パチンコ日報

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パチンコ産業革命その2

■社会貢献



業界としての社会貢献の在り方は、なんなのでしょうか?

色んな意味合いがあるでしょう。 



一つは、人々のストレス解消に役立っている、次に金銭的に国、地方へ貢献する、大きく分けてこの二つに集約されると考えている。



ストレス解消は、遊技したことがある人にとっては誰でも経験したことがあると思う。



遊技台に相対する時、無の状態になれる時間が必ずあるはず。 



その時は常日頃の嫌なことなど微塵も感じないのである。ただただ遊技に没頭できる瞬間なのです。



その瞬間を得たいがために人々は遊びに来るのです。そして、さらに勝てれば言うことなしという感情も生まれる。ただその反対に負けた場合はストレスが倍化する恐れを秘めている。 



その顧客の心理状態をどのようにフォローしていくかも今後のホールとしての課題になっているのです。



そこを的確に捉え営業に生かしているホールがどれだけあるのか。顧客の大半は負けている人が多いと思う中、何らかの心理的見返りを求めている人がいるのも事実である。



通常の売買では金銭の対価として物品が提供されるわけだが、ホールの場合はそうでない。



一方的な負けという事実が存在する。 負けた時の心理状態は十人十色で金額によっても変わってくる。



少し負けと大きく負けでは、心理状態が大きく違う。少し負けの時はまだ遊ばせて貰ったぐらいに考えられるけど、大きく負けた場合は二度とくるか・・・とまで考えてしまう。



ただ多くの人がまた出向いてしまうのは、負けた額以上に勝ったことがあると推定される。



少なくとも自分はそうである。



ただ様々な心理状態が働く中、悲いかな犯罪に結びついていくことが起こっている。



パチンコ依存症とひと括りにされているものである。確かに自分もそうだが、遊技していると結構続けていきたくなるし、行かなければしばらく行かなくても大丈夫なのだ。



パチンコに行き続けると依存症状態となり、体がそして車がホールに向かってしまいやめられない。そうすると多くの人が負けているので自己範疇を超えてしまう人が出てくる。



借金をして首が回らなくなり犯罪に走ってしまうという図式である。



これでは社会貢献どころか社会悪にさえなってしまっている。

ここからの脱却を図るのは業界全体であるということを強く認識して進んでほしい。



■地域貢献



地域貢献というと必ず問題となって出てくるのが、地域住民の出店反対である。



大半の出店場所でこの問題が取り上げられ、横断幕を張り争いが起きている。たしかにホールが出店することによって色んな弊害が起こることも考えられる。しかし様々な面で相乗効果が起こることも考えられるわけである。

まず弊害から考えてみよう。



ひとつは駐車場での幼児放置などの事件事故が起こりうる。変な輩が出入りするので怖い。車の流れが多くなり事故の可能性がある。深夜まで騒々しくなる、車もだがとくに人の声が気になる。など沢山の問題点を抱えているのが実情である。一部のホールはこうした問題を解消するための努力を実施しているが、多くは成されてない。



例えば駐車場。



監視カメラ程度はよく見受けられるが、見回るガードマンの配置などは殆ど見受けられない。いたとしてもそこまで真剣に見回っているように見えない。あと酷いのは〔駐車場での事件事故は一切責任を負いません〕という看板。



一般論としてスーパーその他でもよく見るものだが、例えば遊技の後 車に戻ると引っかき傷があったり、こじ開けられて鞄を取られたりすると、ムチャクチャやり切れないと思う。



実際被害にあった人しかその気持ちは判らない。そのやり場はどこへ持っていっていいのか、特に負けた後だと悔しさは倍加する。



勝った後でさえ非常に気分が悪い。それではこの問題は看板一つでいいのかどうか真剣に考えてもらいたい。



次に相乗効果について考えてみる。



町、もしくは地域の活性化がひとつ。



とくにテーマパークがない地方などだと、テーマパーク的存在になりうることも出来、併設店舗など他業種にわたって、極端に言えばひとつのエリアとして成り立っていく可能性も秘めている。



近くにコンビニがあれば利用する人もいるだろう、ドラッグストアがあれば利用する人もいるだろう、飲食店があれば利用もするだろう。多くの人がその場所、その町にお金を落としていくことの経済効果は積もり積もっていくと非常に大きなものになるのは間違いない。



自分を含めてパチンコユーザーの金銭感覚はホールに入った時点で大きく狂っていることに気づく。そしてホールから出て行った時点で元にもどる。



具体的に言うと、ホールでは簡単に五千円は使うけど、昼食に五千円も使う人はそんなにいないと思う。スロットなどは千円で五十枚借りるわけだが、当たらなければ数分でなくなる。ラーメンには千円払わない。みんな解っていることだけど感覚を狂わせる異空間がそこにある。



ホールから自宅に戻るまでの間、異空間の周りには、日常の空間が必要なのである。



あと産業廃棄物としての問題解決も非常に大事なことである。ほぼ毎週にわたって多くのホールが入替をしているということは、それだけ多くの遊技台が撤去されているということである。それらはどこに行っているのか?



中古市場に売りに出したり、チェーン店であれば使い回ししたり、自社の倉庫に保管したり、運送会社の倉庫に保管したり、産廃処理場にもっていったりしているのである。



多くの業界がリサイクルに取り組む中、完全に取り残されているのがこの業界である。



一部ホール、メーカーが取り組まれているがまだまだ浸透していないのが実情である。



■福祉貢献



福祉貢献については、金銭的な面と物質的な面の双方から取り組んでいくことが先決であろう。 



金銭的なバックアップしかできない企業はそれでいいと思う。さらに物質的なバックアップが出来るならそれに越したことはない。大事なのはそのホール、企業に福祉貢献の意識があるかどうかなのだ。頭の片隅にもないようであれば正直先が見えているといっても過言ではない。



人員的に貢献していけることも忘れてはならない。



一人の人として、一組織として、貢献の仕方は沢山あるはずである。

そしていろんな貢献が業界誌の記事になるようではまだまだということ。当たり前の事として受け止めることができるようになりたいものである。







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