パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

カジノとの比較で脱税できない業界へ?

IR法案が可決され、1年以内にただちに実施法を立案する段階になり、これからは常にカジノと比較されるのがパチンコ業界だ。

IRカジノは当初は国内に2~3カ所が開業するものと思われるが、カジノは厳しいライセンス審査を経て、初めてカジノ運営に携わることができる。

パチンコは営業許可申請を出して、経営者が犯罪者でなければ、後は風営法と照らし合わせてその通りの構造物になっていれば、営業許可が下りる。

一方のカジノ事業者は経営者だけではなく、役員、取締役、株主も含んでの過去20年間に債務不履行があったか、資産の差し押さえ、犯罪歴、脱税がなかったかを調べられる。

同時に法遵守の組織内体制や、高い社会的責任、高潔な倫理観、社会的信用度、財政的資力や資金調達力、運営・経営能力、経験等の適格要件が国の機関となるカジノ管理委員会により定められ、これを満たすことがライセンス付与の前提となる。

カジノライセンスに比べるとホールの営業許可がいかに甘いかも見えてくるが、カジノとの比較で行政が関心を寄せるのはパチンコ業界の売り上げの完全把握だ。

なぜなら、カジノは、一切脱税はできないが、パチンコ業界は9割が中小企業で脱税の常連業種という不名誉なレッテルを貼られている。

パチンコ業界ではインのクリアを目的に全国共通のプリペイドカードを導入したが、利権ビジネスの仮面が剝がれるのに時間は要しなかった。そもそも、インのクリアを目的とするならば、スロットもパチンコと同時にプリペイドカード化すべきだったが、最初から片手落ちでスタートし、未だにスロットはCR化されていない。

売上だけでなく、パチンコ業界には不透明な部分が多い。3店方式のおカネの流れの他、換金所の従業員の給料はどこから出ているのか? 警察のお墨付きを得たはずの3店方式だが、ホールの売り上げ減少に伴い、換金の手数料収入が減り、換金所の従業員の給料が払えなくなって、ホールが肩代わりしているケースもある。

ちょっと前はSスキームなる節税方法が、節税か、租税回避かと話題になったこともある。

さらに遊技機の値引きをバックマージンとして、オーナーの口座に振り込んでいるケースは、オーナーの小遣いとなっている。

こうしたグレーの部分がカジノとの比較で捜査のメスが入ることになるかも知れない。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

パチンコは釘調整に頼らずパチスロよりも7万円分多い出玉性能があることを活かせ

「パチンコの性能はルール上もっとたくさん玉を出せるはずだ!」と話すのはパチスロ関係者だ。

以下本文

規則上1日営業(中時間出玉率)に相当する出玉の上限は、
打玉に対し
パチンコは2倍まで。

・遊技機規則別表第四(1)ロ(ニ)
「遊技機の試射試験を十時間行った場合において、獲得する遊技球の総数が発射させた遊技球の総数の二分の一を超え、かつ、二倍に満たないものであること」 

パチスロは1.5倍まで。

・遊技機規則別表第五(1)ロ(ト)
「設定ごと及び規定数ごとに、(ホ)規定する試験を六千回行った場合において、獲得する遊技メダル等の総数が、投入した遊技メダル等の総数の一・五倍に満たないものであること」とある。

そうすると、
パチンコ
打ち玉
100発×600分=60,000発

出玉
(60,000発×2)-60,000発=60,000発
60,000発×4円=240,000円

パチスロ
投入
(3枚×6,000ゲーム)-822リプレイ=17,178枚

払出
(17,178×1.5)-17,178=8,589枚
8,589×20円=171,780円

このように、1日で獲得することができる上限はパチンコ約24万円、パチスロ約17万円となり、
パチンコの方が約7万円も多く玉を出せる性能がある。

これに加えパチンコには伝家の宝刀“大当たり確率変動”によって、大当たりの連チャンをさせる機能もある。
規則上もパチンコの方がたくさん玉を出せるはずだ。

さる、3月8日衆議院の内閣委員会において、高井崇志議員が「キャンブル依存症対策とパチンコの射幸性抑制」に関連して、くぎ曲げ等の不正改造問題等の対策として、パチスロではじめた「役比モニター」をパチンコにも義務付けるべきではないかと政府(警察)を問い正した。

そもそも一般入賞をカットする「ベース殺し」は、パチスロは関係ないのだ。不正改造の事の発端はパチンコの問題だから、パチンコが積極的に役比モニターを搭載しなければならない。

たしかに遊技機規則では、著しく射幸心をそそるおそれがないように、出玉のうちで大当り(役物連続作動装置等)に偏った出方を禁じられていることから、大当り出玉は全出玉のうち6割未満でなければならない。

すなわち、一般入賞(他入賞口による配当)で4割以上出さなければ許可されないのだ。
※イメージとして出玉の約半分は他入賞(大当り以外の入賞)だ。

はぁ?という感じだ。

実態はどうだ、未だにヘソ以外ほとんど入らないのではないか?

