ゴト師グループはバイオハザードが入っているホールならどこへでも遠征する。
これはバイオハザード5ゴトの実録だ。
ゴトに逢ったのは7月23日で形跡が感じられた。ホールが警戒していると25日に再びゴト師グループが来店してきた。
時刻は15:30。
グループは3人。壁役2人、実行役1人。
来店着席後、監視カメラから身を隠すように壁役がガード、その間に実行役が筐体左上部分に金属部品を挿入。
その時点で従業員が不審に思い、目視確認に行ったところで実行役の遊技者
はすぐに立ち去った。
実行役を追うように、他の2人もすぐさま退店。車両ナンバーの確認は出来なかった。
その時ゴト師グループが使っていた器具がこれ。

店に気づかれたと思って、慌てたのだろう。道具もそのままに逃走した。その置き土産でもある。
この不正遊技器具挿入の後は、手持ちの機械で電流を流し、サブ基板の2ピンコネクタ配線をショートさせ、ARTを直撃させる。いきなりART画面になり、残りARTも数千Gから開始する。
このホールには4台のバイオハザード5が1月から設置されていたが、ゴトに気づいたのは最近だった。
一難去って、また一難。
バイオハザード5ショックも覚め止まない2日後の27日、今度はマクロスコーナーで異変が起こった。
時刻は15:00頃。
アルバイトスタッフから事務所へインカムで次のような連絡が入った。
「途中交換をしたマクロス、3,000枚しか交換していないのに、液晶の獲得枚数表示が9,999枚です」
事務所でコンピュータのデータを確認し、差枚数と液晶表示がおかしいことを確認する。
再び交換に来たら店長が対応するので「データ確認のため、お待ち頂けます
か」と伝えるように指示を出した。
その直後、マクロスを打っていた当該遊技客が3,000枚のレシートを持ってカウンターに来たため、交換を止めた。
遊技者には「遊技機の異常が見られるのでメーカー確認とデータチェックをしますのでお待ち下さい」と伝える。
客は大人しく休憩コーナーで待機している。社員が遠巻きから見張り、逃走に備えた。
事務所では監視カメラのヴィデオを確認する。
13:00前に着席した男性が、遊技台左上筐体部分に異物を挿入している様子がはっきりと確認できた。
セットを完了するとすぐに離席すると、間髪を入れずウチコ役が着席。手持ちメダル数枚でART突入。明らかに様子がおかしいので、ゴト師とほぼ断定。
休憩コーナーで待っている遊技客とウチコ役は同一人物である。
「正常と確認が取れるまで交換は出来ない」と伝えたところ、逃走するどころか「納得がいかない」とクレームを言い出す始末。
ウチコ役もだだでは帰れないのだろう。1時間あまり押し問答が続いた。
遊技客はせめてとばかりに、遊技代の返金を求めてきた。
使った金額は3000円だという。
店側が名前と住所と連絡先に加え、身分証明ができる免許証の提示を求めたところ、それでもごねるばかりだった。
本当の善意の第三者なら身分証明になるものぐらい出せるはずだ。
下手に出ていた店長が一喝すると「もういい」と吐き捨てて店を後にした。
こういう場合、ウチコはゴトの証拠品を持っていないので、まったく悪びれる様子はない。
むしろ、善意の第三者を装う。

連続でゴト師に狙われたことで、ポスターで警戒すると共に、スロットコーナーは重点監視体制が続いている。

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