パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

選別と淘汰の基準

現在パチンコ店は8000店舗を切り、3年以内には6000店舗になるだろうという噂話を聞きました。正確な数字はともかくパチンコ店舗が減少傾向にあることは周知の事実ですから、企業を存続させる為にある基準を設けなければならないでしょう。

その基準とは淘汰されるか否かというふるい落としの分水嶺を正確に捉えることです。これを選別と表現したわけですが、簡単に言えばどのようなスタイルのお店が淘汰され、生かされるのかということです。

ある本で読んだのですが、地球上の生物の中で噂話に行動を左右されるのは人間だけだと書いてありました。妙に納得してしまった私ですが、他の動物は自分が生きるために目の前にある食物を捕食して生きようとします。しかし近来の人間は自分が生きていくための情報を必要とし、その真偽も確かめず行動してしまう傾向にあります。

例えば企業が生き永らえようとするあまり、数多くの情報を求めその情報に踊らされあまり良くない結果を招いてしまうケースもままあります。こんなことを書くと、それは情報弱者が言う負け犬の遠吠えだ、などと批判される方もいらっしゃるでしょうが、私はそう思いません。

今、企業にとって必要な情報とはお客さんがどれくらい入っていて、売上がいくらで利益がいくら、そして企業存続のためにあとお金がいくら必要で、今の財務状況がどのようなことを知ること。そして問題があれば真っ先に解決に向けた行動を取ること以外にありません。
業界の店舗数がどうなろうともそんなことはあまり重要ではありません。今、うちのお店はどうなっているのかを知ることが大切なのです。一言で言えば簡単そうに思えるでしょうが、財務状況はどのように構成されているのか。大きくは銀行とのやり取りから始まり、小さくは日々の売り上げの構成分子である釘の状態はどうであるのか、まで正確に知る必要があるのです。

一方ではビジョン無くして企業の成長はない、などとおっしゃる方もいますが、商いにおいては、特に現在のパチンコ業界の環境を見れば、ビジョンより今日明日の営業指数を分析することの方がはるかに成果を生み出すことでしょう。

人間と他の動物では脳みその構造や大きさに違いがあるからでしょうが、生きるために狩りをする。そして食べて生きる、という非常にシンプルな思考も時には大切なのではないでしょうか。

ホールで働く人々はビジョンに感銘している暇はなく、自分の営みを安定させ豊かにするため日々口をつぐみながら夜遅くまで仕事をされています。だから彼らを応援するのです。理屈理論より行動している人たちを私は尊敬して止みません。



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ダサいパチンコ業界をカッコいい業界にすれば大化けする⁉

アウトドアがブームだ。

キャンプブームの火付け役となったアニメ「ゆるキャン△」は、山梨県で暮らすキャンプを愛する女子高生の日常を描いた内容だ。テレビ東京の実写版では、主人公志摩リンに福原遥を起用して2020年1月~3月と2021年4月~6月までの2期に亘って放送した。

ドラマの中で彼女たちが行った富士山周辺のキャンプ地は、聖地巡礼の観光需要を掘り起こし、静岡県だけでも5~6億円の経済効果をもたらしたという試算もある。

主人公は原付スクーターにキャンプ道具を乗せ、ソロキャンするほどのマニアだが、各務原なでしこをキャンプ初心者として描くことで、キャンプをしたことのない層を取り込むことにも成功している。

ドラマの中では実際、キャンプで使う道具の紹介もあり、最低限必要な用具も把握できる。また、キャンプ飯を作るシーンもふんだんに盛り込まれ、自然の中で食事する楽しさが伝わってきた。それによって、「行く」「買う」「作る」といった現実の行動を強く喚起した。

特にコロナ禍で三密を避けられるキャンプにさらに火が付き、芸能界ではキャンプ芸人というカテゴリーが生まれるほど。その代表格がヒロシであり、バイきんぐ・西村瑞樹で、彼らのYouTubeチャンネルを見てソロキャンに嵌る人も増えている。

アウトドアを始めるには、キャンプ道具を揃え、服装も拘りたくなる。この市場に目を付けたのがワークマンだ。

ワークマンは、すでにアウトドア用のウエアも販売していたが、初心者向けにテント、チェア、シュラフ、テーブルランタンが1万円以下の9940円で揃うのだから驚かされる。ワークマンが誇る圧倒的なコストパフォーマンスと言える。

