パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

景品交換所問題のコメントについて

毎々御高覧いただき誠にありがとうございます。また多くのコメントやご意見にも感謝しています。この場をお借りして御礼申し上げます。



さて、特殊景品交換所問題のエントリーに対して、総コメントが優に100を超えました。併せて、メールでもご意見を頂戴しています。



で、コメントをスルーしている訳ではありません。それについては、後日お答えします。



このエントリーはコメントの数々を拝読して、以下の点を理解していただきたいと思って急きょ書きました。



小生は特殊景品交換所の業務をわずか4日ですが、経験したことがあります。



それで、様々な内情や実情を知ることになります。



その交換所は、支払い金額のマイナスは全て自己負担です。



これはほとんどの交換所が同じです。



小さな箱の中に一日とじこもる苦痛も経験しました。



その時の経験とこれまで、見聞きした交換所に対する未来のあり方をパチンコ日報で書いている途中です。



コメントにもあるように、交換所について「余計な意見を言うな!」とお叱りも受けています。



このままでは誤解を生むと思い、書き上げた寄稿を推敲し直しました。



それでもシリーズの途中で、誤解を生じる可能性が出てきています。



何年か前、同じ話を講演をしたことがあります。その時も同様の反応が一部ありました。



最後まで聞いていただき、真意は伝わりました。



その時と同じ状況が、最近のコメントに表れています。



私は交換所を敵対視しているわけではありません。



その逆です。



交換所がこのままでは、近い将来パチンコ業界から存在感が薄れることが起きることを心配しているのです。



交換所の従業員にあいさつにしても、全国一律にしなさい!と強制しているわけではありません。



30年来、変らぬ小窓の交換所がある一方で、窓口が全面ガラス張りで中が見える交換所もあります。



それを一律に同じスタイルにしろ、ともいいません。



私が知っている女性従業員はお客さんが交換後に必ず「ありがとうございます」といいます。



あいさつして、脅される確率が上がった、ということはもちろんありません。



その逆です。



他のサイトでは、あいさつをはじめた途端、脅されたり、怖い目に遭ったと言う意見もあります。



それは現役の従業員さんの話ですから、否定はしません。



しかし、それでもあいさつしている従業員さんもいます。あいさつと脅しの因果関係が、どの程度あるのでしょうか?



その違いには方法があり、その先にはベストな解決策があるはずです。



全国の交換所が全面ガラス張りになったとしたら、交換所の陰湿なイメージを大きく変えるチャンスでした。



3店方式というグレーな存在で主体性を持たない交換所は、自分たちの収益に結びつかないと思ったのかは分かりませんが、大きな転換を図ることはしませんでした。



近い将来、パチンコの換金が合法化になったとき、交換所の必要性が薄くなるのは明白ではないでしょうか?



しかし、交換所の存在はパチンコ業界にとって、大きな存在になる可能性を秘めていると思うのです。



パチンコとは無縁の道行く人に、交換所についてアンケートを取ったことがあります。



その時の大多数の意見は、こんな感じした。



1 これは何屋さん?

2 パチンコの交換所とは知っているが、悪いことをしているイメージ

3 自分が交換をしているとイメージしたら、恥ずかしいから並びたくない



良いイメージは「ゼロ」でした。



これはパチンコ人口を増やす上でも、大きなネックであり問題点です。



新聞では「パチンコの景品交換所の強盗」のニュースが後を絶ちません。



これもイメージの悪化に追い討ちをかけています。



パチンコ業界全体のイメージアップを目指すなら、3店方式を死守するために自家買いを禁止するといった次元の話ではなく、特殊景品交換所の存在方法を業界全体で見直す時期がすぐそこまで来ている、と思います。



そんな問題を含め、これからの方向性をこのシリーズを通じて提起していきたいと思います。



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リゾートホテル経営に乗り出したホール企業

リゾート事業をホップ、ステップ、ジャンプで始めるのが、来年3月にオープンするこのSANKARA HOTELだ。



全29室とこじんまりしたラグジェアリーホテルで、日本人だけでなく、海外からのリゾート客も狙っている。



会社概要にパチンコ企業色は一切出ていないが、大阪事務所の住所と関連施設を見れば、経営しているホール企業が分かってくる。



業界誌へのあごあし付き招待旅行取材なんてのはあるのだろうか?



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セスナの大音響

年末のグランドオープンを控え、事前の会員募集が始まったのは、11日、12日、13日の3日間だった。



1000台オーバーの巨艦店でもないのに、この会員募集の新聞チラシがかなり広範囲に折り込まれた。



先行会員募集をやっていることを知らせるために、とどめはセスナまで飛ばした。



地域一番店を目指してか、並々ならぬ意気込みが感じられる。



これがいただけなかった。



11日の朝からセスナが飛んだ。



これが右翼の街宣カーかと思うほどの大音響だった、という。冬なので窓を閉めているにも関わらず、室内に聞こえてくるほどで、夜勤明けの人はあまりのうるささに思わず、警察に電話を入れた。



