パチンコ日報

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この際、版権を捨ててみますか?

「サブ基板で悪さをしていたものが、メイン基板に一本化されることで、悪さが一切できない。規則通りの機械になるので、これからはしょぼいものになるが、ある意味庶民の娯楽に戻る」と話すのはスロット開発担当。

1日最大に回して7000ゲームのスロット。今後純増2枚ということは、1日中ずっとATが掛かりっぱなしとして、理論上は1万4000枚出ることになるが、リプレイなどが20%あるということは、計算上は万枚は出ない機械、ということになる。

ATの制御もメインプログラムでやるということは、メイン基板の容量は限られているので、サブ基板でやっていたようなことができなくなった。つまり、AT機を継続して開発するにしても、抜け道がなくなったに等しくなった。

万枚出る機械は事実上作れなくなったわけだが、決して業界的に暗い話でもない。そもそも万枚は事故待ち状態ともいわれ、そうそう出るものでもなかった。

「純増3枚から2枚にスペックダウンするが、何も当たらなくて1時間に2万5000円吸い込まれていたものが、1万8000円ぐらいになる。吸い込みが緩くなり、消費金額が抑えられる分、出方も抑えられる。遊ぶことはできるが、万枚は出ないのだからATを作る意味もない」(同)

AT機がなくなって困るのは映像で食っていた外部委託メーカーだ。

「普通のボーナスゲームなら映像もいらない。映像がいらないのだから大型液晶もいらない。7が揃うと300枚出るので、ムダな演出もいらない。映像にカネを掛ける必要もなくなる」(同)

業界には版権詐欺にあったメーカーが何社かあったが、映像を使わなければ、版権詐欺に会うこともない。

機械代のコストアップにつながっていたのは、この版権と映像が元凶ともいえる。メーカーはこの版権と映像にカネをむしり取られていたわけだから、肝心のメーカーもそんなに儲かってはいなかった。

「版権はお客さんが望んでいるものではない。メーカーが売れると信じ込んでいるだけ。スロットもパチンコもまず、版権から脱却しないことには安い機械は作れない」(同)と断言する。

この業界ほど最終の消費者であるユーザーの声を聞かない業界もない。ホール側もホールコンピュータのデータだけで判断するだけで、直接ホール現場に出てお客の顔を見ている店舗責任者が少なくなった。

ユーザーを置き去りにして来たから今がある。

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