理由はパチンコや麻雀などの遊技を介護予防の主な訓練としていることは、高齢者の自立を支援する介護保険法の趣旨に沿わないと判断。日常生活を著しく逸脱した遊技や、疑似通貨など射幸心をそそり依存性が強くなる恐れがあるものの使用を禁止した。
介護予防とは高齢者が要介護にならないための訓練で、運動機能や口腔機能の向上を目的とした体操やゲーム、レクリエーションなどを通じて、高齢者が要介護状態へと進まないようにしている。
神戸市がカジノ型デイケアサービス施設に規制をかけた背景には、最近は遊技場のような施設まで登場しており、久元喜造市長は「過剰で不必要な介護サービスは保険料の上昇や利用者の自己負担増につながる」と説明している。介護保険を何でもかんでも適用するのはダメだということのようだ。
実際にカジノ型といわれるデイサービス施設とはどのようなものなのかを「デイサービス・ラスベガス」を例に紹介してみよう。
ブラックジャックなどのテーブルゲームやパチンコ・スロット、麻雀卓などがあり、カジノに近い遊びを提供している。
遊ぶためには疑似通貨であるベガスが必要になる。
このベガスをもらうためには、朝と昼の1回ずつ、ベガスストレッチという体操時間がある。これで体を動かすと1万ベガスがもらえる。
ちなみに、パチンコは1000ベガスで250玉出る。
どうして、このカジノ型が生まれたかというと、一般的なデイサービス施設を利用するのは7割が女性で、男性は家で引きこもっている。
それなら、男性が自ら来たくなる施設として考えられたのが、このカジノ型だった。思惑通りこのカジノ型では6割が男性だ。
利用者の男性客はいう。
「普通のデイサービスへ行っても童謡を歌わされたり、玉ころがしをしたりで、そんなのやってられん。ここは嫌々ではなく、楽しくて来ている」と利用者には好評だ。
毎日、ベガスの最高獲得者を写真付きで表彰しているが、それが名誉欲を促すことにもつながっている。
もちろん、介護保険が効くので要支援1の人で月額1837円で楽しめる。
神戸市は介護保険がカジノ型に使われることを嫌がっている。
では、所管する厚生労働省は今回の神戸市の条例をどのように見ているのか?
「現時点ではニュートラル。国として規制して行く考えはない。神戸市は介護保険の性質上なんでもかんでも保険が適応されることに待ったをかけたのだと思う」(介護保険担当)
民間サービスとしてやるのなら、神戸市もとやかくいう問題ではない。
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