ブランドメーカーのキャンプ用品を揃えるとなると桁が1つも2つも違ってくるだけに、アウトドア人口がさらに増えそうだ。

前置きが長くなったが、既存のアウトドア市場が見直されることで拡大する、という話で、ここからが本題だ。

商社の仕事はおカネになる分野を開拓することなのだが、アウトドアはそれまでオシャレとは無縁で男臭い世界だったが、それがカッコ良く、ファッショナブルな世界になるとやりたくなる人も増える。

そこで最もダサい世界としてパチンコ業界に注目している大手商社がある。市場規模が縮小されたと言われてもまだ14兆円産業はレジャー業界の雄である。これだけの市場規模があるダサい業界をカッコいい業界にすれば、若者の参加人口が増えて大化けする、と読んでいる。

「パチンコ業界を改めて調べたら2世代も3世代も遅れている。ネットの世界で言えば、パチンコ業界はまだパソコン通信の世代のようなもの。スマホとは一切無縁の業界に驚いた」(大手商社関係者)

傍から見るとそんなに遅れた業界なんだ。確かにスマホで電子決済できる時代に、パチンコは未だに現金しか使えない。

ダサくて遅れているからこそ、大化けする可能性があるというのだが、他力本願を借りてでもいいので、大化けする改革を図ってもらいたいものだ。



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面接来社率の分析と対策

採用支援㊙ブログより

面接設定をした後に、面接に連絡なしで来社されないケースが年々増加傾向にあります。最近ではネット主体の採用活動をしている企業が8割以上となり、求職者はスマホ片手に、簡単に応募ができる時代になりましたが、同時に簡単にキャンセルをする求職者も増えてきております。今回は、面接来社率が悪い場合に考えられる4つのポイントをご説明させて頂きます。

① 応募者の希望に沿った面接日時の設定ができていないケース

基本的に、応募者の都合で面接を組む場合と、店舗の都合で面接を組む場合を比較すると、後者の方が、圧倒的に面接来社率が低くなる傾向にあります。推奨となる設定日時は、平日11時~15時に設定をすることで、ある程度来社率が改善されるデータが出ております。応募者の希望が上記時間帯に該当しない場合は除きます。特に注意が必要な応募者は、面接はいつでも良いですと返答される方となりますが、その場合に店舗都合で組みがちですが、その際には、できる限り平日11時~15時に誘導することで、改善が見込めます。

② 応募日から面接日までの日数が長いケース

売り手市場であることから、求職者は複数の企業に応募している可能性が高いと考えられます。直近では、平均2社~3社に同時応募しているデータが出ており、応募者の希望でない限りは、できるだけ最短で組むことが推奨となります。応募日から面接日までの期間が3日を超えると、来社率が極端に落ちます。そのため、できる限り早めに組むことが推奨となります。

③ 勤務地と面接地が異なるケース

実際の勤務地と面接場所が異なるケースは、正社員の募集を除いて、来社率が少し下がります。求職者は、勤務地の場所をイメージして応募されるため、応募の段階で、面接場所が異なる説明を受けた場合、その時点では了承したように見えますが、面接当日に来社しないケースがございます。そのため、できる限り、勤務地での面接設定が推奨となります。

④ 本命ではない応募のケース

これは、来社率に最も影響すると考えられるケースで、応募者が「滑り止め」で応募されるケースです。滑り止め見抜くのは難しいですが、応募者の都合で面接日が応募から3日以上空いているケースの場合、その可能性が高くなります。(学生やWワークは除く)

また、「週5日・土日祝OK・早番遅番OK」の条件で応募される方は、仕事を探す上で、複数に同時応募される方が特に多く、本命の企業で採用されれば、滑り止めの面接がムダとなり、来社されない可能性が高くなります。この場合、面接である程度うまく聞き出しておく必要がございます。

以上4つのポイントで来社率は変動しますが、最低でも①~③を徹底することで改善が見込めます。


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第6話 木村くん ①



「こらああ!坂井、今何時だと思ってんだ。お前主任のくせに何たるざまだ」

「ひいっ!」
 
いつもより1オクターブも高い声を発して僕は目覚めた。瞬間、周りの状況を飲み込むことができなかった。まだ心臓がドキドキしている。あたりをゆっくりと見わたす。ここは自分の部屋である。そしてまだ夜が明けてないのだろう。

