
なぜ、こんな紙を貼っているのかといえば、子供が持ち去らないように防止するためのものものと思われる。
万引きとはいわないが、分別ができない小さな子供が家に持ち帰っても、これを見た親がスーパーへ返しに来てくれることも期待できる?
ま、最初から子供を信用していない表れが出ている。
「子供の頃に楽しかった、と思うと大人になってもリピーターになるが、悪い思い出があると大人になっても寄り付かなくなる。それほど嫌な思い出は強烈で、嫌な思いをさせないことが何より重要になる」と話すのは百貨店のおもちゃ売り場のマネージャー。
この百貨店では出入り業者に覆面調査を依頼して、良かったものは1点、悪かったものには-2点を付けてチェックして、マイナスになることは極力取り除いている。
一方のホール環境といえば、マイナス要因だらけだ。
難聴になりそうな耳をつんざく大騒音、この時代に密室でタバコが吸える環境、殺人光線と揶揄される遊技機から発射される光の演出…
本来これらのマイナス要因はイの一番に取り除かなければならないが、感覚を麻痺させるためにわざとやっている一面もある。殺人光線がそう。これについては全日遊連も日工組に対して改善を申し入れている。
普通ならあり得ない環境だが、それでもリピーターが訪れるのは、パチンコには射幸心と換金があるからだ。
射幸心を煽る補助装置として騒音や殺人光線は分別をつかせなくするために必要なのかも知れないが、アンチはこれを一番嫌がっている。
「遊技として認められる理想的な射幸心のボーダーラインを業界で決めなければならない。日工組は1/300までとしているが、1/200まで下げて、確変や連チャンがなくても楽しめる1/200の機械を作る必要がある」(業界ご意見番)
パチンコ嫌いを振り向かせるためには、マイナス要因を改善した後は、アンチも認める適度な射幸性のある遊技機の開発が必要になる。
確変や連チャンがなくても楽しめる遊技機とは、まさに新規のお客さんを対象にした機械作りとなる。
マイナス要因を取り除き、ホールへ行くことが楽しく、なおかつ提供されている遊技機に適度な射幸心があれば、拒絶反応を起こしていた人たちも取り込める、というものだ。

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