パチンコ日報

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なぜ、パチンコ店は加熱式タバコがOKなのか?

熊本県議が夏の甲子園大会で禁煙の観客席で加熱式タバコを吸っていたことが大問題になっている。

元財務官僚でテレビコメンテーターの山口真由は、羽鳥慎一モーニングショーで「地方なんかでは、まだドンみたいな存在もいらっしゃいますし」と地方議会の実情に触れつつ、同県議の言動について「もしかしたら、ある種治外法権というか、高校の有力OBであったりすると“俺は大丈夫だろう”みたいな意識があるのかもしれません」と推測する。

立場上、元県議会議長まで務めた現役の県議ということでフルボッコ状態だ。一般人なら問題にもなっていなかったことだろう。

この問題を受けてテレビ局が早速街頭インタビューを実施した。日本人の喫煙率が16.7%の現在、大半の国民はタバコを吸っていないので加熱式タバコと電子タバコの違いも分からず、「電子タバコならどこで吸ってもOKじゃないの?」と誤解している人が予想以上に多かったことに驚かされた。

その理由の一つに「パチンコ屋は電子タバコOKと貼り出している」との意見があった。

番組制作会社の関係者もなぜ、パチンコ店は電子タバコがOKなのか、と疑問が沸いてきた。これは突っ込んで取材した方がいいかも知れないと思うようになった。

ここでタバコを吸わない人に加熱式タバコと電子タバコの違いについて触れておこう。

加熱式タバコとはタバコ葉を使用し、燃焼させず加熱により発生した蒸気を吸引するタバコだ。燃焼させないためタールの発生を抑えることができるが、タバコ葉を使用するため、ニコチンを含む有害物質は発生する。

一方の電子タバコは、タバコ葉は使用せず、カートリッジ内の液体(リキッド)を電気加熱により発生する蒸気を吸引するものだ。

加熱式タバコを屋内で喫煙する場合は、喫煙専用室・喫煙可能室のほかに加熱式タバコ専用喫煙室でも喫煙することができる。電子タバコについては、タバコ葉を使用していないことから「タバコ類似製品」とされており、規制の対象にはなっていないのが現状だ。

こういうことを踏まえてパチンコ業界でなぜ加熱式タバコがOKなのかという問題に進んでいこう。

日遊協のホームページにはQA方式で、加熱式タバコエリアについて次のよう解説している。

Q 1.2階建ての店舗の1階を、喫煙しながら遊技出来るようにすることはできるか?

A たばこの煙の流出を防止するための技術的基準を満たして、加熱式たばこエリアを設けるか加熱式たばこフロアとすれば、加熱式たばこを吸いながら遊技いただくことは可能です。


Q2.1階がホール、2階が事務所(遊技エリアなし)の場合、1階を加熱式たばこフロアにしてもよいか?

A 加熱式たばこフロア(エリア)は施設の一部という条件があり、施設内の客席以外の場所を禁煙にして客席の全部を指定たばこ専用喫煙室とすることは認められていないため出来ません。

Q3.2階建てで、2階を加熱式たばこにする予定だが、1階も加熱式たばこフロアにすることはできるか?

A 加熱式たばこフロア(加熱式たばこエリア)は施設の一部に設置することが認められているものであり、全館を加熱式たばこフロアにすることは出来ません。

以上引用終わり

つまりパチンコ店では施設の一部を喫煙フロアやエリアとして使用することはOKだが、全館となると一部ではないのでNGということのようだ。

ま、こうした対策もパチンコユーザーの喫煙率が55%と異様に高いことからの苦肉の策でもある。

屋内での全面禁煙がスタートして2年以上が過ぎたが、居酒屋では喫煙室を設けることなく、店内喫煙を許しているケースは多々ある。



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