規則上においても、パチンコはパチスロより出玉性能が高く認められているのでやり方はいくらでもあると思う。

従来のような、不正なくぎ曲げ(“入賞口殺し”)によって、遊技機の性能を変化させ、お客から不当な方法で売り上げることは、もうやめた方がよい。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える



※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。


カジノ並みの依存症対策後のパチンコ業界の姿とは

2月22日に開かれた衆議院予算委第一分科会で日本維新の会の丸山穂高議員がパチンコの3店方式が刑法上の賭博罪に当たらないかを警察庁と松本国務大臣に問い質した。

これに対して松本国務大臣は「パチンコ営業者が現金を提供したり、提供した賞品を買い取ることは禁止されているが、第三者が賞品を買い取ることは直ちに風営法違反とはいえず、賭博行為には当たらないと認識している」とした上で、「一方、営業者が実質に同一であると認められる者が賞品を買い取ったら風営法違反であり、賭博罪に当たる」と答弁した。

丸山議員は次にゲームセンターでの景品提供に質問を切り替えたが、3店方式を完璧な形で行っていないホール関係者にすれば、ヒヤリとした質問だったに違いない。

地方では風営法違反であり、賭博罪に当たる3店方式を未だにやっているところは、実際どのぐらいの数があるのかは、なかなか掴みにくい。最近でもある県の組合の会合で警察が3店方式に言及していたことがある。その県のホール関係者によると買取所を親族にやらせているところがあるらしい。親族の名前でも実質の経営者はホール経営者であることが疑われるケースもある。

ここで3店方式ではないホールが日本全国にはどのくらいの数があるか、警察は把握しているのか?と突っ込まれたら、警察も答えに窮する。

3店方式にも段階的なレベルが存在する。完全自家買いがレベル1とすれば、チェーン店内だけの流通がレベル2、他法人にも流通していたらレベル3…

丸山議員の質問に戻ろう。

丸山議員は風営法上で規制されているゲームセンターやアミューズメントカジノなどで、景品を提供したり、その景品を近隣で買い取っている業者を検挙したことがあるかを質問した。

警察庁の山下生活安全局長は「クレーン式は遊技の結果が物品で表示される場合は、少額のものは商品の提供には当たらないと解している。クレーン賞品を買い取っているために検挙した事例はない」とした。

丸山議員はアミューズメントカジノで少額の賞品を提供できないのか、という質問には「ゲームセンター営業は遊技の結果に応じて賞品の提供は禁止している。少額の賞品が提供できるのはクレーンのみ。パチンコ以外で3店方式はない」とした。

これらの質問はあくまでも前段で本題は依存症問題だった。丸山議員はIR法案の実施法に依存症対策が盛り込まれるのを受け、パチンコにもIRカジノ並みの依存症対策をすべきと次のように主張している。

「パチンコ代欲しさの犯罪件数は平成28年の刑法犯33万件中、1329件で、平成27年度の995件から334件も増えている。犯罪抑止や予防の観点からもパチンコ依存症対策をしっかりすること。カジノでは入場チェックで顔認証も使っている。今のパチンコ店は店内にたくさんのカメラも付いている。カードでも依存症をチェックするなどカジノと並ぶ具体策を実施すべき」と警察庁に迫った。

丸山議員が求める依存症対策はパチンコ業界が考えているリカバリーサポートの強化などというレベルよりも遥かに高いものである。

日本全国の駅前には必ずパチンコホールがあるが、丸山議員はこれを外国人が見たらどう思うかを懸念している。日本には駅前にたくさんのカジノがあると思われることを快く思っていない節がある。

「パチンコを失くせという暴論ではない。完全禁止になれば裏が蔓延るのでそういうことを求めているのではないが、IRに合わせた依存症対策を業界も自主規制で考えて欲しい」と締めくくった。

カジノ並みの依存症対策を施すことでパチンコを潰しにかかる勢いだ。


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える



※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。




釘調整の着地点は交換率ごとのゲージ(型式)をメーカーが用意

釘調整問題で玉が当たることで釘も微妙に曲がって来る。これを概ね垂直に戻すためにメンテナンスと称するお為ごかしは、もはや通用しない事態に陥っている。

長年黙認され続けてきた釘調整の代替え案も示さないままに、一方的に違法というのも無策極まりない。釘問題の解決策もないままに、メンテナンスで逃げることもできなくなれば、ホール現場はますます釘調整を隠すことになる。

「ゲージ表や釘調整器具は一切事務所におかないようにしています。立ち入り調査でこれは何するために使うのかと聞かれても困りますからね」(ホール店長)

店内の防犯カメラも釘問題が厳しくなって、夜間の調整時間帯に録画を消したりしているホールもあるが、それを見越して警察からは24時間録画を要請されている。その一方ではコンプライアンスを遵守しなければならない。ホール現場は二進も三進もいかない。

日工組メーカーは4月1日から新台を設置確認する際、諸元表通りの新台であることを証明するために、「くぎ確認シート」を導入することになった。これは透明のフィルムでできたゲージ表で、盤面に当てて釘の曲がりや角度をチェックするものである。部品交換した場合なども同様にくぎ確認シートでチェックする。このシートはホールで保管するものである。

