背高のっぽのロンドンタクシーのような外観は、高齢者や車いす使用者、妊娠中や子供連れの方など、さまざまな人が利用しやすいタクシー車両であることを国が認めるユニバーサルデザインタクシーの認定要領に適合したものだ。
コンフォートに比べると80万円以上も高いジャパンタクシーの販売価格は350万円ほどするのだが、地方の中の地方のような田舎のタクシー会社ではそんな高価なタクシーは買えない。
10万キロ以上走った中古車を安く買って、整備しながら使っているのが実情だ。人口が少ない田舎ではそれだけ売り上げも上がらないために、新車を買うような余裕はどこにもない。
これってパチンコ業界の構図に似ている。
4円の新台が買えるのは資金力に余裕があるホールで、弱小店舗は安い中古を入れてどうにかホールを切り盛りしている。
新基準機の安い中古が出回らないことには、店を畳まざるを得ないホールが後を絶たない。
地方からホールの灯が一つずつ消えていけば、娯楽の少ない地方は息抜きの場がなくなってしまう。お年寄りは行き場を失うことになる。
特に日本海側や東北・北海道は冬になるとうつ病が増える、と言われている。いわゆる「雪国うつ」だ。冬場の日照時間が極端に短くなることから気分が落ち込んでいく。日照時間が一番短い秋田県では10万人当たりの自殺者の数が一番多く25.2人となっている。全国平均が17.3人だからいかに多いか。日照時間と自殺の相関関係はあるようだ。
イオンモールのような巨大ショッピングセンターがある地域のお年寄りは、散歩がてらにイオンを目指して外出するケースが多い。歩くだけでも運動になる。
イオンモールがない田舎ではその役目を果たすのがホールである。そこに目を付けた行政がある、という。
ホールが地域の人とのつながりを促進する場で、心の病をケアするための憩いの場になるのであれば後押しをしてもいい、と考えているようだ。条件はギャンブルからの脱却が求められている。
イオンモールの役目をホールが果たすということだ。何よりもホールはイオンモールと違って田舎でもある。
イオンモールのように目的がなくても人が集えるホールになることが求められる。
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