パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

イントロダクション 全日本学生遊技連盟

名刺管理アプリ「Eight」は名刺交換でつながっている人のアップデート情報が新たに追加されるとその都度連絡がくる。その中に全日本学生遊技連盟の営業部長の肩書が加わった人がいた。

まず、全日本学生遊技連盟とは何ぞや?と疑問が沸いた。しかし、そこから先を確かめるべく、本人に連絡を取ることもなく、ほったらかしていた。

それがMIRAIの学校の秋のオープンキャンパスによって明らかになるとは思ってもみなかった。

10月24日から28日までびっしり埋まった全20コマの講義の中に、筆者が最も興味をそそられたものがあった。「業界の未来を変える業界初のプロジェクト始動」がそれ。どの遊技機が売り上げ、粗利が上がるかというような目先のことではなく、もっと大局的に業界の課題を取り組もうとしている。

年々遊技人口は減るばかりで、若年層が育たず、高齢者に支えられているパチンコ業界の将来は誰が見ても絶望的だ。業界の明るい未来のためには「若年層の開拓」が最優先課題とも言えるが、この業界初のプロジェクトは、具体的解決策を提案するものだった。その中で、“鍵”となるのが全日本学生遊技連盟だった。

そもそもパチンコは学生時代などに友達から誘われて、初めて体験するのが一般的な新規ユーザーの入口だった。大人の世界であるパチンコ店へ一人で入ることは稀だった。20代までに体験しなければ、その後足を運ぶことはない、と言われている。

ところが、今は業界人でさえ、パチンコに誘おうとは思わないという人が7割以上だから新規ユーザーが増えるはずもない。

全日本学生遊技連盟は学生を主体に、パチンコ産業の正しい理解を促し、パチンコ産業を盛り上げ、パチンコ産業の問題解決を目的とした一般社団法人でもある。

具体的には全国学生パチンコ大会を運営すると共に、若年層に対してパチンコのイメージ向上をSNSで発信していく。さらにパチンコに興味を持った優秀な人材を業界へのリクルートの橋渡しをすることも視野に入れている。

では、ホール関係者の声を聞いてみよう。

「個人的にはすごくいい取り組みだと思います。私も学生の時に誘われてパチンコを始めたので。私は新卒2期の入社で当時はパチンコ好きが多かった。今、入社して来るのはパチンコ未経験者ばかり。パチンコが好きでもないのに入社して来るが、採用担当はノルマがあるので大丈夫、と採っています。本当にパチンコ好きが入ってくれば、業界もまた変るチャンスが来る気がします」(大手ホール役職者)

その前に業界がしなければいけないのは、おカネのかからない、もしくは勝率が今よりも大幅にアップした環境を整えることが急務だ。そうでなければ、せっかくの企画も長続きしない。

全日本学生遊技連盟の詳細は、セミナーを視聴した地方の中堅ホールの営業部関係者の寄稿に譲る。


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メーカー、ホールが大きくなりすぎて、取り残されるのはユーザー

ハンドルネーム「三味唐辛子」さんは、ユーザーの立場からスマート系が登場してもビジネスモデルは変らないので、むしろ、遊技客が淘汰されるのではないかと危惧する。

以下本文

この業界はひと言でいえば装置産業です。パチンコ/パチスロはその中核たる存在です。
現に大手ホール企業は台の設置数や同様に店舗数をアピールしています。

パチンコは娯楽だ、いやギャンブルだ、という話は、装置産業のメインプレイヤーたるメーカーとホールからすると実は大迷惑な論点なのでは?と感じます。

ユーザーがひとたびホールに入店してお金を投入しハンドルを握れば意識する、しないに関わらず間接的に機械の購入金額を負担することになります。

メーカー本位に考えると数多のユーザーが、コンスタントに装置を直接購入し続けてくれれば済むのですが、そんな酔狂な人はほぼ存在せず商売として成り立ちません。

そこでホール企業が間に入り装置をメーカーから直接購入し、そのうえで娯楽空間・時間の提供という名目でユーザーに装置を間接販売します。

ユーザーが得られるものは出玉が得られるかもしれない、という期待感、高揚感、射倖心の高まり、そしてめでたく得られた出玉です。ユーザーは出玉数に応じて何かしらの品に店舗内で交換できる権利を得ます。

