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私はパチンコとパチスロが大好きです。
更に言うと、マンガやアニメも大好きです。
なので、お気に入りの作品が遊技機になるという「検定通過情報」が耳に入ったとき、期待と共に不安も抱くのです。
スペックとか、役物とか、値段とかに対する心配も当然ありますよ。でもそれよりもっと根本的な「演出」の話。
パチンコ・パチスロのゲーム性に演出を上手くなじませてくれるのかな?って疑ってしまう
んです。
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たとえばパチンコ、パチスロの醍醐味は「連チャン」にある。
確変やARTの状態が続けば続くほど良い。というか嬉しい。
だからそのゲームフローと演出とに関係性を持たせてほしい。
パチスロ(パチンコ)北斗の拳が流行った理由って、
中段チェリーがアツいとか、リンが「ケ~ン!」と叫んでくれる瞬間が最高とか色々あったけれど…
結局は
「敵がウヨウヨ現れる状況、毎ゲームそれらを蹴散らすことに違和感のない世界観」
「とにかくバトルが続く限り負けは無い!ラオウを昇天させるという明確なテーマ」
というのが大きかったと感じるのです。
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バトルもの以外のコンテンツでも…
たとえば「AKB」という非常に強いブランド。
確変中、トロッコに乗ってV図柄をGETしたら当たりとか。花が咲いて光り輝いたら当たりとか、色々趣向を凝らしてますけど…
せっかくのアイドルでしょう?アーティストでしょう?
「ライブが続く」=「連チャンが続く」のシンプルな構成でもいいのでは?
北斗の拳みたいに、20曲歌いきってライブを大成功させる!を一つのテーマ(目標)にしてみては?
48曲に到達したら伝説のライブとして語り継がれる、と煽ってみたら?
とくに最近の台の
「とりあえず数回転のSTを駆け抜けたらおしまい、演出とかどうでもいい」
「ヒロイン達をデートさせたり、温泉に行かせたり、海水浴に行ってビーチバレーさせときゃいい」みたいな風潮が嫌いです。
まぁ、原作で本当に温泉回や海水浴回があるなら、まだ分らんでもないですけど。
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パチンコでは小当たりラッシュというシステムが一時期話題になりました。
これも、「結構な勢いで出玉が増えていく」「次の大当たりが中々来ない方がオイシイ」というのをちゃんと演出とリンクさせるべき、ということ。
ルパンだったら、銭形に見つかるまで財宝庫でお宝を物色しまくるとか。
リングだったら、貞子に見つかるまで暗闇の中を必死に逃げまくるとか。
システムとのシンクロを心がけるべきなんです。その方が遊技にのめり込める。
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しかし…あくまで個人的な意見ですが、私はあまりメーカーさんから原作に対するリスペクトと演出に対するこだわりを感じない。
リスペクトがないから
「主人公がこんなことするわけない」
「主人公がこんなこと言うわけない」
「主人公がこんなのに負けるわけない」
って演出を平気で盛り込んじゃうんだと思います。
平気でキャラ設定や世界観を壊すんだと思います。
こだわりがないから、
「演出の使いまわし」なんて暴挙を平気でしちゃうのでしょう。
パチンコ・パチスロはエンタメです。
エンタメメーカーさんなら、他のエンタメへの敬意&熱意がビンビン感じられる作品をドンドン生み出してほしいです。

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