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釘調整の着地点は交換率ごとのゲージ(型式)をメーカーが用意

釘調整問題で玉が当たることで釘も微妙に曲がって来る。これを概ね垂直に戻すためにメンテナンスと称するお為ごかしは、もはや通用しない事態に陥っている。

長年黙認され続けてきた釘調整の代替え案も示さないままに、一方的に違法というのも無策極まりない。釘問題の解決策もないままに、メンテナンスで逃げることもできなくなれば、ホール現場はますます釘調整を隠すことになる。

「ゲージ表や釘調整器具は一切事務所におかないようにしています。立ち入り調査でこれは何するために使うのかと聞かれても困りますからね」(ホール店長)

店内の防犯カメラも釘問題が厳しくなって、夜間の調整時間帯に録画を消したりしているホールもあるが、それを見越して警察からは24時間録画を要請されている。その一方ではコンプライアンスを遵守しなければならない。ホール現場は二進も三進もいかない。

日工組メーカーは4月1日から新台を設置確認する際、諸元表通りの新台であることを証明するために、「くぎ確認シート」を導入することになった。これは透明のフィルムでできたゲージ表で、盤面に当てて釘の曲がりや角度をチェックするものである。部品交換した場合なども同様にくぎ確認シートでチェックする。このシートはホールで保管するものである。

こんな便利なシートは警察や健全化推進機構も欲しいといいだすのは目に見えている。新台設置の時の警察検査でこのシートを使われるのはさほど問題はない。理由はいうまでもないが、営業中に機構が立ち入り調査で入った時にこのシートを使われたら、ほとんどのホールがアウトになる事が危惧される。

そもそもゲージ調整は交換率によっても変わってくる。当然、等価交換と33玉、35玉、40玉、と交換数が変われば、それぞれ違ってくる。等価よりも40玉の方がスタートは良く回るようにするものだ。

ここからは妥協案の提案だ。

メーカーは同一機種でも交換率に応じた型式を取ってもらうしかない。つまり、等価用の25玉用ゲージ、30玉用ゲージ、35玉用ゲージ、40玉用ゲージとA、B、C、Dと4つぐらいの型式を申請してもらうしかない。そのゲージで営業がスムーズにいけば釘調整問題も一定の着地点を見出すことができる。

釘調整が違法と言われている以上、メーカーはそれぐらいの協力はしなければならない。

「スロットも設定が1つしかないものすれば、激しい競争も起らないし、設定漏えい問題も起らない」(警察関係者)という声も聞こえてくる。



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