金景品に交換するかどうかについては、ユーザーの判断に委ねられホールから強制されることもありません。

パチンコ/パチスロ業界の商売というのは基本これだけのことです。

業界としては、これ以上消費者であるユーザーに何かを伝える必要は全くありません。
あくまでも娯楽場を提供しているだけという立場であって、商売の構造からして変えようもありません。

射幸性の高さは業界視点でいうと、娯楽性の高さに置き換わる場面が多々あることでしょう。

ただ今はそうした業界の立場とユーザー心理に相当な隔たりが生じ、結果として業界側が漫然と期待してきた規模の経済が崩れてきています。

見方を変えると装置を提供する側が大きくなり過ぎてユーザーが取り残されてしまった、ともいえます。

立ち位置をはっきりさせる以前に、営営と築いてきたこれまでのビジネスモデルが通用しなくなってきているんだろうと考えます。

唐突かつ蛇足ですが、たとえば業界内がざわついたと聞くRe:ゼロ鬼がかりのレンタルプランは、現ビジネスモデルを変えられないジレンマを感じたメーカー側の苦肉策だと思います。是非はともかくとして。

また、スマパチ/スマスロも見た目は新しい装置ですが、ビジネスモデルの変化は伴わないので、結果として各層のプレイヤーの淘汰という程度の効果しか生まないとみています。

むしろそれが真の狙いかも知れませんが。


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第7話 本当の恐怖 ②

『そおなあ~ん』

なぜ、ぱちんこ屋さんではお客さん同士の玉のやり取りを禁止するのか。一般的な概念からすれば至極理不尽な話ではないだろうか。自分がお金を払った貸し玉(ぱちんこの玉のこと)をどう使おうと勝手ではないか。恐らくぱちんこをしない方はそう思われるだろう。

しかしそれがどんなに理不尽であってもぱちんこ屋さんには『当店のルール』という手前勝手な決めごとが厳然と存在する。だから当店でぱちんこを楽しみたければ『当店のルール』に従わなければならないのである。
 
通常、お客さんがぱちんこのプレイをする場合は、1個当たり四円の貸し玉料金をお店に支払う。そしてそれは百円単位での購入になるから、最低百円÷四円で25個の玉をお店から借りてからゲームを楽しむことが出来る。そして幸運にもラッキー台に座ったお客さんは自分が買った(借りた)分の玉よりも大量の玉を一時的に獲得できる。これは出るも出ないも運次第(この頃はテクニックも必要であった)。
 
大量に出た玉はカウンターに持っていくと景品と取り替えてくれる。しかしその際のぱちんこ玉と景品の交換率は一個当たりお客さんが支払った四円ではなく、二円五十銭という具合に変化する。という事はお客さんが百円分の景品と交換しようとするならば四十個の玉が必要となるのである。
 
ここがぱちんこ屋さんがつぶれず負けるお客さんが多い現象となるしくみなのである。平たく言えばお客さんが一個四円で玉を借りた時点で一円五十銭の負けが確定しているということだ。ぱちんこ屋さんはその分を利益として計上するのである。
 
こうして説明されるとずいぶんとひどい話ではないか、とご立腹の方も多数いらっしゃるだろうが、お客さんにとってデメリットばかりではないのである。仮に換金率が貸し玉料金と同じ四円であった場合(これを等価交換という)お店はお客さんに玉を出すことが非常に困難になってくる。換金率に利鞘を乗せるから 迫力ある出玉を演出できるのである。

僕はなぜ玉の横流しがいけないのかさっぱりわからなかった。しかし、しょっぱなからそういう客がいたらつまみ出せ、と念を入れて教わったのでその教えだけはきちんと守って仕事に励んでいた。お店は従業員に事の是非を教えることよりその行為を禁止させることを厳命する事のほうが重要だったらしい。
 
僕が丁寧に注意すると、よぼよぼ爺さんは

「そおなあ~ん、それは知らなかったわ。でもあんまり出ないもんだからこの若い衆が年寄りを不憫に思って玉をくれたんだからあんまり怒らんでくれよ」
とニタッと笑いながら切り返してきた。