安物のカーテンからはまだ朝の光は入ってきていない。枕元の時計に目をやると、ぼんやりとではあるが時計の針が午前四時を指しているのがわかる。何だ、夢か。しかし夢にしてはかなり現実的な夢だった。

ストーリーは思い出せないが登場してきたのは間違いなくカルティエだった。リアルな怒鳴り声だけはしっかりと今も記憶に残っている。状況の把握ができて少しは安心したもののまだ何か釈然としなかった。
 
半分も目覚めていない脳を無理やり起こし、中古家具屋で買った安物の卓袱台にあるであろう、ショートホープの箱とBIGのライターをそろそろとまさぐる。自分の目はほとんど開いていない。手探りの手が宙をさまよっているところに煙草より先に触れたものがあった。

その瞬間まずいと思った、が時すでに遅し。昨日つり銭トラブルの加藤さんからもらったべルミーの缶コーヒーを倒してしまったのだ。半分以上中身が残っていた缶が倒れたら大変だ、とばかりに咄嗟にその缶をすくおうとしたのが状況をさらに悪化させた。甘ったるいコーヒーはそのほとんどが布団の上にこぼれてしまった。
 
何をやってるんだ、と独りごちてふと違和感を感じた。体の感覚がいつもと違う。言いようのない不安に駆られて寝ていたカラダを起こそうとした。そろそろと 起き上がるつもりで中腰になったとき、体が右斜め前によろめいた。さらに不安が募る。

体のネジが2~3本抜けているような感じと言ったらいいのか、目もよく見えないし耳に入ってくる音も何か変だ。僕はハイハイをしながらやっとのおもいで部屋の入り口にたどり着く。そしてぱちんこの景品でとった「たれパンダ」の絵が書いてあるスリッパに足をつっかけ、廊下の共同洗面所へよたよたと歩いていく。

「あ、ああああああ!」

 鏡に映った自分の顔を見て僕は驚愕の悲鳴を上げた。昨日子ガメに殴られた右目がどす黒く変色し、目が開かぬ程に腫れ上がっているではないか。僕の叫び声に驚いたのであろう。間髪を入れずに木村くんと関口さんがそれぞれの部屋から慌てて廊下に飛び出す。

「どうしたんでげすか、坂井さん」

「なんだ、何があったんだ」

二人は僕に近づくと同時にああっと声を上げる。僕の左側に立っていた関口さんがなにやら話しかけてくる。

「ん?」

間違いなく彼は僕に何かを話しかけている。しかし口がパクパクしているのが見えるだけで、その声は僕の耳には入ってこない。一瞬その事実を認めたくなかった。嘘ではなく左の耳が聞こえないのである。自分で喋った「耳が聞こえない」の音もどこか不自然に感じで脳に伝わる。

更なるパニック。目も耳も半分しか機能しない。そんな僕はこれから一体どうなってしまうんだ。一瞬にして地獄に突き落とされた気分になった。

「坂井さん、今はまだ病院やってねえですから後で病院行きやしょうよ。あっしが連れてってあげるでやんすから」

右の耳から入ってきた木村くんの響きはとても優しかった。興奮状態だった僕は彼の一言でやっと平静を取り戻すことができた。僕は木村くんとの待ち合わせ時間きっかりに店裏の駐車場へよろよろと足を運んだ。木村くんは既に待機していた。

「あっしの新車に乗せてあげるでげす」と一言言うと傍らに停まっているバイクのエンジンをかけた。それは贔屓目に見ても到底新車と呼べる代物ではなかった。木村くんの言う新車とは最近買った、という意味なのだろうと解釈した僕はそれ以上の追求をしなかった。

「これなんていうバイク」

オートバイには疎い僕は一応礼儀上の質問をしてみる。

「おや、知らないんですかい。これを知らないんじゃぱちんこ屋の主任は務まりませんぜ。この単車はスズキのジーティーサンパチですよ。年代ものですけど、こんな名車はそんじょそこらにゃころがってませんぜ」

得意顔の彼は長々とGTサンパチの薀蓄を語り続ける。僕はその殆どを聞き流した。それよりバイクとぱちんこ屋の主任の仕事とどんな関係があるのか、そっちのほうが気がかりだったがそれも深く追求しなかった。これもどうでも良く僕は早く病院へ連れて行ってもらいたかった。

