パチンコ日報

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相互扶助の精神を忘れたパチンコ業界

業界関係者が自転車の任意保険の更新のために行きつけの自転車屋へ行った。一般的に年間で1000円ぐらいだが、4400円の保険に入っている。万一、相手にけがをさせた場合、対人で1億円まで保証されているからだ。

保険の更新と併せて、ブレーキワイヤーの交換もお願いした。その間、50代の店主とよもやま話をすることになった。

この自転車屋はブリジストンの特約店で、ブリジストン以外は扱っていないことが特徴。安い中国製自転車はタイヤも安いものが付いているので、乗っているうちにタイヤにヒビが入り、やがて走行中にバーストすることもある。ブリジストンならタイヤにヒビが入ることもないので安心して乗れる、ということだ。安い中国製は見た目では分からないが、粗悪品が多いということを言いたかったようだ。ただ、その分、ブリジストンはタイヤだけでも4倍高い。

そんなことを小一時間ほど話し込んだ。

店頭には政党のポスターが1枚貼っていた。

「学会員ということで、ポスターを見てやってくるお客さんが増えたね。もっとも仕事が増えるからと思って入会したんだけどね。さすがに三色旗は出す気にはならなかった」(店主)と打ち明けた。

今までこんなに長く話し込んだことがないので、学会員とは気づかなかった。

で、客がパチンコ業界ということを知っている店主は、ホールオーナーの話になった。

「オレと一緒で、そのオーナーも学会活動にはそんなに熱心じゃないけど、やはりメリットがあるから、入っている。そのホールには当然、学会員の従業員がいるんだけど、人手不足で求人募集をしなくても、学会員ベテラン従業員が学会員を呼んでくれるんだよ。人手不足なることがないからオーナーはホクホクだよ。ま、その時はポケットマネーから1万円ほど渡しているようだけど」

学会員同士の横のつながりで、このホールオーナーとは知り合いなのだが、ホールの社用自転車として、電動自転車を6台まとめて買ってもらったこともある。90万円の売り上げに協力したことになる。

それだけではない。お客さんもパチンコを打つ場合も、学会員のホールを選んで打ってくれるという。同じおカネを使うなら、学会員の店、ということだ。相互扶助で仲間内の経済を回していることにもなる。信仰心よりもビジネスライクな面もあるようだ。

パチンコ業界で失われているのが相互扶助の精神だ。メーカーとホールは車の両輪に例えられたが、今や死語だ。メーカーが生き残ろうとすることがホールへ余計な負担をかけている。



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