4号営業は客に射幸心をそそる恐れのある遊技を提供し、遊技の結果に応じて賞品を提供してもいいと定義されている。
ゲームセンターのメイン機種と言えば今も昔もクレーンゲームだ。やはりただ遊んで終わりのゲームよりも景品が取れるプライズマシンは非常に息が長い。このクレーンゲームを4号営業に転用できないか、ということを目論んでいる。しかし、大きく立ちはだかるのは風営法の壁だ。
型式の規格を定める遊技機の種類として次の4つしかない。
一 ぱちんこ遊技機
二 回胴式遊技機
三 アレンジボール遊技機
四 じやん球遊技機
クレーンゲームを4号営業用に設置するためには、法律を変えなければならないため、ハードルは非常に高い。
では、なぜ、クレーンゲームかというとパチンコと違って子供の頃から慣れ親しんでいるので、18歳になれば大人用クレーンゲームへスムーズに移行できる目論見がある。つまり、パチンコのように、誰かに誘ってもらわないと入れない、という敷居の高さはない。
しかも、最近のクレーンゲームの中には「確率機」と呼ばれるものが登場しているが、これが4号機営業転用のヒントにもなっている。
確率機とは一定の金額までおカネを使わないと景品が取れないようにプログラミングされたクレーンゲームで、有名になった機種が「バンビーノ」だ。
最近YouTubeでも話題になったバンビーノの裏攻略は、「アームメカの位置情報(座標)をズラして確率無視する」というもの。お金を投入する前にボタンを押して、位置情報を機械に錯覚させ、獲得口まで運ばせる方法だ。
事前にボタンを押しておくことでアームメカは獲得口から遠い場所に位置していると認識し、一定の距離カプセルを掴んだまま移動する。実際は獲得口近くに位置しているため、アームメカが獲得口までカプセルを運んでしまう。
カプセルの中に鍵が入っていて、鍵番号のロッカーには任天堂のスイッチなどの高額景品が入っている。ゲームセンターでは800円相当の景品までは認められているが、定価2万円以上もするスイッチがゲットできる時点で違法だ。
全国各地でバンビーノが攻略されたため、裏技対策が施されたロムに切り替えられているので、その裏技は使えなくなっている。
で、確率機のクレーンゲームは、スロットで言うところの設定に該当する、というわけだ。スロットは1~6までの設定が認められているわけだから、それをクレーンゲームに応用するだけだ。
しかも、4号営業になれば1万円までの景品を合法的に提供することができる、というわけだ。
はてさてそんなことが実現するのか? 相当な政治力が必要になってくる。

※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。匿名は承認しません。コメントがエントリーになる場合もあります。
この前の記事ではホール企業が5号営業になったり。
隣の芝生は青いというところでしょうか(笑)
ピンバック: 徳名人
行政もそろそろ手をいれなきゃならんと思うところですが。。。
ピンバック: ゲーセンは野放し
あれも賭博ではないでしょうか。
ピンバック: 徳名人