やっとのことで後部シートへ乗せてもらうことができた。乗り心地が悪くやたら排気音が大きいくせにスピードのでないサンパチくんはそれでも裏道を器用にクネクネと走っていく。木村くんの太い腹に手を回して振り落とされないよう必死にしがみつきながら行く二人のドライブはその乗り心地に反して、決して不愉快なものではなかった。バイクにまたがって感じる風が心地よかった。

「ヘルメット越しでも風を感じるでがしょ?坂井さんバイクはいいですよ。風と一体になれますから」

僕は笑った。わけもなく笑った。そして木村くんの言葉や僕を思う気持ちが嬉しかった。 たしかに見た目の印象というのは社会において大切なのかもしれないが、人間は決して見てくれだけで判断してはいけないな、と彼を見ているとそう思える。

暴走族が良いとか悪いとかはあまり考えたことはなかったが、少年たちは彼らなりのストレスをこのバイクにまたがって発散していたのかもしれない。僕も大人たちが解りえないところで生きることに対するストレスを感じていた自分があった。最もその当時にそれがストレスであるという自覚はなかったが。

つづく

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スマート系導入前に感じる一つの時代の終わり

業界LINEグループには毎日のように閉店情報が届く。その中で衝撃的だったことは、名古屋・栄の「フジ」の閉店だった。名古屋でも指折りの名店で、1000台オーバーの大型店だった。業界誌時代に何度か取材に行ったことがある。一般景品の品揃えは圧巻で、生鮮食品まで取り揃えられていた記憶がある。

名古屋つながりで言えば、日遊協の深谷元会長のフシミコーポレーションが完全撤退したことも感慨深い。最盛期には7店舗を運営していたが、今年、残っていた2店舗を6月に閉店した。パチンコの発祥の地でもある名古屋での、この2つの事象からも2022年は一つの時代が終わったことを感じさせるが、それは全国大手まで例外なく、聖域なき閉店ラッシュが続いている。

パチンコ店のデータベースである「ここパチ」の閉店情報を見ると、2022年度は8月26日現在ですでに581店舗に達している。スロットが完全に6号機に移行したこともあり、スロ専の閉店だけでも106店舗に達している。ちなみに、スロ専の閉店は2021年が78店、2020年が37店だった。

全体の閉店ペースは、コロナ禍が始まった2020年度が617店、2021年度が603店を比較しても今年はペースが早い。2009年から2016年までは200~300店台で閉店していたが、過去600店台が閉店したのは4号機が完全撤去された翌年の2008年で615店だった。

業界の市場調査が得意な矢野経済研究所は、「多額の入れ替え費用を要する新規則機移行に伴い、パチンコホールの閉店が相次ぐ」として、ホールの出店トレンドと閉店実態をまとめた2022年度版パチンコホールの出店戦略を発刊している

以下、ニュースリリースより。

多額の費用を要した新規則機への入れ替えにより新規出店が抑制されたほか、新規則機への移行を断念したホールの閉店・廃業が相次ぎ、2021年末のYANOパチンコデータベースでのパチンコホール数は8,139店舗となった。一方で、パチンコ・パチスロファンの動向を見るとコロナ禍、パチスロ6号機の低迷による客離れもあり、既存店はもちろんのこと集客が期待できる新規出店のパチンコホールでも稼働率の低迷が続いていて、出店しても成功しづらい市場環境となっている。

また、10店舗以上を経営しているホール企業170グループを抽出。過去10年間における店舗数増減(グループ規模の変化)と、2021年末時点のグループの遊技機平均設置台数(店舗の台数規模)の2つの指標を使って、各グループの店舗戦略の現状を「安定成長」「拡大優先」「再編縮小」「要対策」の4つに分類した。それぞれのグループ数は「安定成長」が56グループ、「拡大優先」が32グループ、「再編縮小」が44グループ、「要対策」が38グループだった。経営店舗数が多い上位グループでの集計にもかかわらず店舗数の減少を意味する「再編縮小」と「要対策」の比率の合計が全体の48.2%を占めており、業況の厳しさが浮き彫りになっている。

ピンチはチャンスという言葉がある。業界が退潮期の時こそ、拡大路線という手もあるが、遊技人口拡大が望める要素が見えないことには、もはや無謀と言えるのかもしれない。



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