パチンコ日報

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ホール企業はしっかりとした将来のビジョンを描けているか?


都内のオフィス街を車の移動販売で弁当を売っているAさんがいる。年齢は30代前半。移動販売を束ねる会社と契約して、オフィス街を回っている。

Aさんと奥さんの二人三脚で手作りのアジアンテイストの弁当は600~700円。これが1日に50~80個を完売する。サラリーマンが飽きないように1カ所に留まることなく1日ごとに場所を変えるのが売れる秘訣でもある。

Aさんは学卒新卒でホール企業に入社した。一般業種はすべて落ちたが、4~5社受けたホール企業は全社内定をもらい、その中でも一番大手を選択した。

Aさんは入社してすぐに社風が自分には合わないことに気づいた。社員は自分のカラーを捨て、社員が同じ色に見えて窮屈でしかなかった。

Aさんは入社と同時におカネを貯める決心をした。入社1年目の給料で年間80万円を貯め、その後は毎年100~200万円を貯めて行った。入社したこの会社ではとにかく貯金するためだけに働くことに気持ちを切り替えた。

独立して飲食店を開業することに目標を置いた。

それ以外に、労働環境も耐えられなかった。ホール内はもちろん喫煙できるが、同僚も皆タバコを吸うので肺がんになるリスクが嫌だった。

飲食店を開こうと思ったのは、学生時代から自分で料理を作っていたためだ。料理は好きだった。

お店を持つには開業資金も相当額が必要になるが、車の移動販売ならAさんが貯めたおカネでキッチンカーは買えるので、移動販売に切り替えた。

実はAさんの移動販売車はオフィス街の移動販売車で「なぜ、この仕事を始めたのか」というテーマでテレビの取材を受けていた。

「仕込みは全部自分と奥さんでやっているので、労働時間は長くなりましたが、サラリーマン時代の年収には十分届いています」と胸を張るAさんだったが、顔出しはNGだった。

元同僚が放送を見た時に連絡してくることを嫌がったからだ。

テレビではオンエアーされていないがAさんはこう本音を漏らす。

「絶対に俺もやりたい、と言ってくる者もいるはずです。競争相手が増えるだけでそんなバカなことはしたくありません。儲かる情報を簡単に教えたくありません」

Aさんのいた会社では会社を辞めるために資格を取っている人が少なくないというが、会社に残るために資格を取る社風にしないと人材の流出は続く。その前に会社がしっかりとした将来のビジョンを描けないと不安で働けない、というものだ。



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