パチンコ日報

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エロ雑誌とパチンコ

ananが特集した「SEXでキレイになれる」は2016年8月10日号だが、未だに中古市場で売買され人気の高さを誇っている。下着姿で表紙を飾ったのはAKB選抜総選挙で1位に輝いた指原莉乃。

ananのSEX特集は1989年に「セックスで、きれいになる。」をテーマにして話題となったが、 今号はその原点に戻り、「心もカラダも満たされるSEXは、女性を美しくする」ということに重点を置き、より女性の幸福感に寄り添う内容にしたいという想いから、いま一番女性の共感を得ている指原莉乃が登場した。

今、出版業界ではananが「SEX特集をやった時代もあったよね」と言われるようになるのではないか、と戦々恐々としている。

どういうことか?

「コンビニが成人雑誌を置かないことを決めた影響は、特にエロ雑誌一本で食っている中小出版社には死活問題です。本屋でも扱っているところもありますが、町の本屋もどんどん閉店している時代で、エロ雑誌は特にコンビニで売れる比重が圧倒的に多いですからね。コンビニが扱わないということは売り場を失うに等しい。ただでさえ、雑誌は発行部数を落としているのに、ますます売れなくなる」(編集者)

週刊ポスト、週刊現代はサラリーマン向けで、ヘアヌードグラビアやSEX記事がウリだったが、それすら成人雑誌指定を受けてしまうとコンビニで置いてもらえない可能性も出てくる。コンビニに置いてもらうために編集内容を自主規制する可能性も出てくる。

大手コンビニチェーンが2019年8月で成人雑誌の販売を取りやめる決定を下したのは、2020年の東京オリンピックで「海外の目を気にして」と言われている。

日本は公共の店でポルノ雑誌を販売することが許可されている唯一の先進国ともいわれ、東京オリンピック前に国際基準に合わせたことになる。

前出の編集者は「エロ雑誌とパチンコは似ている」と指摘する。

「パチンコは『路地裏の経済学』とも言われ、ひっそり営業するのが本来の姿でした。それがフィーバーの登場を契機に巨大産業へと発展し、全国展開のホールも現れ、パチンコのテレビCMもガンガン流れるようになった。遊技機も射幸性がどんどん過激になっていくから規制を受ける。業界が目立つようになったから叩かれる。だから依存症問題でもパチンコがやり玉に挙がる。風俗営業で取り締まられる業種は本来派手にやってはいけない」(同)

確かにパチンコが風俗営業であることを忘れてしまっている傾向は強い。

風営法の目的は善良の風俗と清浄な風俗環境を保持し、青少年の健全な育成に障害を及ぼす行為を防止することにある。



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