肩すかしをくらった感じの僕は一瞬ムッとした。この言葉がこの地の方言であるという事は知っている。標準語で言えば「そうなの?そうだったの?」という意味でここら辺に住んでいる人たちはみんな普通に使用している言葉である。

しかしこの間延びのした「そおなあ~ん」という人を小馬鹿にしたようなイントネーションがどうしても僕は許せなかった。決して悪気がないのは知っていても「そおなあ~ん」だけは腹が立つのである。

「でもね、おじいちゃん。これは絶対にやっちゃ駄目なの。わかる? 次やってるところを見つけたら出入り禁止だからね」

ついつい「そおなあ~ん」に腹が立ち、感情にまかせてものを言ってしまった。その瞬間、隣にいた若いあんちゃんがこちらをちらっと見た。しかし彼は僕を見ただけで何かを言うでもなかった。

「ははん、こいつは俺にビビってるな」

そう思うと優越感と勇気が一緒になって出て来た。そこでとどめの一発を「いいですね!」ときめた。よぼ爺は「はい、はい」と笑いながらうなずいて見せた。 僕はそれもなんか馬鹿にされてるみたいで気に入らなかったがこれ以上はさすがに言ってはまずいと思い、ちっ!と舌打ちをうちその場から立ち去った。
 
そろそろ従業員の食事休憩の時間であることを見て取った僕は、スタッフを順番に二階の食堂へ上げ、最後に自分が食事を取ろうと段取りをし始めた。その時である。またもや先ほどのコンビが性懲りも無く玉を横流ししているではないか。しかも悪びれたり、周囲の様子を窺うような素振りなど微塵もなく堂々とである。

「こらーーー! やるなって言っただろうが! 二人とも事務所来い!」

完全に怒りを抑える糸がぷつんと音を立てて切れた。この時の僕に通常の理性などあるはずもなく、ましてや周りの環境を確認するという余裕も無かった。僕は肩で風を切るようにして二人を事務所へ連れて行った。

つづく


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若年層が関心を持つために必要なこと

選挙権年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、高校生の時から選挙に関心を持ってもらおうと、高校の授業で選挙に関心を持ってもらうための取り組みを行っているケースが少なくない。

2017年11月27日付と記事は古いが、朝日新聞には次のような取り組みが紹介されている。

とっつきにくい政治の問題と若者をつなぐ活動をしている大学生の団体「POTETO(ポテト)」は、あちこちの高校に出向いて、出前授業をしています。衆院選公示日だった10月10日には、東京都板橋区の都立高島高校で3年生に授業をしました。

授業はロールプレイング形式で進みました。衆院選のある候補者を勝たせるため、選挙プランナーになって作戦を練ります。「日本中で高速Wi-Fiがただで使えるようにする」「65歳以上は公共料金を半額にする」など四つの公約のうち、どれがどの年代に受けるかを考え、どの程度強調するかを決めます。

その際、カギになるのが年代別の有権者数と投票率、発信方法です。あらかじめ配られた表に従って、生徒たちは期待できる得票数を計算しますが、若者向けの公約に偏ると、なかなか当選ラインに近づきません。有権者数が少なく投票率も低いからです。

17歳の男子生徒は「幅広い視点で政策を考える必要がある。選挙がどれだけ大切か実感しました」。18歳の女子生徒は「今度はもっと勉強してから投票したい」と話しました。

ポテト代表の大学4年生古井康介さん(22)は「自分が高校に入る時に授業料が無償化され、大学では奨学金を受けました。政治は自分たちの人生に密接にかかわっています。政治の可能性を信じ、みんなが参加していくようにしたいと思って活動しています」と話します。

以上引用終わり

若者の政治離れを食い止めるには、高校の授業で政治に関心を持ち、自らの意思で投票場へ行くことからがスタートとなる。

これはパチンコに関しても同じことが言える。

現在50~60代以上の年齢層でパチンコを打っている人たちは、コンプライアンスが緩かった高校生の時に初めてパチンコを体験している。18歳未満の立ち入りは当時も禁止されていたが、何よりも高校生の小遣いの範囲でパチンコを楽しむことができたから、高校生でもパチンコ店へ出入りすることができた。

