パチンコ日報

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全国大手の1パチで1万円負けたトバッチリ

猛暑続きのとある昼下がり。知り合いから着信があった。

「今のパチンコには本当に腹が立つ。本来のパチンコについて話し合いがしたい。今の奴は基本的なことも分からず、目新しいことばかりに目が向く。客の気持ちは打っている人間にしか分からない。客のニーズは等価しかないというのはバカな考え。愚の骨頂。次の一手が頭にない。パチンコ日報も分かっていない!」

話を聞いていると一方的にこっちまで怒られる展開に、温厚な性格なのに、さすがに喧嘩口になってくる。

業界を憂う話が40分ほど続いた後で、なんで怒りの電話をしてきたかがやっと分かった。

低貸しを主体に全国展開するホールの1パチで1万円がすぐに溶けたことが原因だった。「街と生きるパチンコ」をテーマにしたテレビCMはどこへ行ったのか、ということである。こんなに憎しみを買っていたのでは共生できない。

「釘は無茶苦茶。回らない、スランプばっかりでインスタント釘師しかいないのかと思った。ガラスをたたき割ろうかと思った」

このトバッチリが筆者への電話だった。

全国大手と言えども稼働が下がっていても、利益目標を達成するためには釘は閉まるということのようだ。

「一世のオーナーは、客がいなくなることを一番恐れた。そのために出すことを心掛け、自店からいなくなった客が競合店へ行っているか、確認しに行った。それで競合店にもいなければ初めて胸をなでおろした。それが、2世から3世の時代に移り変わり、パチンコの基本が分からずに経営が崩壊している! 客を付けるための釘の努力は何もしていない」と語気を強める。

こんな衰退業界にした原因は等価交換であり、それに伴う、回らない、ベタピン営業が原因で客離れが加速していることが分かっていながら、何ら手立てを打とうとしない業界に腹を立てている。

結局、ホールは脱等価を図りたいものの、低価交換での成功事例がないためにどこも踏み込めない。今の等価・高価交換に慣れたユーザーが12割、13割営業を選ぶことはないことは分かっているからだ。二進も三進もいかない袋小路に入り込んでいるのが今の業界とも言える。

脱等価営業に走るには、手数料を取ることがご法度の貯玉再プレイを廃止するところから始めなければならない。貯玉再プレイ導入以前のホールは、毎日棚卸して、翌日はゼロからの営業スタートだったものが、持ち球でプレイされることはホールにとってはマイナスからのスタートになる。この時点でホールは赤字で釘は閉まるというもの。

12~13割営業にチャレンジする場合、貯玉再プレイシステムは邪魔者以外でしかない。

「このシステムは、専業がアツい日だけ来てハイエナすれば、お金を使わずに出玉を増やせるんですよ。複数人で毎日複数ホール回るだけ。貯玉でおカネを使わない=売上か上がらない。売上にならない専業にひたすら出玉を提供するシステム。それが貯玉再プレイです。その分普段来るお客さんには負けてもらわないといけません。これが良いシステムだと思いますか?」とユーザーですら見抜いているこのシステムをいつまでパチンコ業界は使い続けるつもりだ。



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