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家スロ経済圏。ジャグラーがつなぐ夫婦の好循環

スロット好きの旦那さんのために、奥さんがネットで中古のジャグラーを購入した。値段は1万2000円。

「ホールへ行かないで、家で打てばいいじゃない」との思いやり(あるいは財布の防衛策)からの導入だった。

ところが、ただ家で遊ぶだけでは味気ない。そこで奥さんは一計を案じる。胴元になって金銭のやり取りをすることにした。コインは1枚20円で奥さんから購入する方式。設定は奥さん任せで、何が仕込まれているのかは分からない。旦那さんとしては、その“謎設定”がまた楽しい。

実際にお金がかかっている分、遊技にも熱が入る。仕事を終え、晩酌の時間になるとビール片手にジャグラーの前へ。ランプが光るたびに喉を鳴らし、リールが止まるたびに杯が進む。

「もしホールでもビールを飲みながら打てたら最高なのに」と思う瞬間だ。

家スロ生活が始まって1カ月。ほぼ毎日のように回してきたが、トータル収支はマイナス1万3000円。とはいえホールなら1回で1〜2万円が簡単に消える。それに比べれば、家では自制が効くので精々3,000円までしか突っ込まない。大当たりで360枚出るタイプなので、一度光れば7,000円のプラスになる計算だ。

何より、この「負け金」はホールではなく奥さんの懐に入る。家計にとってはマイナスどころか、娯楽費が家庭内循環している状態だ。旦那さんは晩酌タイムに回せて、奥さんは小遣いが増える。まさに“家スロ経済圏”が成立している。

さらに奥さんにしてみれば、旦那さんが夜な夜な家で過ごしてくれるため、外出時の心配もない。旦那さんにとっても、移動時間もホールの混雑もなく、好きなタイミングで打てる快適さがある。電源を落とせばすぐ終わるのも家庭向きだ。

もちろん、家スロにはホール独特の高揚感や大人数のざわめき、隣台との小さな心理戦はない。しかし、GOGOランプが光ったときの原始的な喜びは、家庭のリビングでも健在だ。

むしろ、誰にも邪魔されず、好きなだけビールを飲みながら回せる環境は、ある意味ホール以上の贅沢かもしれない。

こうして1台の中古ジャグラーから生まれた小さな経済圏は、今日もリビングで回り続けている。ホールの売上には貢献しないが、夫婦の仲と家計には確かなリターンをもたらしている──そんな物語である。



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