こんな便利なシートは警察や健全化推進機構も欲しいといいだすのは目に見えている。新台設置の時の警察検査でこのシートを使われるのはさほど問題はない。理由はいうまでもないが、営業中に機構が立ち入り調査で入った時にこのシートを使われたら、ほとんどのホールがアウトになる事が危惧される。

そもそもゲージ調整は交換率によっても変わってくる。当然、等価交換と33玉、35玉、40玉、と交換数が変われば、それぞれ違ってくる。等価よりも40玉の方がスタートは良く回るようにするものだ。

ここからは妥協案の提案だ。

メーカーは同一機種でも交換率に応じた型式を取ってもらうしかない。つまり、等価用の25玉用ゲージ、30玉用ゲージ、35玉用ゲージ、40玉用ゲージとA、B、C、Dと4つぐらいの型式を申請してもらうしかない。そのゲージで営業がスムーズにいけば釘調整問題も一定の着地点を見出すことができる。

釘調整が違法と言われている以上、メーカーはそれぐらいの協力はしなければならない。

「スロットも設定が1つしかないものすれば、激しい競争も起らないし、設定漏えい問題も起らない」(警察関係者)という声も聞こえてくる。



人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。

銀河の妖精、復活!

3月12日、新宿のアルタビジョン、秋葉原のUDXビジョンなど都内の大型街頭ビジョン前に数えきれないほどの巨大な人だかりができた。ビジョンをジャックして突如発表されたシェリル・ノームの新曲「ゴ~~ジャス」に釘付けとなった。2011年に公開された「劇場版 マクロスF 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」以来となる「銀河の妖精」の復活は、マクロスファンに大きな衝撃を与えた。

C6seymkU8AAiMye2

そんな新曲を早くも収録した「パチスロ マクロスフロンティア3」がSANKYOから発表された。情報が公開されるとネットではすぐさま話題となり、パチスロファンを中心に、さまざまな予測と期待で盛り上がりを見せている。

マクロスシリーズは多数存在するが、その中でもマクロスフロンティアは特に20代~30代から圧倒的な支持を受けている作品で、男性だけでなく女性のファンが多いのも特徴。

パチスロ一作目、二作目共にホールへの稼動貢献度も高かったのは記憶に新しいところだろう。

無題1

最新作となる「パチスロ マクロスフロンティア3」だが、過去のシリーズと比べて、特にART性能について大幅な変更が施されている。昨今のARTはゲーム数の上乗せで継続ゲーム数を伸ばしていくタイプが主流だが、「パチスロ マクロスフロンティア3」にはゲーム数の上乗せが存在しない。

かわりにART(ギャラクシーツアー)は、平均継続率約83%のシナリオ継続タイプ(1セット目80%継続・2セット目50%・3セット目50%・・・等)となっており、全12種類のシナリオによって管理される。ART中はレア小役等でセット数の上乗せ抽選が行われるというもの。

「ゲーム数の上乗せがない」と聞くと、物足りなさと不安を感じるユーザーもいるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。

このシステムは、パチスロユーザーなら誰もが経験する「やっと引いたARTが何も引けず駆け抜け、一番楽しい時間が数分で終了する」というような現象が大幅に減ることを意味する。なぜなら、平均継続率は約83%。レア小役を引けなくとも、セット毎の継続抽選をクリアすればARTは継続されるからだ。

無題2

また、いわゆる一撃フラグと呼ばれるプレミアム役、黒BAR揃いは通常時とART中では恩恵が異なる。通常時ではARTセット数を最大15個ストック、ART中ではARTセット数の上乗せ特化ゾーン(ヴァルキュリアRUSH)を高確率でストックする「ゴ~~ジャスゲーム」に突入する。今回収録された新曲「ゴ~~ジャス」と同じ名前がついたプレミアム特化ゾーンは必見だ。

無題3

プレミアム役と聞くと、1/65536や1/32768を想像するが、この黒BAR揃いは約1/6500。この確率について、パチスロユーザーはこう話す。

「1/8192以上の確率になるとなかなか引けるイメージが沸かないが、1/6500なら1日打てば1回はどこかで引けるような気がする。プレミア役が十分期待できる確率は打つ機種を選ぶ上でプラス要素になる」

一方、都内のホール店長にマクロスフロンティアについて聞いたところ、次のような見解を述べてくれた。

「マクロスフロンティアの機械はパチンコ、スロットを問わず、すべて導入してきました。稼動貢献度も高く、シリーズを通して安定感があるのが魅力。ネットでも話題にもなっていたが、秋葉原での新曲発表で、あんなに人を集めることができるのは、やはりコンテンツの強さ。それに、SANKYOさんの最近のスロットは調子がいいというのもポイント。導入すること自体はすでに決定しています」

納品開始は5月上旬予定。銀河の妖精と超時空シンデレラがホールを盛り上げてくれるのはもうすぐだ。

無題4


人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える


※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。