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ホールの駐車場活用術

新台で集客できる時代も終わった。にもかかわらず、新台入れ替えはホールの最大の集客イベントという考えから抜け出せない。イベントで動く専業をせっせと育成してきた結果、玉を出すどころか、新台導入から回収に走るビジネスモデルに取って代わる。ユーザーが下した業界通信簿には、「離反」という評価。遊技人口が減ればホール軒数も減る。当たり前のことだ。

新台入れ替えで集客できなくなれば、ホールは他の手段で集客方法を考えなければならない。

まず、郊外店は一様に広い駐車場を確保している。昨今の稼働状況から広い駐車場を持て余している。ここを活用しない手はない。

駐車場はクルマで来店する人が利用するわけだから、これらの層をターゲットにパチンコと切り離して、組み立てた方がいい。あわよくば、そのついでにパチンコもしてもらえば、万々歳だが、それはオマケ程度で。イメージとしてはホームセンターのジョイフル本田が、格安のガソリンスタンドを併設していたように。

ガソリンは給油に時間はかからないが、電気自動車のEVスタンドなら、待ち時間をホールの施設内で消費してもらえばいい。既に全国で何店舗かのホールで設置済みである。

閉店したホールを中古車センターのネクステージが買い取って、ホールの居抜き物件で出店スピードを上げているが、いっそ、中古車センターをM&Aで、営業中のホールの駐車場の一角を中古車センターにしてもいい。

ホールとの相乗効果を発揮するには、ホールの会員ならではの割引サービスだ。購入価格の割引だけでなく、車検代も安いとなればホール会員になるメリットも出てくるというものだ。

ここからは全く新しいビジネスモデルの紹介だ。

バイク大国の台湾では急速に電動スクーターがシェア率を拡大している。主役は2015年から台湾市場に参入したGogoro社。キムコが33%でトップのシェアを誇る中、新興メーカーながら16.1%まで伸ばしている。

それだけではなく、Gogoro社は台湾での電動スクーターの90%以上のシェアを誇っているわけだが、急成長している背景には、バッテリーのサブスク方式がある。従来の様に、家庭でバッテリーを充電するのではなく、街中にあるバッテリーステーションでフルチャージされたバッテリーとその場で交換する。

バッテリーステーションを台湾各地に2240カ所以上設置したことで、充電切れの心配もいらない。ステーションはスマホとの連動で最寄りの場所がすぐに分かる。ちなみに、バッテリー2本を搭載して、航続距離は100キロにも及ぶ。この方式なら出川哲郎の電動スクーターによる充電旅企画自体が成り立たなくなる。

日本では石垣島で展開している。観光客向けに環境に配慮したレンタル電動バイクだ。

日本国内で普及するにはバッテリーステーションの確保が何よりも重要になる。これがエコ時代にマッチした新ビジネスだ。



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