これはとあるレポートに書かれていたものだ。
売上至上主義とは、①売上を上げる事が絶対とする考えや方針で、企業や経営などで利益追求を最優先にすること。 ②売上金や利益を1円でも追求して儲けを最優先とした企業や経営のやり方で、また皮肉めいた表現としても使われる。 ③顧客対応や社会貢献よりも、売上を上げる方の優先順位が高くなる企業の方針、と定義されている。
パチンコ業界関係者にはいささか耳が痛い。パチンコユーザーからは「回らない、設定が入っていない」という不平不満を現場は聞いているのに、会社の経営方針でそれに応えることができない。
直近のデータでは日本の会社の6~7割が赤字に陥っている。では、なぜ経営不振に陥るのか? 答えは簡単で、利益が出ないからだ。
利益が出ない理由は「景気が悪い」「業界環境が悪い」「ヒット機が出ない」「規制強化」といった外的要因を挙げる人もいるが、そういった要因は経営不振の表面的な問題であり、本質ではない。
利益が出ない根本的な原因は、利益率が低い営業をしているから他ならない。
レコード会社はレコード~CD~ネット配信へと変遷する中、CDが売れなくなったと言われているが、ネット配信はCDの製造コストがかからなくなった分、利益率は高くなっている。
ホール営業において、利益率の低い営業とは即ち低貸し営業だ。
客単価が1万円の高級レストランは、お得感満載のランチを提供して、ディナータイムへと誘客する。パチンコ業界は1パチ客を4パチ客へつなげる努力をどれほど行ってきたのだろうか? 1パチのお得感はどこへ消えた、という営業を平気で行っている。
初心者は低貸しから入門しても、決して4パチ、20スロへ昇華することは証明済みだ。水は高いところから低いところへ流れるのが自然の摂理で、鯉の滝登りのようなユーザーは稀有な存在とも言える。
つまり、同じ機種で4パチ、20スロと1パチ、5スロが存在していることに問題がある。2本立て営業の低貸しがパチンコ業界の足を引っ張っているのは、間違いないように、低貸し専門店から閉店に追い込まれる。
レポートには4パチ、20スロの参加人口を増やさないことには、「業界は絶望的」とも指摘されている。
少子高齢化は日本の社会問題でもある。少子化の原因は結婚するカップルが減っていることが原因だが、結婚しない人たちは子育てしなくてもいい分、レジャーにおカネを掛けられる。そういう人たちによってパチンコ業界が下支えされている側面もある。結婚する率が増えれば増えるほどレジャー産業は影響を受ける脆弱性もあるが、給料の上がらない日本では少子化は今後も進むものと思われる。
都内で24時間営業のファミレスは今や1店舗しかない状況に陥っている。すかいらーくグループは100店舗の閉鎖に追い込まれているが、パチンコ業界を今のファミレス業界に当て嵌めれば見えてくる風景がある。
コロナで人が外へ出なくなったことで外食産業は痛手を被ったが、デリバリーで不足分を補うことができた。即ち、パチンコ業におけるデリバリーに当て嵌まるものを見つけ出したところが勝ち組になる。
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