パチンコ日報

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開発担当の独り言

「スロットの醍醐味はボーナスゲーム。そのゲームの見せ方が開発の腕の見せ所になる。筋肉マンや秘宝伝がこけたのはメーカーとファンのニーズが乖離しすぎたこと。ファンは安い金額で大当たりが見られる機械を望んでいる」と話すのは開発担当者。



大当たりを簡単に引ける機械はパチンコ、スロットに共通した話だ。遊パチはその一つだが、店は粗利が抜けないので興味を示さない。



店は機械代を早く回収したいのでハイスペック機を導入しがちになる。客はとっくに付いて来れなくなっているのにも関わらずだ。



「新台を入れるということは、裏を返せば、支払いに追われることでもある。しかし、メーカーが用意する人気台には注文が集中する。秘宝伝の失敗は分かっていても、また同じことを繰り返すはず。お客もどうせ出ないのなら新しい台がいい。メーカー主導で短期間で新台を入れる流れはそう簡単には戻れない」とした上で、こう続ける。



「ホールの釘師や設定師の腕の見せ所をないがしろにしすぎ。出し方、回収の仕方のノウハウがまったく感じられない。稼働が落ちるとすぐに新台に走る。ホールが機械調整のノウハウがなくなっていることを露呈している。一度、機械が壊れているのではないかと思えるぐらい玉が出て、10人中7~8人が大勝するような調整をすれば、絶対に記憶に残る」



ま、こんなことは改めていわれなくても分かりきっていることだが、こんな簡単なことができない。



「今の営業は夢がない。月1回、この日だけは絶対に出る日を作れば、広告しなくても打っているお客は分かる。好きな機械ではなくても出る台があればお客は打つ。負けても出る日があることを知ると固定ファンをつかむことができる。どんなクソ台でも大勝ちすると必ず客は来る」



ことし、いよいよ市場に登場するのがお年寄り向けのスロットだ。



オール10のスロット版で、沢山の差玉とは一番かけ離れた機械でもある。



「今日は2000円負けた、3000円負けたという程度の機械。毎日ホールへ行って、ホールがお年寄りのコミュニティーになれるような機械」



そういうタイプのスロットはこれまでにも登場しているが、市場の反応は薄かった。





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