ハネモノの整備はデジタル機のそれと比べ少し複雑になっています。通常時デジタル機の場合はスタートチャッカーに入るかどうかの一点に気を遣えば良いのですが、ハネモノの場合はスタートチャッカー(落とし)と役物への寄りの二ヶ所に気を遣わなくてはなりません。そしてこの二ヶ所はそれぞれ入りやすい玉の特性が正反対であることがハードルを上げています。
ここで入賞口の特性について書きます。
デジタル機:入賞口が横で受けている→遅い玉が入りやすい
昔の一発台:入賞口が縦で受けている→速い球が入りやすい
ハネモノ:一発台と同様(入賞口は斜め)
このメカニズムをきちんと把握している人が最近では少なくなりました。
さらに玉の速度の特性について書いてみます。
速い玉:傾斜が起きているor釘が下げ釘
遅い玉:傾斜が寝ているor釘が上げ釘
以上の要素からハネモノのスタートチャッカーへは遅い玉が入りやすく、役物へは速い玉が入りやすいという手間のかかる作りになっていることを知らなければなりません。加えて傾斜のネカセ具合というかなり不明瞭な要素も加わってくるわけです。
またこれらの知識を持ち合わせていても、整備や調整を行う経験値が少なく、なかなか思うようにいかないはずです。極めつけは出玉の量をデジタルによって機械が判別するわけですからホール側の手に負えないのは明白です。
結論を言えばハネモノは今の環境下ではその魅力を発揮する事が極めて困難であるという事です。悲しいかな「夢よ、もう一度」とはいかないようです。
私も先日のN H Kのドキュメンタリー番組を見ました。行ってみたくなりましたね。
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