件投稿の内容につきまして、疑問等有れば即答致します。





人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。