人手不足から24時間営業が問題視され、本当に24時間営業が必要かどうか議論されている。アルバイトが集まらないコンビニオーナーになると、自らが現場に立ち、年中休みもなく働き続け、手取りが20万円足らず、という過酷な実態まで浮き彫りになっている。
では、どうしてコンビニオーナーになったのか?
「おやじが昔から商売をやっていて、その店をコンビニにしたんですが、1カ月で音を上げたので、仕方なく私が去年の暮れからやることになりました」(Aさん)
自らが始めたのではなく、引き継いだ形だが、加盟店は24時間営業問題で違約金問題を請求する、と息巻いていたが、世論の反応を見て撤回した会社だ。
Aさんのコンビニは福島県にある。地域によって売れ筋は当然違ってくるが、Aさんのコンビニにはパチンコ・パチスロの攻略誌がほとんど置かれていないことに気づいた。
かつてはコンビの雑誌コーナーは攻略誌が百花繚乱状態だったが、攻略方法がなくなるごとに発行部数を落としてきた。加えて遊技人口も減れば、攻略誌を買う層も減る。売れなくなれば、コンビの棚から消えるのは当然の摂理だ。
Aさんは全盛期には攻略誌が何誌あり、今残っているのは何誌か、日報に調べてほしい、という依頼が来たが、そこまで調べる気力はない。
ここは博学のコメント子に期待しよう。
で、Aさんが思いついたのが求人誌とパチンコ雑誌の融合だ。
「コンビニには無料の求人誌のラックがあります。パチンコ業界の無料求人誌にパチンコ・パチスロ情報を織り交ぜる。パチンコ好きな人はホールで働くことも親和性が高い」
かつて、その手の雑誌はなかったか? あるようでない。記憶にない。
今、パチンコホールへ就職する新卒者の7割はパチンコの経験がないままに入ってくる。好きこそものの上手なりという言葉があるように、好きだからこそ頑張れるが、好きでもなく、仕方なく入ってくる学生も少なくない。
「ウチには去年専門学校を出て入社したモンスター社員がいます。決められた持ち場があるのに、我慢できずにその持ち場を離れる。何度注意しても同じことを繰り返す。叱ると不貞腐れる。休憩時間は仲間との会話もなく、ひたすらスマホゲーム。もちろんパチンコもスロットもやったことがないし、社員になってもプライベートではやらない。辞められると土日のシフトが組めなくなるので困る」(北関東ホール関係者)
パチンコ好きを集められるパチンコ求人誌はありだ。

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