テーマは社内不倫。
社内恋愛を禁止するホールと推奨するホールがあるが、社内不倫だけはいただけない。ホールに限ったことではなく、一般の会社でも社内不倫は珍しいことではない。
不倫の当事者は結婚している女性社員(35)と男性アルバイト(26)の2人だ。
不倫が発覚したのは女性社員の旦那が、妻の妊娠を知って、「相手の男を出せ」と会社に乗り込んできた時だった。それまでは、店長はもちろんのこと、社内でも2人が不倫をしていることは知られていなかった。
男性アルバイトは大学を卒業して4年ほど一般の会社へ勤めた後で、転職先を探す中でホールでアルバイトをするようになった。男性アルバイトは下ネタが大好きで休憩中は普段から、風俗へ行ったことも女性スタッフの前でも包み隠さず話すタイプだった。精力絶倫が自慢だった。
女性社員は結婚して旦那も子供もいる身だが、このところ、旦那とは性交渉もなく欲求不満になっていた。
精力絶倫男と欲求不満女が出会えば、肉体関係を持つまでに時間はかからなかった。最初に食事に誘ったのは欲求不満が募っていた女性社員の方だった。
旦那も子供もいるのに、避妊もしないで情事を重ねていた。その結果、不倫相手の子を身ごもってしまった。初期中絶で堕胎できる期間はズルズルと過ぎて行った。
妊娠したことを誰にも相談できず、お腹はだんどん膨らんで行った。
誰にも相談できないので、家でもいつも沈みがちな様子に気づいた旦那が問い詰めた結果、妊娠していることを明かした。女性社員は子供をおろす気はすでになかった。
「産みたい」と旦那に告げた。
「他人の子供なんか育てたくない!」
女性社員は離婚もしないで不倫相手の子供を産みたい、と身勝手なことをいったが、結局は旦那に慰謝料100万円を払って離婚。子供もおろした。
男性アルバイトは辞め、女性社員は精神的に塞ぎこんでいたので、休職扱いのうちに会社を辞め、2人の不倫話は店長の所で止めた。会社の上層部に知られたら、店長も管理不行き届きで降格となるからだ。
店長が今回の一件を他の役職に聞いてみたら、もう一人付き合っていた社員が判明した。
「社内不倫がバレルと店長の芽はないぞ」
当人を呼び出して本当のことを教えてくれと店長は迫った。
「旦那とうまく行っていないので、相談に乗ってくれといわれ、甘えてきたものですから…」
何と女性社員は同時期に2人と不倫していて、実はどちらの子か分からない状態だった。
女性社員は不倫相手はアルバイトの名前しか出さなかった。
一番助かったのは男性社員だったということになる。
あなたが、店長なら包み隠さず、会社に報告しますか? 社内不倫が起こらないような手立てはありますか?と投げかけたところで終わります。

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