「今、一番話題性があり、世界的な知名度を持つ人物といえば、大谷翔平を置いて他にいない」とある経営者が切り出した。
確かに、大谷選手の影響力は絶大であり、彼が関わるだけでニュースになることは間違いない。
「大谷選手がパチンコを打ったというだけで世界的なニュースになる。もし、彼が真美子夫人と肩を並べて打ってくれたら、日本人だけでなくインバウンド客もパチンコに興味を持つはずだ」
別の経営者は、過去のエピソードを引き合いに出して話を続けた。
「マイケル・ジャクソンが来日した際、東京ディズニーランドを貸し切りにしたことがある。もし大谷選手が希望するなら、うちのホールを1日無料で貸し切るのも惜しくない。それほど彼の宣伝効果は計り知れない」
中には冗談めかした意見も飛び出す。
「いっそのこと、大谷選手にホールを買ってもらえないかな」
「彼が子どもの頃に書いた年賀状や直筆の手紙ですら高値がつく。彼のサインがある台なら間違いなくファンで埋め尽くされる」
こうしたアイデアが次々に飛び出す中、大谷選手は現在、以下の企業CMに出演している。
•セイコーウオッチ(プロスペックス)
•興和(バンテリンコーワ パットEX)
•ディップ(企業イメージ)
•西川(AiR)
•日本航空(企業イメージ)
•ECC(ECCジュニア)
•ニューバランスジャパン(企業イメージ)
•ダンロップ(シンクロウェザー)
•West Point Investment(投資)
•オークリー(スポーツグッズ)
•HUGO BOSS(ファッション)
•ポルシェジャパン (自動車)
•コーセー(化粧品)
•三菱UFJ銀行 (金融)
•伊藤園(お~いお茶)
•ラプソード(テクノロジー)
•ファナティクス (スポーツグッズ)
•Salesforce (クラウドソフトウェア)
これらはどれもクリーンで健康的なイメージを重視したブランドである。元通訳がギャンブルで大谷選手の口座から1600万ドル以上の不正送金したこともあり、ギャンブルには特にいいイメージはない。ギャンブル要素を含むパチンコ業界とは一線を画すことになる。彼を起用するためには、まず業界全体のイメージアップが必要不可欠だ。
「依存症対策を含む社会的な取り組みを積極的に進め、パチンコを単なるギャンブルではなく、日本固有の娯楽文化として再定義する必要がある」とある経営者は語った。
大谷選手を起用した議論は盛り上がったものの、現実性の低さを受けて次なるアイデアに話題が移った。
次に挙がったのはハリウッドスターの起用だ。パチンコ版権として過去に採用されたスターは数多い。マイケル・ジャクソン、ボン・ジョヴィ、KISS、レディー・ガガなど世界的に知られるアーティストたちが名を連ねている。これらのスターを活用した成功例を参考に、新たなプロモーション戦略が提案された。
「お忍びで来日したハリウッドスターにパチンコを体験してもらい、その様子をSNSで発信してもらうのはどうだろう。日本は欧米と違ってパパラッチが少なく、スターたちにとって居心地の良い国だ。彼らが自然体で遊ぶ姿を見せることで、パチンコへの興味を引き出せるかもしれない」
ハリウッドスターの力を借りたプロモーションもさることながら、パチンコ自体のイメージアップも大前提となる。加えて、業界人が打てないパチンコを他人に勧めることができない。
議論を通じて明らかになったのは、世界的スターを起用するだけではなく、業界全体が変革し、持続可能な娯楽としての地位を確立する必要があるということだ。
「大谷翔平選手やハリウッドスターとのコラボレーションは夢のような話かもしれない。しかし、夢がなければ業界は進化しない。だからこそ、まずは我々ができることから始めるべきだ」
日本発のパチンコを世界へ――。この挑戦は、若手経営者たちの熱意と行動によって実現への一歩を踏み出したばかりである。

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