知恵とは尊敬と感謝の念を持って先人に借りるもの
私はそう解釈しています。
パチンコ業界に限ったことではないとは思いますが、あいにく世の中の全てを知っているわけではないので、曖昧な表現になることをご理解ください。技術や物の捉え方、そしてあり方は大人や権力者が若い人たちへ伝え続けるものだと思うのです。
伝え方にはいろいろな手法があります。物事をダイレクトに一から十まで教えるやり方があれば、その一部分だけを教えて個人の取り組む姿とその成長過程を見続けるものとがあります。
私はおもに後者を選択していますが、特に注意しているのは行動させる際に失敗を想定内に置いておく事です。「一応教えたけれどうまくいくかな」的な感じで良いのです。
私たち先に生きる者は、その誰しもが順風満帆で人生を生きてきたわけではありません。むしろ失敗の数の方が遥かに多いでしょう。だからと言って失敗を乗り越えて今がある、というような自慢話を若い人たちに伝えてみたところであまり効果はありません。そんなことに時間を割くより「自分がチョイスした行動の結果が失敗に終わった」という経験を積ませてあげることが本人に知恵をつけさせるのではないでしょうか。
人間は自分で成長できます。問題も最終的には本人が解決します。
大人はその途中でこんなやり方もあるよ、とヒントを示すだけで良いと思うのです。そのヒントがきっかけとなり、やがて本人が経験することによって知恵に形を変えていくのでしょう。
ヒントを与えて仕事をやらせてみる→途中で確認を入れてアドバイスをする
→それでもダメなら「この方がいい」と一緒にやってみる
→そしてさらに今の環境にあったより良いやり方を一緒に考える
ただこれだけの手順を踏んで行動を共にすれば知恵というものは徐々についてきます。人を育てるということは第一に優先されるべき事柄ですが、実際には後回しにされがちです。大人も権力を持った人もさらに知恵を絞ってどのようなやり方が良いのかを考えなければなりませんね。
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