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ホールが一つにまとまれば機械代も下がる!

先月、メーカーの機歴販売が今後はポイント制に移行するのではないか、とのエントリーをアップしたがホール側からの反応は意外と薄かった。



コメント数は22件あった。もっと危機感を募らせるコメントやら、反論があるのかと期待していたが拍子抜け。直接ポイント制に言及するコメントはほとんどなく、ホール側もあまりピンと来ていないのかも知れない。



この結果を見てメーカー関係者はこう語る。



「ホール側がコメントしづらいのは、メーカーの販売方法について諦めの気持ちの表れではないでしょうか」



この反応の薄さから、ホールはメーカーの掌の中で飼い慣らされていることがわかる。



「大手ホールとメーカーはうまくやっていますから、機械代が高いと言いながらもそれほど不満は出ていません。抗議も来ていません。五月蠅いのは中小ホールの小以下が納期に不満が出るぐらい。メーカーはそういうホールは最初から相手にしていません」



ポイント制のリークもホール側の反応を見る目的があったが、これではメーカー側を勇気づけるだけで、粛々とポイント制に移していくことも考えられる。



「抱き合わせ販売は独禁法にも触れるので、ホール5団体も申し出を受け入れる形で、団体合意が結ばれましたが、メーカーは口にこそ出しませんが、ホールのことを完全にバカにしていますよ。何よりもホールは機械がなければ営業ができません。何やかやと文句はいいますが、最終的には機械を買ってくれますからね。だから未だに抱き合わせまがいも販売をするメーカーもあります。メーカーにすれば、付き合いで買ってくれるホールを優先します」



強気な販売方法を取るメーカーを勇気づけるもう一つの理由が、ホールの内部留保だ。



ダイコク電機が過日、2012年度の業界総粗利額を3兆7800億円(前年比1.0%減)と発表した。4パチの不振が原因で下がり続けているものの、メーカーにすれば、下げ幅は前年対比で「たかだか1%程度」という認識がある。



まだまだメーカー側には楽観論があるので、不合理な販売方法がまかり通り、機械代を下げることはしない。



では、いつになったらメーカーの尻に火がつくのか?



「ホールには5団体あることがすべてです。各団体自主独立制とプライドがあるので、不買運動も含めてホール5団体の足並みが揃うことは絶対にありません」



ホール主導の業界にするためには、ホールが一団結することなのだが、ホールにはそれぞれの利害関係が複雑に絡んでいるので、簡単そうで簡単ではない。



ホール団体が5つもあるのはその表れである。



メーカー主導はどこまでもつづく。





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