逆に冬だったから大音響になったのかも知れない。



12日もセスナが上空を旋回した。



警察に苦情を入れた人は一人や二人ではなかった。



その内の一人によると、警察に電話を入れると地域課に回された。



氏名と住所を名乗らされ、「あまりにもうるさいので止めさせて欲しい」と要請した。



警察も「今、こっちでも聞こえています。飛行許可を下ろした管轄は分からないけど、すぐ行かせます」と応じてくれた。



そして、2日飛んだところで、3日目は収まった。



チラシには「工事中は色々とご迷惑をおかけしました。この度、グランドオープンに伴い会員募集を行います」と断りを入れているにも関わらず、地域に反感を買ってしまった。



パチンコをしない人にとっては「周りへの騒音も考えず、やっぱりパチンコ屋のやること」という悪い印象だけが残った。



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特殊景品金額計算機の表示位置の問題点

日本の犯罪件数は、諸外国に比べるとまだまだ少ないが、「引ったくり」などは昔からある。



東京では連続引ったくり事件が頻繁に起きる地区もある。



ここまで書くと勘のいい人はこの問題の意味が分かっただろう。

交換所の金額表示機は、後ろの人に「私はこれだけ両替して、この金額を財布にれて、これから帰りますよ!」と伝えているのと同じ役目を果たしている。

写真のように、後ろの人に見えない様に交換するお客様もいるが、交換所の配置によっては、それすら出来ない場合も多々ある。



10年前、東京・多摩地区でこの弱点を利用した犯罪が起こった。



夜7時過ぎ。交換に来たご婦人は、換金額10万5000円。



この数分後、ご婦人は自転車の前カゴに入れたカバンを引ったくられた。



通常、引ったくり犯は被害者がいくら所持しているのかは、犯行後まで分からない。



しかし、換金所で交換した人は、この手を使うといくら所持しているか分かってしまう。



銀行のATMで下ろした金額が後ろの人には絶対に分からない。



それなら換金所の景品表示も後ろに見えない様な工夫が必要ではないだろうか。



一時期、その地区で主婦のお客様は、辺りが暗くなる時間に換金する場合は、後日にする人が増えた。



それでも換金したい場合は、換金後に一旦、店舗へ入り直すなどの工夫を凝らしていた。



お客様は防犯の改善を店舗へ要求したが、店長は「別会社なので…」と取り合おうとはしなかった。



警察署へも申し出たが、やはり放置されたまま。



換金表示については、警察からの指導通りだという換金所も。



表示機を垂直に表示するのではなくて、斜めにしてお客様だけに見える工夫や表示機を水平に置く工夫などしてはどうかと思う。



知人の記者は元「引ったくり犯」にインタビューしたことがある。私も同席した。



引ったくり犯はこう白状した。



「パチンコやスロットの連チャン機の登場で、20万円も出るときがある。換金に対しては、銀行のATMで大金を引き出した人より警戒感が少ない。そうやって全国を渡り歩いた」



さらに、ご婦人様は警察に被害届けを出さないケースが多い、という。



その理由とは。



被害届を出すと2時間程度の時間を取られる。



届けを出すことで、家族にもパチンコをしていた事がバレル危険性もある。



被害金額が数万円程度なら、泣き寝入りするケースも多いようだ。



テレビでは殺人事件や詐欺事件が毎日のように報道されている。



事件は自分が被害者にならなければ、警戒心は湧かない。



小生は海外で、強盗に遭遇したことがある。



我に変えった時、脱糞していたくらい怖い思いを経験した。



刺されることも、殺されることもなく金品の被害だけで済んでよかった、と思う。



一度、恐怖の経験をしてみないと防犯意識は高まらない。



日本の犯罪はアメリカより20年遅れて進んでいる、といわれる。



水と安全はただで買える日本だったが、20年前に比べたら今は犯罪件数や外国人による凶悪犯罪も増えている。



加えて、不況が長引けば長引くほど、引ったくり犯罪も増えるだろう。



組合やホールは他人事という認識ではなく、換金業者と一致団結して防犯対策を施す時期がすぐそこまで来ている、と思う。



この寄稿は3店方式の弊害ともいえる業界のバラバラ性を説いているのだが、それを感じて頂けたら幸いだ。



つづく



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今まで書けないでいた提案・・・予告

今まで書けなかったシリーズは「その④」まで掲載されました。



原稿は「その⑦」まで仕上がっていますが、急遽「編纂」をすることにしました。



理由は皆様からのコメントです。



コメントの数と内容に感謝すると共に、正直大変驚いています。



予想外でした。これほど反響があるとは思ってもいませんでした。



また、コメントを拝見すると一部の読者様には、誤解を生じる可能性があると思いました。



このシリーズの完結編で、特殊景品交換所関連とは違う提案を予定してましたが、上記の理由で書き直しています。



内容の一部は「フィクション」と言う形で書きたいと思います。

その理由はご想像下さい。



ただいま寄稿は編纂中です。しばらくお待ちください。



予告編として…



ある業界経験者がパチンコ業法改正の原案に近いものを政治家関係者から見せられ、意見を求められた話です。



これは一部の業界関係者に話したとき、大変好評を得た経緯があります。



ご期待下さい。



さてさて、その④までの中で反響が大きかった「特殊景品両替所」に関した宿題を出させて下さい。



これはホール関係者に研修を行うときに、想像力や観察力を養うために、私独自の問題です。



解説は後日します。



■問題

写真は日頃皆さんが目にしている特殊景品交換所の風景です。



ここに大きな問題点があります。



その問題点と改善方法を考えて下さい。



つづく



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