パチンコ日報

ニュースにならないニュースの宝庫 

1パチ160個、5スロ32枚交換で高稼働ホールが登場

「パチンコ店の従業員は他業界へのつぶしが利かない。マーケティングや色々な対応能力を含め、機械で業績を維持している店長は特につぶしが利かない」と断言するのはパチンコ業界40年のベテラン関係者だ。



18歳で会社を興し、それが大当たり。儲けたおカネは博打や賭けマージャンにつぎ込み、財産を失った。残ったのは借金だけ。



すべてを失いもぐりこんだのが、その日から雇ってもらえて、衣食住には困らないパチンコ店だった。



18歳で会社を興したぐらいだから、元々商才はあった。加えて、根っからのギャンブル好き。



客の立場になって、どうすれば客が喜ぶか。どんなサービスをすれば、リピーターになるかを日夜考えた。



人材もいな地方のホールで役職はすぐに上がった。



今まで考えたことを実践すると、売り上げも倍増した。たちまち、オーナーの信頼も厚くなり気がつけばNO2のポジションに就いていた。



高給取りになっていた。



夜の歓楽街の遊びは会社が持ってくれた。



ある程度貯金も貯まったところで、業界外の仕事がしたくなった。



外食のフランチャイズで5店舗まで増やした。



結果的にはある事情があって会社を畳むことになる。



そして、再び戻ってきたのがパチンコ業界だった。



「甘デジで2万円も負ける。これが大衆娯楽といえるのか。こんなことをしていたのでは、甘デジで4円の再生なんかできない。7&15の時代が一番バランスがよかった。売り上げも伸びて玉も出すことができた。今の時代、安くて、旨くなければ売れない。安いは1パチだが、旨いをいかに表現するかが課題になっている」



地方都市で、大衆娯楽を実践して高稼働を誇っているホールが遂に出現した。



1パチと5スロの専門店にして、パチンコは160個、スロットは32枚交換で営業している。



現在のユーザーの9割は等価交換が得と考えている。



そういう状況で低価交換ながら7~8割稼働を誇っている。



「近くに大学があるので、おカネのない学生さんが打っている。20円と4円をスパッと捨てたオーナーの勇気に敬服する」



換金した時の金は少ないが、遊べるほうをこの店のお客さんは選択した。



こういう成功事例が一つでも出ると、業界はそちらに一気に流れる。



真の大衆娯楽に戻るきっかけがやっと見えてきた。



「大衆の気持ちを勝ち取った者が勝ち組になる。この先、50銭パチンコでも経営が成り立つオペレーションができたホールが勝ち残る。ウチにはそのノウハウもできあがりました」



オーナーが贅沢な生活を捨てる日も近い。







人気ブログランキングへあなたのポチっ♪が業界を変える





※コメントには必ずハンドルネームを入れてください。コメントがエントリーになる場合もあります。