それが今はおカネがかかり過ぎる遊びとなり、パチンコ好きだったパチンコ業界人でさえも打てない遊びになっているわけだから、18歳になったと同時にパチンコデビューも簡単にはいかない。むしろ、これだけおカネが掛かりながらやるということは、ギャンブル依存症が疑われるほどだ。

パチンコ業界をはじめとする「〇〇〇〇の若者離れ」に該当する業種は、いかに10代の頃からそれに興味を持ってもらうようにするかが課題となっている。

パチンコ業界が10代の若者に興味を持ってもらうためには、まず、メーカー自身が変わらなければならない。

高校生でも遊びに行けた昭和の時代のパチンコ機の値段は、それこそ新台でも20万円以下だった。

機械代を下げてホールの損益分岐点を大幅に下げなければ、遊ばせる遊技場も提供できない。ホールは機械代の支払いのために営業を続けるということ自体が本末転倒である。

しかし、組織が肥大化した現在のメーカーに機械代を下げることはできない。できるとすれば、ソフト変更での対応となる。となると釘も役物も取っ払い、全面液晶にするしかない。そうなると法改正を待たなければならない。

スマパチ、スマスロにメーカーの運命が掛かっている。補給装置が不要になったぐらいで、見た目は変わらない。これでパチンコをやったことのない新規客の開拓は疑問符が付くが、機械代をいかに下げるかにメーカーの運命が掛かっている。


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コロナ後の人手不足にはオートメ化が急務

コロナ禍で業績が下がったホールの中には、アルバイトも不要になり、社員だけで回していたケースもあったが、その社員が辞めてしまえば、欠員補充のためにアルバイトを募集することになる。

時給1200円で募集している関西のホールのアルバイトが全く集まらない。1200円は大阪の平均1247円よりも低い。さらに隣接する競合店が1300円で募集しているので、ほとんどがそっちへ流れていることも考えられる。加えて、このホールはアルバイトでも試用期間として10カ月間は1100円のために、その差は200円になる。これでは時給が選択肢で大きなポイントになるのでアルバイトが集まらないのも仕方ない。

ただ、働いてみれば人間関係が良好なことに加え、シフト変更も友達同士で勝手に変えることもOKで会社へ報告する必要もないおおらかさがある。福利厚生が充実しているので、長続きする人が多く、10年、20年とベテランアルバイトも少なくない。20年選手ともなれば時給は1700円に達する。

スタート時給を上げられないのは、やはり会社の業績も影響している。賑わっているのは低貸しコーナーだけで、これでは売り上げ、利益とも上がらない。

アルバイトが全く集まらないことを受けて、求人広告の代理店がこんなアドバイスをした。

「応募のハードルを下げるために、履歴書不要にしてみてはいかがですか? 履歴書を書くのが面倒という人が多いですから、それで様子を見てみましょう」

履歴書不要にチャレンジしてみたら、これがとんでもなく常識のないレベルしか応募してこなかった。高校中退組が多く、もはや選べるというレベルでもなかった。パチンコ業界に入ってくる人材のレベルがさらに下がった。

「今の若者に受けているのが、自由な時間に自由に稼げるウーバーイーツです。人手不足解消のためには時給を上げるしかありませんが、パチンコ店の時給の高さのアドバンテージはもはやなくなりました。今後はコンビニのように外国人の採用で対応することも視野に入れた方がいいでしょう」(求人広告代理店関係者)

人が集まらないのなら、最後の手段はオペレーションのオートメ化しかない。最小限の人数で回し、その分、時給を上げるしかない。

「若者は韓国が好きです。パチンコに対しても在日のイメージはありません。それよりも、パチンコ店は未だに中の人の顔が見えない。1度もパチンコ店へ入ったことのない層からすれば、閉鎖的で不安でしかない。もっとオープンな雰囲気を出さないと若者はパチンコに振り向いてくれません」(同)とアドバイスする。

オートメ化を推進する一つがスマパチ・スマスロがその役目を果たすことになるのだろうか?



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